原合(ハラ アイ)

土日にエンタメ系の小説を書きます。いまはSFが好き。 厨二病が一生終わりません。

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マガジン

  • 【小説】ふたりプレイ

    人気ゲーム実況者「さえずるコトリ」は、呪われたゲーム「YOU」を配信プレイする。なんの変哲もないフリーゲームだと思いきや、コトリにしか見えない謎のメッセージが表示され、ついには配信サイトからの警告メールが届き……!?

  • 【SF長編小説】同乗者たち【完結】

    輪廻転生が科学的に証明された世界。前世犯罪を取り締まる『前世監理官』のヨーイチは、自身の来世である少女と出会う。彼女曰く、これからヨーイチはSランクの大罪を犯すというのだが……

  • 【YA小説 】ゴースト・ロックンロール

    過去作品(2009〜2013)。ロックンロールが禁止された国で、少年少女がロックバンドを組むヤングアダルト小説です。 中学生の時に書き始めて、初めて最後まで書き上げた、個人的に思い出深い作品です。

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【SF小説】同乗者たち【目次】

あらすじ 輪廻転生が科学的に証明された世界。前世犯罪を取り締まる『前世監理官』である主人公ヨーイチは、自身の来世である少女と出会う。彼女が言うには、これからヨー…

チャットルーム〜ふたりプレイ#9〜

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【Home公式放送】話題のやばいゲームを実況プレイ3【配信】〜ふたりプレイ#8〜

コトリ:あー、あーーーー、はいこんばんわ、コトリです。生きとし生けるもの達よ、今日も生きていますか? こんばんわーーー ***:うるさい***:相変わらずの音量…

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チャットルーム〜ふたりプレイ#6〜

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唐突に新連載「2RE:play〜ふたりプレイ〜
世界で最後のゲーム実況者」始まりました。地の文が無い小説に挑戦してます。SF小説です。テーマは承認欲求、他我、芸術について、そして、言葉について。実況って、言葉の芸術ですよね……ゲーム実況好きな人もそうで無い人も、是非!

【グロ注意】脳みそをグチャグチャにしてみたら……【さよならブローカ、ウォルニッケ】〜ふたりプレイ#3〜

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チャットルーム〜ふたりプレイ#2〜

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【SF小説】2RE:Play〜ふたりプレイ〜世界で最後のゲーム実況者【目次】

人気ゲーム実況者「さえずるコトリ」は、呪われたゲーム「YOU」を配信プレイする。なんの変哲もないフリーゲームだと思いきや、コトリにしか見えない謎のメッセージが表示…

【死人続出】呪われたゲームを実況プレイ【Part1】〜ふたりプレイ#1〜

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SF小説『同乗者たち』、番外編含め、完全完結しました。児童書しか書いたことなかった私が初めて書いた大人向け、しかも、はじめてのSF小説でした。読んでくれた方、本当に本当にありがとうございました!!

その、見つめる先に

 そよ風が頬をなで、私は頬杖をついて窓に視線を移す。揺れるカーテンの向こうで、青い影が見え隠れしている。この町のシンボルである、図書館タワー。  私は気がつく度…

遥か遠く

SF小説「同乗者たち」スピンオフ。 ナナシとナオキ、「名無し」が名前を取り戻す物語。  自分が特別な存在だなんて、思ったことは一度たりともない。周りに居る、白い服…

守らずとも燃える炎(2)

(1)  突然起き上がった俺に、子供は「うわっ」と叫び声を上げる。手元から離れたペンライトの光が、ころころと転がっていくのが視界の端に映った。  痛みも気にせず子…

【SF小説】同乗者たち【目次】

【SF小説】同乗者たち【目次】

あらすじ
輪廻転生が科学的に証明された世界。前世犯罪を取り締まる『前世監理官』である主人公ヨーイチは、自身の来世である少女と出会う。彼女が言うには、これからヨーイチはSランクをつけられるほどの罪を犯すというのだが……。

