Cinechameau

2019年3月、突然亡くなった叔父。彼の日記とも言えるFacebookをnoteに移し…

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2019年3月、突然亡くなった叔父。彼の日記とも言えるFacebookをnoteに移しました。 叔父は翻訳家で、映画をこよなく愛する人でした。 姪の私は、そんな叔父が大事に書き残したもうひとつの日記を失くしてしまいました。

最近の記事

御礼、叔父の死に際して

今まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。 このnoteは、2019年3月9日、心不全のため享年62歳で突然この世を去った叔父のFacebookを移したものです。写真も叔父が撮影したものです。 きっかけは、昨年2020年4月、叔父がFacebookよりだいぶ以前から、@nifty ブログ「ココログ」に膨大に書いていた映画の考察日記が、すべて消えてしまったことでした。 私や親戚一同、解約の条件等をきちんと確認しないままプロバイダを解約してしまい、問い合わせた

    • 二日ほど前から風邪をひいたらしく、まったく動けず。今日はいくらか回復。 2019年3月8日

      • 「続・荒野の用心棒」(1966) 「殺しが静かにやって来る」(1969)

        今日は二週間に一度の通院で、母とタクシーで行く。まわりからは母を世話するやさしい息子だと思われているけど、病院嫌いの大人がいまだ母親に付き添われているのが実情。 さて、今週の我が仮想名画座の上映は二本立て。私がテレビで毎日映画を見ていた1970年代前半は、60年代後半に劇場公開されたマカロニウェスタンをよく放映していたんだけど、ワイドスクリーンがテレビサイズになっているし、吹替えだし、音楽だってオリジナルかどうか怪しいし、いくらかカットされていたのだろうしで、よりオリジナル

        • 「シャレード」(1963)

          50年代のMGMミュージカルコメディ同様に軽妙なスタンリー・ドーネン監督のミステリーコメディ「シャレード」。 機嫌が悪かったおとつい拝見して、あまり集中できなかったけど、それでもジバンシイを着たオードリー・ヘップバーンはきれいでした。 2019年3月3日 ·

        御礼、叔父の死に際して

          10年前、自分の心臓が悪いと知ったとき、まず思ったのが「母より先には死ねない」。しかし、看護師だった姉や看護師の姪っ子たちがいるので、相談したら、何かあればそっちの施設に入れてくれるとのこと。じゃあ、気兼ねなく先に死ねる。 2019年3月2日

          10年前、自分の心臓が悪いと知ったとき、まず思ったのが「母より先には死ねない」。しかし、看護師だった姉や看護師の姪っ子たちがいるので、相談したら、何かあればそっちの施設に入れてくれるとのこと。じゃあ、気兼ねなく先に死ねる。 2019年3月2日

          「雨に唄えば」 (1952)

          「雨に唄えば」は70年代にテレビで二度拝見して以来で、実に40年ぶり! この間、評価が高まり、10年ごとに世界の批評家が選ぶ映画史上の名作では、1982年に「市民ケーン」「ゲームの規則」に次いで「七人の侍」とともに3位! スタンリー・ドーネンと主演のジーン・ケリーが共同監督した1952年のMGMミュージカルで、67年も前だから、ドーネン監督が亡くなったことで主要メンバーは誰もいないくなる。と思ったら、最初の試写会シーンで最初に車から降りてくるスターを演じているリタ・モレノ

          「雨に唄えば」 (1952)

          「星の王子さま」(1974)

          誰かが言及していなければ一生見ることがなかったであろうサン=テグジュペリ原作「星の王子さま」の映画化。先日亡くなったスタンリー・ドーネン監督による1974年の米英合作ミュージカル。 2019年2月28日

          「星の王子さま」(1974)

          多重録音機

          楽器の買いすぎに注意しましょう!カードが使えなくなったので調べてみたら、買いすぎで利用限度枠が残り少なくなっていたのでした。ま、悪用された場合の被害を抑えるために少なめに設定していたからなんだけど。 で、限度額を設定し直して購入できたのが多重録音機。パソコンの無料ソフトで十分なのかもしれないけど、ツマミの多い実物の機械を見ると興奮してしまう世代。横30センチ、縦20センチほどのA4サイズなのもニクい。 2019年2月27日

