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Stable diffusion webui(AUTOMATIC1111) 導入とPytorch 2.0化

※現在、バージョンアップで普通に導入するとPytorch2.0になりますので、この記事は参考にせずに普通にインストールしてください。
オマケの部分くらいは参考になるかもしれません。

Pytorch 2.0化のついでに
windowsでのローカル環境構築をメモ的に書いてみます。

とりあえずCUDAが利用できるPC環境を用意しましょう。

簡単に動かしたい

PyTorch2.0で導入したい方は前半は飛ばしてください

インストール

CUDA tool kit 11.7をインストール
本体 Stable diffusion webui(AUTOMATIC1111)
sd.webui.zipをダウンロードして任意のフォルダに解凍

zipの中身

systemフォルダ内にgitやpythonが入っているのでおそらくそのまま動きます。(未確認:動かない場合はgitやpythonインストールしてください)

起動

run.batで実行
コマンドプロントが起動して
最初はいろいろダウンロードされます。
Running on local URL: http://127.0.0.1:7860
見たいな感じのが出てくるのでブラウザに貼り付けて完了です
終了させる時はコマンドプロントでCtlr+c

update.batでアップデート
environment.batでフォルダ等が定義されています。

設定

wubuiフォルダ内にある
webui-user.batを編集します

set COMMANDLINE_ARGS=
にオプションを追加していきます。
–xformers 定番の高速化
–lowvram 低メモリ
–medvram 中メモリ
–autolaunch 自動起動
-no-half-vae  真っ黒対策
-theme dark ダークモード
等々いろいろあるので必用なオプションを追加します。
例えば、
set COMMANDLINE_ARGS=–-xformers -–autolaunch --theme dark
こんな感じ、保存したら実行で新しい設定で起動します。

PyTorch 2.0での導入

先ほどのやり方で入れた方はバージョンアップが難しいので別フォルダに入れなおす形になります。

古い環境でインストール済みだった人は、
webuiフォルダ内にあるvenvフォルダを削除して仮想環境をリセットしてください。

そして最新のpython等をインストールしていきます。

とりあえずcudaも11.8を導入します。

GITインストール(インストール済みの人は飛ばす)

https://git-scm.com/downloads

ここからダウンロードしてインストール
次へ連打でインストールしてください。
アップデートする時は
検索にgitと入力して、
Git
 Bashを起動して
git update-git-for-windows
と入力してください

Pythonインストール

https://www.python.org/downloads/

から3.10系の最新版をダウンロードしてインストール
フォルダは好きな所でいいです


install画面

ここのAdd python.exe to PATHにチェック推奨です。

通常はこれでpathが通りますが、上手くいかない場合はシステム環境変数で検索して実行して環境変数のpathに追加してください。

環境変数

Add PATHで普通は通っているはずですが、
通っない場合は自分で入インストール場所のPATHを通して下さい
私の場合は
C:\Python\Python310\Scripts\
C:\Python\Python310\
にインストールしたのでこうなります。

webuiインストール

コマンドプロントでインストールしたいフォルダに移動して、
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
これでダウンロードが始まります。
インストール済みの人は
git
 pull
でアップデートしてvenvフォルダを削除しておきましょう。

起動する前にwebui-user.batを編集します。
@echo off
set PYTHON=
set GIT=
set COMMANDLINE_ARGS=–-opt-sdp-no-mem-attention –-opt-channelslast -–autolaunch --no-half-vae --theme dark
set TORCH_COMMAND=pip install torch==2.0.0 torchvision –extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118

call webui.bat
こんな感じですね
今回は–-xformersは不要です
-–autolaunch --theme darkは私の好みです
set TORCH_COMMAND=の後は今後のバージョンアップに合わせて下記URL等で確認して書き換え可です

これを実行するとPytorch2.0版でインストールされ起動します。

set TORCH_COMMAND=がないと
pip install torch==1.13.1+cu117 torchvision==0.14.1+cu117 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu117
が実行されて古いバージョンになります

ちなみに私の環境だとPytorch2.0の方がかなり高速でした。

オマケ

上手くインストールできない場合は,

venvフォルダ内の
\Scripts\activate.bat
のショートカットを作成して
ショートカットのプロパティのリンクの先頭に
cmd.exe /k
を追加して、このシュートカットを起動する事で
venv環境にパスが通った形でコマンドプロントが起動できます。

ここでうまく行かなかった部分を再インストールしたりもできるようです。
python環境はそのままでpytorch環境だけの更新ならvenvの削除はせず、ここで更新しても良いはずです。

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