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イチ書店員が「新紙幣発行」に思うこと

先週末、同僚たちの雑談を耳にして思い出しました。「そういえば7月3日から新紙幣が発行されるんだ」と。

職場の有人レジはアナログゆえ影響はなさそう(難しいかもしれないけど、できたら最新鋭のものに入れ替えてほしいです。誤差が減り、レジ締めに要する時間もかなり短縮されるので)。問題はセルフ。大丈夫とは聞きましたが、よもやのトラブルが起こらないとも限りません。繁忙期にいちいち旧紙幣と両替とか考えたくない。

新紙幣は一万円が渋沢栄一で五千円が津田梅子、そして千円は北里柴三郎です。夏目漱石、樋口一葉の文豪ラインが途切れてしまって寂しい。復活するとしたら本命は司馬遼太郎でしょうか。

なお二千円札はそのままです。ウィキペディアいわく「流通枚数が少ないことや、日本銀行に保管されている未使用の在庫が無駄になるとの理由で刷新の対象にならなかった」とのこと。

海外のお客さんが高確率で二千円札を出してきます。受け取った若いバイトの子が「これ使えるんですか?」と社員に確かめているのを見ました。気持ちはわかる。私も新人の頃、オリンピックか何かの記念硬貨を出されて戸惑いましたから。

通常のものよりも少し重かった記憶があります。使えるけど、レジに吸い込ませることはできなかったような(そりゃそうか)。

話を戻します。

これを機にキャッシュレス化が加速するのでは、という意見を目にします。たしかに国の狙いのひとつかもしれない。ただシステム障害が頻繁に起こる現状を見ると、やはり現金も持たねばと感じます。特にQR決済は早くて便利だけど、支払いのときに急に繋がらなくなることが珍しくないので。

最後にオススメの新刊を。

経済と東洋道徳こそ、日本という車に不可欠な両輪。政治家の人にも読んでほしいです。

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