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よもぎ図書だより9

<はじめに>
今回は短編のお話が詰め込まれた、どこか詩集のような漫画の紹介です。

<注目本>
107号室通信 著者:カシワイ
※画像は私が所有しているものを撮影したものです。

<出会い>
なぜだか突然、ネットショッピングをしているときにあなたにオススメの本としてピックアップされました。それほど、偶然で突飛な出会いでした。そして内容はよくわからないものの(あまりレビューは見ないたちなので)表紙の雰囲気、タイトルから、…ものすごく読んでみたい…!という気持ちが溢れて購入しました。実際に手に取ってみると漫画というよりはどこかファンタジーのような現実世界の中の非現実的な出来事と共に、心にじんわりと染み渡る作風で、胸に抱きしめたくなるような大切な一冊となりました。

<紹介>
著者カシワイさんの短編が集まった一冊です。
物語としては、どこかありそうでない。そんな現実世界のような非現実世界を軸にされた、心にそっと語り掛けてくるお話集です。特別心が温まるわけでも、ハッピーエンドなわけではないのですが、悲壮感のようなものはなくしんしんと心に降り積もってくる、そんな作品です。

これから肌寒くなってくる季節だからこそ、自分自身を見つめるような気持ちでこんな作品と共に夜を過ごすのもよいではないでしょうか?そんな一冊です。

<小話>
SNSを始めてから、書店や口コミで作品を知ることよりもどこかの誰かがリツイートして回りまわってきた作品から知ることが多くなってきました。今回紹介した作品はたまたまネットショップで見かけたのがきっかけですが、こんかい記事にするにあたってHP等調べる中で、Twitterもあるのを知り覗いてみたら…いつだかにステキな絵だな…と見かけたことのあるような気がしました。ネット社会だからこその不思議な出会いだなぁと感じました。
以下、ネットでの公式サイト関連のリンクです。
もし興味をもたれたら、ぜひ覗いてみて下さい。
トーチ(作品が一部掲載されています、新らしい作品もこちらで連載されています)
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