芸術・文化

あの名作ゲームのコミカライズが原作ファンを虜にした2つの理由『サクラ大戦 漫画版』

あの名作ゲームのコミカライズが原作ファンを虜にした2つの理由『サクラ大戦 漫画版』

【レビュアー/澤村晋作】 先日、『サクラ大戦 漫画版第二部』の最終巻となる8、9巻が発売になりました。 「サクラ大戦」と言えば、もとはセガサターンのゲームで、太正時代(大正をイメージした架空の時代)を舞台に、普段は帝国歌劇団として歌舞音曲で人々の心を潤し、有事には帝国華撃団として悪と戦う少女たちを描いた痛快活劇です。 その漫画版は第一部と合わせると全18巻という、ゲームのコミカライズ史上においても類を見ない大ボリュームの作品でした。 ゲームを元にしたオリジナル作品なら

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「ドラキュラ」のモデルとなった、恐怖で国を守った英雄の歴史大河ロマン『ヴラド・ドラクラ』

「ドラキュラ」のモデルとなった、恐怖で国を守った英雄の歴史大河ロマン『ヴラド・ドラクラ』

【レビュアー/竹谷彰人】 ゾンビの文化的”祖先”実は、格闘能力の高いゾンビがいます。 外出が自粛されてから早くも一年、漫画を始め自宅で楽しめるコンテンツの需要は日々高まっていますが、とりわけアニメやドラマ、そして映画をひたすらに供給してくれるものにみんな大好きNetflixがあります。 また、Netflixには、AmazonプライムビデオやHuluといった他の動画配信サービスと同様に、オリジナル作品というものが存在します。Netflixでしか観られない、独自で製作した映

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『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』あの天才漫画家、手塚治虫にも売れない不遇の時期があった!?天才は凡人が考えつかない程の努力でそれを最終的には乗り越えてしまうのだ!!!

『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』あの天才漫画家、手塚治虫にも売れない不遇の時期があった!?天才は凡人が考えつかない程の努力でそれを最終的には乗り越えてしまうのだ!!!

※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部) 【レビュアー/堀江貴文】 手塚治虫について解説はほとんど必要ないだろう。 誰しもが認める現代日本のストーリー漫画の礎を築いた人物だ。彼については彼の弟子や後輩漫画家達が様々な作品で言及しているので、トキワ荘時代の超人的な努力だったり、もともと大阪大学の医学部を卒業して医学博士であったりとか、とにかく面白いエピソードに事欠くことがない人物であるのは間違いない。 しかし、この創作秘話は違

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『孤独のグルメ』だけじゃない。世界が認める漫画家・谷口ジローの魅力をコルク・佐渡島庸平が語る

『孤独のグルメ』だけじゃない。世界が認める漫画家・谷口ジローの魅力をコルク・佐渡島庸平が語る

こちらの記事は「編集者 佐渡島チャンネル【ドラゴン桜】」で佐渡島 庸平氏が紹介した漫画の文字起こし記事です(東京マンガレビュアーズ編集部) 今日は「必読マンガ家シリーズ」をご紹介したいと思います。もう読んでいないと人生を損している。いや、読んでいないからこそ今から一気読みできて、人生がより楽しくなる。そんな漫画家を紹介するコーナーです。 今回は谷口ジローさんを紹介したいと思います。 『孤独のグルメ』だけじゃない。谷口ジローは世界的に人気のある、芸術性の高い漫画家だ。皆さ

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「3月、棋士はライオンになる」タイトルの意味を知り、名作の奥深さに触れる『3月のライオン』

「3月、棋士はライオンになる」タイトルの意味を知り、名作の奥深さに触れる『3月のライオン』

【レビュアー/竹谷彰人】 皆さんに、才能はありますか。 竹谷には、そう呼べるものが現在ありません。しかしそれでは万事生きるには大変だからと、道中拾った石ころを磨いて周囲に玉であると認めてもらえるよう、日々どうにかなりそうだと少し切歯扼腕しながら生きています。 今回のレビューを書くにあたり、「才能って何だろう」などと青そうなことを改めて考えました。もちろん、その答えは千差万別でしょうし、真の天才というような方々からすれば「考えたこともない」と一蹴されそうな問いだとも思いま

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「〈社会包摂〉をめざす〈アウトリーチ〉」の理念と実践を理解するための補助線:2010年代以降の文化施策が踏まえている二つの文脈

「〈社会包摂〉をめざす〈アウトリーチ〉」の理念と実践を理解するための補助線:2010年代以降の文化施策が踏まえている二つの文脈

この文章では、2010年代以降、文化芸術の現場でキーワードとなっている「〈社会包摂〉をめざす〈アウトリーチ〉」という概念について、主に文化施策史や美術史などの歴史的な経緯を振り返りながら、丁寧に整理していこうとしています。 〈社会包摂〉をめざす〈アウトリーチ〉? 2017年、「文化芸術振興基本法」が「文化芸術基本法」と改まりました。この改正の主眼を端的に示す新設の第二条第10項では、「文化芸術に関する施策の推進に当たっては、文化芸術により生み出される様々な価値を文化芸術の継

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どうして芸術が必要なのかというと人は感情で生きているから

どうして芸術が必要なのかというと人は感情で生きているから

文化芸術は不要不急なのか バレエなんかいい加減にしなさい。趣味なんだから。と子どもの頃から言われてきました。 わたし自身は人生そのものが踊りの為にあると早くから結論していました。自問自答して「どうしてもそうしたいなら仕方ないね」って手放していたので、文化芸術を軽んじる風潮には不満を感じていたのです。 それがこの二年で顕著な問いとして現れたような気がします。 人は感情から始まる生きもの 動き、はすべて感情から始まっています。喜怒哀楽という意味ではなく、動きたい、と思う

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【音漏れ注意】漫画表現の限界にして到達点!! ロックという合法の快楽に酔いしれる『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』

【音漏れ注意】漫画表現の限界にして到達点!! ロックという合法の快楽に酔いしれる『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』

【レビュアー/おがさん】 天才は27歳で死ぬ。 音楽業界でまことしやかに語られるこの都市伝説は、海外の伝説的なミュージシャン達が27歳で亡くなったことに起因しています。 ブライアン・ジョーンズ(ローリングストーンズ)、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーン(ニルヴァーナ)、ジム・モリソン... 死因はいずれも不明瞭なものが多く、27歳で亡くなったミュージシャン達は「The 27 Club」と総称されます。その中にジミ・ヘンドリクス(通称:ジミヘン)がいます。エレキギタ

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【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】星を見るものたちが受け継いだ苦難とロマン『チ。―地球の運動について―』

【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】星を見るものたちが受け継いだ苦難とロマン『チ。―地球の運動について―』

【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】は、漫画を愛する堀江貴文氏が超多忙を極める合間に読んでおもしろかった作品を毎月レビューするコーナーです。長文レビューもあれば超短文レビューもありますが、そこはご愛嬌。本当におもしろいと思ったものしかレビューしませんので、どうぞお付き合いください。(編集部) 【レビュアー/堀江貴文】 私は完全なるファンタジーものなどのフィクションよりもノンフィクションものの小説や漫画を好む。 もちろん脚色はされているのだけど、結末もわかっているのだけど歴史

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