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「世界最古の国・日本」戦略

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未来へ向けて日本という国のイメージをどうしていくべきか。過去を知り、未来へ生かしましょう、ということを提案しています。
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日本人はなんだかんだで太陽を崇める日の子らだな~と思ってみるお正月【初日の出】

なぜ人々は、「初日の出」を見に行くのだろう? 年始には「初日の出」の記事がかならず出るし、実際に早起きして見に行かれた方も多いだろう。 こういうのって、外国人の目にはどのように映っているのだろうかと、ふと疑問に思った。 そこで年初から、「初日の出」を求める日本の国民性という、餅よりも喉につまりやすそうな「重い話」をつれづれなるままに考察してみたいと思う(笑)。 日出る国かつて聖徳太子は、 「日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。つつがなきや。」 と中国の皇帝に

地球温暖化を防ぐためには森林の再生こそ本質なのに、森林を破壊している日本

森林の重要性に目を向けない、欺瞞に満ちたCO2削減 この社薈部部長さんの「チンギスハンが気温を下げた話」が素晴らしすぎるので、一人でも多くの方に見てもらいたい。 非常にザックリと言うと、 ということである。 つまり、大ざっぱに言ってしまえば「人間の活動で森林が減ると二酸化炭素は増加」し、「人間が減って森林が増えると二酸化炭素は減少する」。 結局のところ、地球にとって人間こそが一番迷惑な存在である、ということですw ・・・とは言っているわけにもいかず、人類は繁栄しつ

日本最古級の縄文遺跡・大平山元遺跡にて日本人のルーツを妄想する

「世界最古の国・日本」のルーツともいえる縄文時代が、意外と先進的で文化レベルが高かったことが分かってきている。 そんな縄文遺跡群が世界文化遺産に登録されたわけであるが、その中でも「最古」の大平山元(おおだいやまもと)遺跡にフィーチャーしてみたい。 大平山元(おおだいやまもと)遺跡とは?青森市から車で40分ほど走った津軽半島の中ごろにある大平山元遺跡は、世界文化遺産に登録された縄文遺跡群の中でも「最古」である紀元前13000年ほどのものと推定されている。 「現在のところ北

気候変動を乗り越えた古代日本人:日本型SDGsこそ世界を救う!

とたいそうなタイトルをつけてみたが、これはもちろん私のオリジナルではない。SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が広まって久しいが、「SDGsは縄文文化にこそ答えがある!」と銘打つ書籍はたくさんある。例えば、こんなのとか。 こういった考え方は、世界の問題を解決するうえで、本当に重要なことだと思うので、独自目線での考察を付け加えつつ解説していきたいと思う。未来の答えは、過去にある。 縄文時代を襲った気候変動縄文時代は、「遅れた原始人の時代」ではなく、当時としてはかなり先進

「世界最古の国・日本」戦略:縄文文明に日本人の起源をみる

日本は、現存する世界最古の国である。そして、文明としても、世界最古級の一つである。 本日は、神武天皇による「日本国建国」よりさらに1万年遡る歴史をみていきたいと思う。 1万年前の日本北海道~青森県・岩手県・秋田県にかけて点在する「縄文遺跡」は、古いものでは紀元前13000年に遡るとされるものであり、これはいわゆる世界四大文明をも超える可能性がある超古代文明の残滓である。 この縄文遺跡群は2021年に世界文化遺産に登録されている。日本には、ファンタジーではなく、超古代文明

「世界最古の国・日本」戦略:未来に羽ばたく新たな日本のミッション・ステートメント

「世界最古の国」・・・ゲームのようなその響き、なんとオタク心をくすぐることだろう。 しかし、これはゲームやアニメのファンタジー世界の話ではなく、現実の世界の話である。 そう、私たちの住む日本は、現存する世界最古の国なのである。 日本のルーツを辿る西暦2023年は皇紀2683年、すなわち、日本は建国以来2683年経っている。 毎年2月11日は「建国記念日」として祝日になっているが、これは初代天皇たる神武天皇が即位したと推定される日である。かつては紀元節と呼ばれた。「神話