思い過ごしかもだけど、あれは女性差別が発端だったのかな?

昨日、ある記事がふと目に留まって読んでいるうちに、ある記憶が甦ってきました。

取材を受けていた方が発した「美大の学生は女性が多いにもかかわらず、教員が男性ばかり」という言葉に、「あいちトリエンナーレ2019」開幕前の津田大介芸術監督が仰っていたことが重なったのです。「美術家を目指す女性は多いのに、大成する人が少ない。これは美術展で男性作家の作品が多く展示されることに原因がある。だから、今回は女性の作品を半数は集める。」かなり薄らいでいて、「こんな趣旨だった気がする」ぐらいの記憶ですが。

ご存じの通り、「あいちトリエンナーレ2019」は大阪・維新の会と名古屋市長河村たかし氏が扇動した騒ぎにより、混乱に陥りました。女性作家にとっては大きなチャンスだったのに、残念ながら全く話題になりませんでした。地方ニュースで津田氏のインタビューを聞いて「それはよいこと」と喜んでいたのに、昨日あの記事を読むまで、私もすっかり忘れていました。

流石に考えすぎかと思いますが、あの騒ぎは「あいちトリエンナーレ2019」の選考から漏れた男性作家が誰かに耳打ちして起こしたのかも…などとモヤモヤしたものが胸の内に沸き上がりました。だとしたら、随分な策士ですが。いや、まさかね……

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