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未来に大まかな見通しを・・・ 戦略的観点から、世界のニュースを分析する素人です。

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マガジン

  • 自由で開かれたインド太平洋戦略

    日本が発展するための生命線となる、自由で開かれたインド太平洋戦略に関連したニュース記事を集めています。

  • 株や世界経済の研究

    世界情勢の分析を、株式投資や金融商品に生かしたい記事集です。

  • 日本の未来予測(少子化・経済などを中心に)

    少子化問題と日本の未来について考えた記事をまとめています。

  • 宇宙・防衛・半導体・脱炭素産業に関連するはなし

    時にねらい目の株式銘柄を紹介しながら、宇宙・防衛・半導体・脱酸素産業を中心にニュース記事をまとめます。

  • 「世界最古の国・日本」戦略

    未来へ向けて日本という国のイメージをどうしていくべきか。過去を知り、未来へ生かしましょう、ということを提案しています。

最近の記事

  • 固定された記事

日本国は、氷河期世代を冷遇したツケとして、これから人口大減少というペナルティを負う【少子化問題の本質】

日本の少子化問題が叫ばれて久しいが、一向に抜本的な解決策は示されず、2022年の出生数は戦後初めて80万人を下回った。 第一次・第二次ベビーブーム時には出生数が200万人を超えていたことを考えれば、日本の退潮は明らかだ。 少子化対策・少子化対策と、政治家は声高に叫ぶけれど、その本質に目を向ける者は、マスコミ含めて少ない。 日本社会がこれから向かえる未曾有の少子化・高齢化社会は、第二次ベビーブーマー(就職氷河期世代)を冷遇した国家に対する罰ゲームなのだと思っている。 少

    • 日本製鉄のUSスチール買収は日本の世界戦略にとって吉か凶か?

      日本製鉄が、「古き良きアメリカの象徴」ともいえるUSスチールを買収する。ずっと気になっていたこのニュースだが、日本の世界戦略にとって吉か凶か判断つきかねていた。 そんな中、この買収に関する良記事を見つけたので、ここにピン止めしておく。 この記事の内容に入る前に、現在日本がおかれている状況から復習しておく。 世界のメガ構造の中で、アメリカ側につく日本現在世界では、自由民主主義諸国 VS 権威独裁主義諸国のバトルが、あらゆる階層で起こっている。 米中貿易「競争」は、「経済

      • 日米首脳会談及び岸田首相の米国議会演説【岸田氏は日本をどこへ導くのか?】

        国内ではいいところのない岸田首相・・・たった4万円の定額減税と引き換えに、「異次元の少子化対策」という名のサラリーマン家庭への負担増など、腹が立つことがたくさんあるものの、評価すべきは評価するというスタンスでなければなかなか世界情勢が見通せないというのがつらいところ・・・ そういう観点から、2024年の岸田首相の日米首脳会談と米国議会演説を分析してみたい。 史上二人目の日本の首相による米国議会演説岸田首相はこのたび、アメリカ議会で演説を行ったが、これは日本史上二人目の快挙

        • 第三次世界大戦は起こるのか?ポーランド首相「戦争前夜」、そして我々は何に備えるべき?

          ひとつ前にまとめたのは、「親ロシアのハンガリー首相及び市民が、いったい何を考えているのか?」という記事であった。 今回は対照的に「ロシアへの危機感が極めて強い」ポーランド首相の鳴らす警鐘についてである。 第三次世界大戦は起こるのか?ポーランド首相「戦争前夜」強国のあいだに挟まれ、歴史上なんども戦火に巻き込まれてきたポーランド。ウクライナが落ちれば、次はポーランドが戦場になる可能性が高いことから、ハンガリーとは異なりリアルに危機感を募らせている。 「戦後平和は終わった。い

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        日本国は、氷河期世代を冷遇したツケとして、これから人口大減少というペナルティを負う【少子化問題の本質】

        • 日本製鉄のUSスチール買収は日本の世界戦略にとって吉か凶か?

        • 日米首脳会談及び岸田首相の米国議会演説【岸田氏は日本をどこへ導くのか?】

        • 第三次世界大戦は起こるのか?ポーランド首相「戦争前夜」、そして我々は何に備えるべき?