第1章 監理者たち
01 / 02 / 03 / 04

第2章 売魂者たち
05 / 06 / 07 / 08 / 09

第3章 嘘つきたち
10 / 11 / 12 /

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チャットルーム〜ふたりプレイ#9〜

チャットルーム〜ふたりプレイ#9〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

*<家守>さんが入室しました
*<コトリ>さんが入室しました

家守>小森飛鳥さん、これはどういうことですかコトリ>いや、こっちが聞きたいんだけど。あなたは……home警察は、このゲームを最後までプレイしたんだよね?
家守>しました。しかし、あんな展開はありませんでした。あんな……
家守>そうです。謎の「伝染病」でこの世界が崩壊しつつあること、しかも、ho

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【Home公式放送】話題のやばいゲームを実況プレイ3【配信】〜ふたりプレイ#8〜

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コトリ:あー、あーーーー、はいこんばんわ、コトリです。生きとし生けるもの達よ、今日も生きていますか? こんばんわーーー

***:うるさい***:相変わらずの音量***:うるさいぞ!***:うるさ

コトリ:うるさいのくだり、もうネタになってるな? 音量だいぶ下げてるから、俺は騙されませんからね! はい、本日も呪いの時間がやって参りました。『YOU』home公式放送のお時間です! あ、みんな、「さ

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【ホッポーとコラボ】お歌、歌うよ!【さえずりシミュレーター】〜ふたりプレイ#7〜

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*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

生きとし生ける者達よ、こんにちは、さえずるコトリです。ゲーム画面がでていませんが、実は……本日はコラボ動画? ってことで! 今の俺は後撮りの俺です。さっき動画撮り終わったんだよね! 配信見てくれる人ならピンとくるかもだけど、俺は最近home警察に監視されててね、そこでその人に「一緒にゲームしよ」ってもちかけたわけ。さあ、ホッポーは来てくれるのでしょうか? 

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チャットルーム〜ふたりプレイ#6〜

チャットルーム〜ふたりプレイ#6〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

*<家守>さんが入室しました
*<コトリ>さんが入室しました

家守>約束通り、ログインしていただきありがとうございました
コトリ>生配信がおわったら必ずチャットルームにログインすること、ね。めんどくさいなぁ、これ……
家守>あなたの安全のためです
コトリ>俺が失踪するとでも? どこに 
家守>あなたが『YOU』の配信をやめれば、私もあなたを監視せずにすむ

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【home公式放送】話題のやばいゲームを実況プレイ2【配信】〜ふたりプレイ#5〜

【home公式放送】話題のやばいゲームを実況プレイ2【配信】〜ふたりプレイ#5〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

コトリ:はい、あ、あーーーー! はい。生きとし生ける者達よ、こんにちは。コトリです。音量どうーーーー、ですかーーーー?

***:うるっさ!***:でかい***:タイトルなにこれ!!!公式?***:公式!!!!***:音量設定下手すぎん?***:YOU続きやんの!?!?

コトリ:あーまた音量設定ミス……いや、お前らふざけて言ってない? そんなデカくないと

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チャットルーム〜ふたりプレイ#4〜

チャットルーム〜ふたりプレイ#4〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

*<コトリ>さんが入室しました

コトリ>こんちは
コトリ>こんばんわか
家守>今晩は
家守>時間通りのログイン、ありがとうございます
コトリ>とぼけちゃって、俺が動画アップしてすぐに連絡いれたでしょう? メールを見ないふりして逃げるとでも?
コトリ>そんなことしなくても、俺は寝てる時以外はずっとパソコンの前にいるから
家守>そうですか
コトリ>あ、そうだ

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唐突に新連載「2RE:play〜ふたりプレイ〜
世界で最後のゲーム実況者」始まりました。地の文が無い小説に挑戦してます。SF小説です。テーマは承認欲求、他我、芸術について、そして、言葉について。実況って、言葉の芸術ですよね……ゲーム実況好きな人もそうで無い人も、是非!

