ロマンポランスキー

わたしの好きなもの-③映画

好きな映画と聞かれたら

ナスターシャ・キンスキー主演の

『テス』〈ロマン・ポランスキー監督・英仏映画〉が思い浮かぶ。

随分前、1979年公開。

彼女の大きな

豹のような、

世の無条理に挑むような

鋭い瞳にくぎ付けになった。

見ていない方に簡単に

ストーリーを説明すると、

19世紀末の英国の

貧しい農家に生まれたテスは

成長するとその類まれなる美貌を

見込まれて、遠縁の貴族

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あるものを否定して、無いものを肯定する
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「袋小路」(1966)

「反撥」に次ぐポランスキー監督の第三作は「袋小路」で、今度はドヌーヴのお姉さんフランソワーズ・ドルレアック出演。

人里離れた場所に住むカップルのところにギャングがやってきて、何かを待っているというのはジョン・ヒューストンの「キー・ラーゴ」を思わせますが、スリルとサスペンスに満ちたハリウッド映画と違って、これは不条理コメディ。なにしろ、ここに住む夫婦はツルツル頭の中年男ドナルド・プレザンスと現代娘

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「反撥」(1965)

イギリス映画「反撥」(1965)はロマン・ポランスキーの「水の中のナイフ」に次ぐ長編二作目。

美容院で爪の手入れを担当しているカトリーヌ・ドヌーヴは、とても内向的。彼女の精神状態が悪化し、殺人を犯すまでに至るという話をストレートに語っており、しかも面白い(しかも低予算)。ドヌーブの一人称映画で、最初から最後まで出づっぱり。壁にひびが入ったり、壁から手が出てきたりと、彼女の心のイメージが映像化され

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Roman Polanski : A Retrospective

写真満載の大きな本。ロマン・ポランスキーの作品を古いのから順番に論じていますが、文章よりも写真の多さに圧倒されます。ポランスキーが前文を書いているので、お墨つきなんでしょう。重くて寝転がって読めないのが玉にキズ。

2013年8月22日

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テス

----この記事には映画のネタバレが含まれています。----

美しいテス。貧しい家族。
何も知らない純粋なテスは、お金という力に組み伏せられる。

男二人は違った過ちを犯し、彼女をどん底に突き落とすが、彼女はそれでも真実の愛を貫き通そうとする。

どんな過酷な時でもテスの美しさ、気高さは変わらない。

テスは悪くない、テスは悪くない。

美しい風景、自然が彼女の過酷な運命をよりくっきり浮かびあが

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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

原題:Once Upon a Time... in Hollywood
監督:クエンティン・タランティーノ
製作国:アメリカ
製作年・上映時間:2019年 161min
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、アル・パチーノ

 テレビスターのリック・ダルトン(ディカプリオ)とスタントダブルのクリス・ブース(ブラッドピット)の衰退と友情の物語、簡単に要約するとこう

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読んでくださってありがとう
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