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        • 自由で開かれたインド太平洋戦略
          3本
        • 株や世界経済の研究
          3本
        • 日本の未来予測(少子化・経済などを中心に)
          5本
        • 宇宙・防衛・半導体・脱炭素産業に関連するはなし
          9本
        • 「世界最古の国・日本」戦略
          6本

        記事

          ハンガリーのオルバン首相は何を考えているのか?そして市民の声

          ロシアと対峙するEU諸国。バルト三国やポーランドの緊張感は高く、ドイツやフランスなどの緊張感はやや低いなどの特徴があるが、その中でもハンガリーは異質の動きをしていた。 いわゆる親ロシアの立場を隠そうとせず、スウェーデンのNATO加盟にも最後まで抵抗したのがハンガリーだ。 単なる親ロシアとシンプルに考えて良いものなのか・・・ハンガリーのオルバン首相の頭の中がある程度わかるインタビュー記事があったので、ここにまとめておく。 ハンガリーのオルバン首相はいったい何を考えているの

          ハンガリーのオルバン首相は何を考えているのか?そして市民の声

          ウォーレン・バフェット VS AI:この先の株式市場の動向は?

          タイトルは・・・かなり「煽りタイトル」となってしまいました、すいません。 実際の内容は、下記、「バフェット氏の警告無視してAI時代に賭ける:TSMCの強気投資家」という記事に関する考察である。 ウォーレン・バフェット氏の言うように、株価は割高水準なのか?過去記事で、現在の株式市場の過熱ぶりに、世界一の長期投資家であるウォーレン・バフェット氏が警鐘を鳴らしているというものを紹介した。 この立場の人の発言は、「ポジション・トーク」も兼ねているので、それを考慮したうえでの咀嚼

          ウォーレン・バフェット VS AI:この先の株式市場の動向は?

          スウェーデン、フィンランドのNATO加入の経緯について詳しいまとめ

          スウェーデンのNATO加盟に関して、過去の経緯が簡潔にまとめられた記事があったので、ここにピン止めしておく。 スウェーデンは、クルド人問題を抱えるトルコ、および親ロ的なハンガリーの反対により、NATO加盟を阻まれていたが、特にハンガリーに対してEUは脅迫的な手段もとり、今回の加盟にこぎつけたというところである。 スウェーデン、フィンランドは、なんとなく日本から見て「平和的な」国のイメージがあるものの、ソ連やナチス・ドイツの侵略に悩み、その後独力で中立を保ってきた軍事強国で

          スウェーデン、フィンランドのNATO加入の経緯について詳しいまとめ

          アマゾンがふるさと納税に参入!そろそろ制度を見直すべき時期到来では!?

          アマゾンがふるさと納税の仲介業に乗り出すという報道があった。 アマゾンの参入は、利便性の面では国民にも大きなメリットがあるのだが、「そのこと自体が大問題」、という問題である。 すなわち、日本国内で還流されるべき税金が、どういうわけか米国企業に流れる仕組みが構築されることになる・・・ ふるさと納税の光と闇まずはじめに申せば、「ふるさと納税」自体は素晴らしいシステムである。 ふるさと納税誕生以前は、全てのお金の流れが「財務省」を経由することになっていた。地方にどれだけお金

          アマゾンがふるさと納税に参入!そろそろ制度を見直すべき時期到来では!?

          ウォーレン・バフェットは現在の株式市場をどう見ているか?

          日経平均はバブル後最高値を更新し、絶好調の一方、バブル期のような好況感にはほど遠い現状・・・ アメリカにおいても、急激な株高を警戒する声が出ているようである。 ウォーレン・バフェット氏。 バフェット氏の言葉は、「すぐには当たらない」が、「中期的には結構当たる」という印象である。正確な時期は忘れたものの、数年前に日本の円安を予想していたし、日本株が割安とみて日本株への投資を進めていた時期もあったと記憶している。 ということで、ウォーレン・バフェット氏が現在の株式市場をど

          ウォーレン・バフェットは現在の株式市場をどう見ているか?

