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第三次世界大戦は起こるのか?ポーランド首相「戦争前夜」、そして我々は何に備えるべき?

ひとつ前にまとめたのは、「親ロシアのハンガリー首相及び市民が、いったい何を考えているのか?」という記事であった。


今回は対照的に「ロシアへの危機感が極めて強い」ポーランド首相の鳴らす警鐘についてである。

第三次世界大戦は起こるのか?ポーランド首相「戦争前夜」

 欧州理事会(European Council)の前常任議長(EU大統領)でもあるトゥスク氏は、欧州のメディアグループLENAのインタビューで、「戦争はもはや過去の概念ではない。現実であり、2年前に始まった。現時点で最も懸念されるのは、文字通りあらゆるシナリオが考えられることだ。このような状況は、1945年以来だ」と述べた。

 「特に若い世代には衝撃的に聞こえるかもしれないが、戦争前夜という新しい時代が始まったという現実に慣れなければならない。誇張ではなく、日に日に明白になっている」とし、隣国ウクライナがロシアに負ければ、欧州で安穏とした気持ちで過ごせる人は一人もいなくなると訴えた。  

 2年余り前にロシアがウクライナに侵攻したことで、戦後平和は揺るぎないという欧州指導者の認識は根底から覆され、多くの国がウクライナへの軍事支援と自国の軍備増強のため兵器の生産を強化した。

上記記事より

強国のあいだに挟まれ、歴史上なんども戦火に巻き込まれてきたポーランド。ウクライナが落ちれば、次はポーランドが戦場になる可能性が高いことから、ハンガリーとは異なりリアルに危機感を募らせている。

戦後平和は終わった。いまは、戦争前夜だ

トゥスク氏の発言は、欧州が既に戦時経済へ向けた動きに入っていることを示唆する。すなわち、軍備の増強である。


写真ACより引用

日本の備えは?

「戦後平和は終わった。いまは、戦争前夜だ」

この認識は、我々日本人にも必要かも知れない。

特に、欧州が戦時経済に向かいつつあるという認識の中で、我々に何ができるだろう?

幸いなことに、今回日本は手をこまねいて指をくわえて事態の推移を見守っているだけではない。防衛費も増額され、武器輸出の緩和も視野にいれている。

現在、世界レベルでサプライチェーンの再構築が行われているが、武器や医療機器の輸出が今後増えるかも知れないということを頭のすみにおいて、多少は動けているように思う。

岸田首相はわけわからんが、こういう点においては多少なりとも功績がある。

あと、一般人としては、自分の健康と資産を守ることを考える必要があるだろうが、「戦時に株価がどう動くか?」ということについては過去記事にまとめているので、ご参照いただければ幸いである。

(画像は写真ACから引用しています)


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