カシワイさんのマンガの中で、スクリーンに映し出されている映画が、タルコフスキーの『サクリファイス』の1シーンなのも、一気に心つかまれてしまいます。
今年読んだマンガで、カシワイさんの『ひとりの夜にあなたと話したい』という作品がとにかく素晴らしかったです。出会えたことが本当に嬉しくなるような作品で、ずっと寄り添っていたくなるような、いとおしさがあふれだすような、胸の中がじんわりとやわらかく解きほぐされるような感じになります。