          ボルトン氏の寄稿から世界情勢を読む

          アメリカ・トランプ大統領の元補佐官ジョン・ボルトン氏の米メディアでの発言をまとめた記事があったので、ここにクリップしておく。 ボルトン氏といえば、「悪魔の化身」とまで言われるほどの超タカ派として知られているが、少なくとも世界戦略に関する面においてはリアリストで、決してぶっとんでいるわけではない。 その思想は、アメリカの「同盟戦略&力の均衡」を重んじる古典的なもので、ある意味ではトランプ大統領よりもバランス感覚があるように思える。ボルトン氏の分析は、世界情勢を見るうえで、一

          ボルトン氏の寄稿から世界情勢を読む

          【GDP逆転!】ドイツの今後の見通しは?:ポテンシャル高いが苦しみもあるランドパワー大国

          ドイツ・・・日本と同じく敗戦国でありながら、その工業力・技術力で瞬く間に世界屈指の大国に返り咲いたという、日本と共通点のある国。 現在は、実質的にEUの盟主となっている。最近では、GDP3位・4位の日本とドイツの順位が入れ替わったという報道も、記憶に新しい。 「インダストリー4.0」といった概念を提唱し、「俺たちは技術でメシを食っていくんだ!」という覚悟を感じる・・・その爪のあか、日本にも飲ませたいと思っていたが・・・ 実態は、そうウハウハでもないようだ・・・という話を

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          子育て増税:異次元の少子化とは、いったい何なのか?

          異次元の少子化をうたった岸田政権・・・そのために、「国民ひとりひとり、月500円お願いします」 「!?」 自らの懐は痛まない政治家たち子育て支援金、国民ひとり月500円って・・・これ、増税ですよね!? あ~また、本当に腹が立つ。 インフレで苦しむ国民に、まいどせびる政府と財務省・・・。 「今年は米(こめ)が不作らしい」 「そうか、ならばもっと年貢を取らねば・・・!」 ってことですよ、日本政府と財務省。 米(こめ)が不作なら、年貢を増やすのではなく、「どうしたら来

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          イタリアのメローニ首相が来日して首脳会談

          イタリアのメローニ首相が来日し、岸田首相と会談した。 G7のなかでは存在感低めのイタリアだが、メローニさんが首相になってから少しずつ存在感を増している。 極右とみられていたが、現実的な範囲内でのタカ派政策をとっており、かなり有能な印象がある。EUやNATOとの連携重視派で、安心感もある。いまのG7首脳のなかでは一番好きかもしれないw 今年はG7の議長国で、昨年の議長国日本からの引き継ぎとなる。 もしもアメリカでトランプ政権が誕生すると、またG7軽視が始まるだろうから(

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          毒性を克服したアンモニア燃料船!:アンモニアのメリットとデメリットとは

          明るいニュースをひとつ。アンモニアの毒性を克服したアンモニア輸送船を、世界初で日本企業(日本郵船等)が開発することとなった。 このニュースを機に、「アンモニアとは何か?」について、簡単にまとめてみたい。 毒性を克服したアンモニア燃料アンモニア輸送船の建造・運航へ!日本の脱炭素技術で期待できるのは、水素とアンモニア、そしてつなぎとしての石炭、だと思っている。水素と石炭については、これまでたびたびまとめてきている(記事最後にリンク有)が、今回はアンモニアの番ということである。

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          フィリピンとベトナムの海洋協力の持つ意味:オセロの盤面がひっくり返る感じ

          「フィリピンとベトナムが、南シナ海における海洋協力の覚え書きを締結した」 という報道があった。これを見て、「おお~!!」と思った方は、かなりの世界情勢通です。 「えっ、日本、全然関係ない話じゃん!?ナニコレ?」 というのが普通の反応だろうと思う。 あまり意識の端にも登りにくいこういったニュースを見て、「おお~!」と思っていただける方を一人でも増やせればと思い、ここに簡単にまとめてみる。 フィリピンとベトナム、近くて遠かったその関係・・・現在、世界情勢の最上位にあるメ

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          トランプ大統領再爆誕なら、ポンペオ副大統領を望む・・・!そして麻生氏の動向。

          今回は立候補しなかったが、日本にとって最も良い米大統領たりえるのが、マイク・ポンペオ前国務長官だと思っている。そういう意味では、ニッキーー・ヘイリー氏よりも、もっと”推し”だ。 そんなポンペオ氏が日本に来ていたようである。 ペンスさんや、ボルトンさんのように、共和党系の人々にも敵だらけのトランプ氏であるが、ポンペオ氏が全力推しのようなので、トランプ氏が再登板すれば、ポンペオ氏はスタッフ入り有力だろう。国務長官再就任や、副大統領就任もありえる。 トランプ氏の「次」を考える

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