          多重録音機

          「おとし穴」(1962)

          先日亡くなられた佐々木すみ江さんは1962年の勅使河原宏監督の「おとし穴」が印象的でした。 このDVDを見たのが2008年初めで、ちょうど「篤姫」の養育係を好演していたころ。白いスクーターに乗った白いスーツの田中邦衛が井川比佐志を殺し、誰もいない炭坑町で駄菓子屋を営んでいる彼女も殺す。みんな幽霊になってよみがえるんだけど、殺されたままの格好だから、彼女はずっと下着姿で熱演。 白黒の風景が魅力的で、ユーモアを含んだ奇妙な味わいのある面白い作品でした。 2019年2月23日

          「おとし穴」(1962)

          Bert Jansch「A Man Id Rather Be」

          二か月ごとにカタログが送られてくるタムボリンで購入したバート・ヤンシュの一枚目から四枚目のセット。 「Bert Jansch」(1965)、「It Don't Bother Me」(1965)、「Jack Orion」(1966)、「Bert and John」(1966)。 2019年2月22日

          Bert Jansch「A Man Id Rather Be」

          「The Visual Story」

          一分間でまるわかり。「The Visual Story」 という本。 写真や図がいっぱいで楽しい。内容は「対比と類似」「空間」「線と形」「トーン」「色」「動き」「リズム」「ストーリーと視覚構造」。アルンハイムの「美術と視覚」を思い出しました。 2019年2月15日

          「The Visual Story」

          「続・荒野の用心棒」(1966年)

          なつかしいなあ、「続・荒野の用心棒」。 先見の明があれば、そんな邦題じゃなく、「ジャンゴ」という言葉を題名に入れたのに。♫ジャンゴー、アイアマトソーレ♫ と聞こえるテーマ曲がカッコよかった。 後年、サブちゃんが歌っているとか。ガトリング砲という武器名もおぼえてしまった。 2019年2月13日

          「続・荒野の用心棒」(1966年)

          「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(1963)

          高校時代にテレビで二度見た「トム・ジョーンズの華麗な冒険」をDVD鑑賞するのにあれこれ集めたのが昨年7月。鑑賞しないまま半年がすぎ、主演のアルバート・フィニーが亡くなってしまいました。 この英国作品は1963年度米国アカデミー賞の作品、監督、脚色、音楽の四部門で受賞しているのですが、驚いたことに助演女優賞にノミネートされた5名のうち3名はこの作品から(スザンナ・ヨークは含まれず)。結局、受賞したのは「予期せぬ出来事」のマーガレット・ラザフォード。 昔、カンヌ映画祭かどこか

          「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(1963)

          「Fritz Lang The Silent Films」

          ドイツ時代のフリッツ・ラングのサイレント作品集。ブルーレイ。 「蜘蛛」「ハラキリ」「不思議なイメージ」「闘う心」「死滅の谷」「ドクトル・マブゼ」「ニーベルンゲン(第一部ジークフリート、第二部クリムヒルトの復讐)」「メトロポリス」「スピオーネ」「月世界の女」「フィレンツェの疫病」。最後のは監督作ではなく、脚本のみ。 2019年2月11日

          「Fritz Lang The Silent Films」

          トリュフォー

          トリュフォーの命日はおぼえていても誕生日はおぼえていない。 1932年2月6日で、2019年生きていれば87歳。 「ピアニストを撃て」で誕生日を祝う。 2019年2月7日

          トリュフォー

          「ビリディアナ」(1961)

          1800円とありますが、その半額で発売中。ルイス・ブニュエルの1961年の白黒作品。 20数年ぶりに故郷スペインで映画を作ったけれど、神への冒涜だとして本国では上映禁止となり、主演のメキシコ女優の旦那が買い取って、メキシコ映画として世界に配給。 お国柄か、時代のせいか、私が無知なのか、そのスキャンダラスぶりがよくわからない。いろいろ淫らなことを想像させますが、実際に映し出されている事柄は抑制されています。 日本では1964年に公開され、キネ旬18位。同じく宗教がからんで

          「ビリディアナ」(1961)