現代の感性で読む近代文学: 『にごりえ』(前編)

「夏目漱石」「太宰治」「芥川龍之介」……
 名前はよく知る、あの文豪たち。でも教科書以外で読んだことはない。
 しかし、「名作」と言われるからには、それだけの理由があるはず。

 そこで、令和を生きる25歳の私が、近代文学の名作を読んで感じたところを記しました。

 今回は、樋口一葉『にごりえ』です。

1.20代のときの樋口一葉

 一葉は私と同年代のとき、どんな人生を送っていたのでしょうか

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読書感想文(9)樋口一葉作『にごりえ・たけくらべ』(岩波文庫)

はじめに

この本を読んだきっかけは、書店でふと目に留まったことです。何か日本文学を読もうかなと思って本棚を見ていると、なぜか目に留まりました。そして昔、友人に樋口一葉の作品の何かをおすすめしてもらった事を思い出し、買うことを決めました(ちなみに後で確認すると、おすすめしてもらったのは「闇桜」でした)。

この本にはタイトルにある二つの作品が収録されています。元々は違う本に書かれた作品なので、それ

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♪───O(≧∇≦)O────♪
3

Cher monsieur 武田

Cher monsieur 武田
夢と現実... たまに現実を抜け出して夢の世界に浸りたくなるものね、人間て。
明治の世界を旅したくて、樋口一葉の「にごりえ」と「たけくらべ」を読んでみたんだけど、よく分からなかったわ。言葉が違えば、環境も異なる。人々の価値観も全く違う。
私、自分の想像力の無さを恨むわ。人の心が分からないって哀しいことね。
J.P

Merci beaucoup!
4

一葉を思う――「一葉記念館(入谷)」

一葉の文はいつも降雨のあとの湿気をはらんだ濃い、夜の匂いがする。
 それについて私はだれかに問うたこともなければ、調べたことのあったわけでもなく、それが私のドグマであればいいのだと思っている。
 私だけが身勝手に嗅ぎ取る、奇妙な憧れの匂い。

 さやけき月に風のおと添ひて、虫の音たえ/″\に物がなしき上野へ入りてよりまだ一町もやう/\と思ふに、いかにしたるか車夫はぴつたりと轅を止めて、誠に申かねま

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幸福な少数者へ(スタンダール)
6

浅草散策はじめ

樋口一葉記念館

樋口一葉
誕生日が1日違いでちょっと嬉しい
通学困難で辞めたそうだが4歳で小学校へ入学する利発さ

24歳で早逝する前の数年間で残した数々の作品
和歌や古典文学に親しんだとはいえ
その若さで、心の機微に触れるものをすくい取り表現する巧みさは凄い
大胆に、また、そこはかとなく切なさが漂うお話ばかり
天才

たけくらべの他にもいくつか現代語訳を読み面白かったので他にも読みたいが沢山は

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ありがとうございます^ ^ 嬉しいです!
8

019.大つごもりと笠地蔵

毎年、年の瀬になると、ふたつの話が浮かんできます。まずひとつ目は、樋口一葉の「大つごもり」という短編です。「大つごもり」というのは「大晦日」という意味です。青空文庫で読むことができます。

この話のあらすじは次の通りです。
(ネタバレなので知りたくない方は網掛け部分を飛ばしてください)

早くに両親を亡くし伯父夫婦に育てられた十八歳の主人公お峰は、伯父が病の床にあると知り、大金持ちだけれど吝嗇で冷

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ありがとうございます。
1

たけくらべ

吉原近く

下町風俗、情感溢れる子供たちの姿
微笑ましい背のび
不器用な恋心
少女が少女でなくなる様

何とも何とも
胸がきゅっとする

哀しさ
切なさ
スッと爽やかさのあるお話

樋口一葉さん
すごい
面白い
さすが5千円札
にごりえも読みます
樋口一葉記念館行こう

度々トライしては挫折した原文を理解するのはまだ難しそうなので

他の方々の現代語訳も読んでからにしよう
読み比べも楽しかろう

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ありがとうございます^ ^ 嬉しいです!
9

樋口一葉『大つごもり』論

「おゝ堪えがたと竈の前に火なぶりの一分は一時にのびて、割木ほどの事も大台にして叱りとばさるゝ婢女(た)の身つらや」

 かかる引用からも感じられるように、『大つごもり』を、厳しい境涯を甘受している下女の物語」という主題の下、私小説的に読む事に無理はない。実際、樋口一葉は17歳の頃の父の死をきっかけに生活苦を余儀なくされている。
窮乏生活で艱難辛苦した一葉の自叙伝的性格の点出は、「女性の哀れさ」を

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【現代語訳】樋口一葉『雨の夜』

雨の夜

【訳】
 今年は一体どうしてこうも背が伸びないのかしら、なんて言っていた庭の芭蕉が、夏の終わりに二三日暑い日が続いたと思ったらあっと言う間に驚くほど成長してしまって、垣根の上に見える葉だけでももうすぐ私の身長を追い越しそう。だけどあんまり背が高いもんだから、秋の風がちょっとでもそよそよ吹けば、端っこの葉から頼りなく揺れて、雨の夜なんかのその様はあまりにももの悲しい。草むらのコオロギの歌を

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オーストラリア131日目

本日はデイオフでした!
昨日はゴールドコーストに行ってきたので寝るのが遅かったのもあり、良いタイミングでとったな〜と!!

シェアメイト2人もデイオフだったので、お昼は3人で韓国風しゃぶしゃぶに行ってきました!

韓国風のお店だったので韓国のお土産がいくつか置いてあり、その中に韓国のお札をモチーフにした携帯カバーがあったのですが
「この人だれ?」とシェアメイトに聞いたところ、王様(世宗(セジョン)

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