【グロ注意】脳みそをグチャグチャにしてみたら……【さよならブローカ、ウォルニッケ】〜ふたりプレイ#3〜

【グロ注意】脳みそをグチャグチャにしてみたら……【さよならブローカ、ウォルニッケ】〜ふたりプレイ#3〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

生きとし生ける者達よ、こんにちは。コトリです。やあ、相変わらず最近は物騒な世の中ですよね。そんな嫌な気持ちを吹き飛ばすくらい物騒な不謹慎ゲームを今回はプレイしようと思います!タイトルは……こちら!

※タイトル画面『さよならブローカ、ウォルニッケ』

これね……はは、脳味噌をぐっちゃにするゲームらしい。不謹慎かな? 炎上するかな? 怖いんだけど、でも俺はや

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チャットルーム〜ふたりプレイ#2〜

チャットルーム〜ふたりプレイ#2〜

*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

*<コトリ>さんが入室しました

家守>時間通りの入室、ありがとうございます
家守>ログインアドレスから、小森飛鳥さん本人であることを確認しました
コトリ>いや、急に何ですか? あのメール
コトリ>怖いんですが
家守>記載してある通りです
家守>あなたが行った放送に重大な規約違反がありました
コトリ>違反って
コトリ>ただゲーム配信してただけなんだけど

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【SF小説】2RE:Play〜ふたりプレイ〜世界で最後のゲーム実況者【目次】

【SF小説】2RE:Play〜ふたりプレイ〜世界で最後のゲーム実況者【目次】

人気ゲーム実況者「さえずるコトリ」は、呪われたゲーム「YOU」を配信プレイする。なんの変哲もないフリーゲームだと思いきや、コトリにしか見えない謎のメッセージが表示され、ついには配信サイトからの警告メールが届き……!?
繰り返し表示される、
『あなたをおもいだせ』という言葉。
コトリが忘れているものとは、いったい何なのか!?

▶︎Replay
#1
【死人続出】呪われたゲームを実況プレイ【Par

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【死人続出】呪われたゲームを実況プレイ【Part1】〜ふたりプレイ#1〜

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*これは連載小説です*
▶︎アーカイブ

さえずるコトリ@実況部屋
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生きている限り実況し続けるゲーム実況者です。最後の一人になってもやりますよ!バカゲー、ストーリー系、ホラー、なんでも!ちょっとでも面白かったらhome住民登録よろしく。

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SF小説『同乗者たち』、番外編含め、完全完結しました。児童書しか書いたことなかった私が初めて書いた大人向け、しかも、はじめてのSF小説でした。読んでくれた方、本当に本当にありがとうございました!!

その、見つめる先に

その、見つめる先に

 そよ風が頬をなで、私は頬杖をついて窓に視線を移す。揺れるカーテンの向こうで、青い影が見え隠れしている。この町のシンボルである、図書館タワー。
 私は気がつく度に、その美しい塔に目を奪われている。

「……キ、サキ!」

 はっとして顔を前に戻す。正面に焦ったようなユリヤの顔、そしてその頭上には、担任教師の張り付いたような笑顔が咲いていた。

「サキさん、ホームルーム中ですよ? 窓の外に何かあるん

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遥か遠く

遥か遠く

SF小説「同乗者たち」スピンオフ。
ナナシとナオキ、「名無し」が名前を取り戻す物語。

 自分が特別な存在だなんて、思ったことは一度たりともない。周りに居る、白い服をきた、たくさんの子供達の集団の一部。ただ他の子よりも身長が高い、ただ、それだけだったのに。

「お前は、ナナシの5代目の魂なんだ」

 私をあの白い施設から連れ出した人々は、そう言った。どうやら私は、「普通」ではなかったらしい。

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守らずとも燃える炎(2)

守らずとも燃える炎(2)

(1)

 突然起き上がった俺に、子供は「うわっ」と叫び声を上げる。手元から離れたペンライトの光が、ころころと転がっていくのが視界の端に映った。
 痛みも気にせず子供の肩を掴んで、俺は絞り出すように問う。

「……今、なんて」
「は?」
「名前、もう一度、」
「よ、ヨーイチだけど……」
「苗字は」
「……新田」

『新田ヨーイチ』。
 もう何度、この名を繰り返し頭で唱えただろう。忘れたくても忘れら

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