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noteに投稿した詩をまとめました。 (pixivでは、過去作や詩集等も投稿されてます。よければそちらもよろしくです!→https://www.pixiv.net/users/6…
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#考える

[詩]「インスピレーション」

[詩]「インスピレーション」

脳に走る電流

直感が鈍る前に

思いを形に

失敗してもいい

間違いは

自分で塗り潰す

今日はこれ

明日はあれ

明後日はそれ

赴くままに

何もなくても

言葉を紡ぐ

繰り返して

可能性を探る

一切合切

洗い出して

意識を失うまで

考える

「何かが違う」

「これが好き」

その感覚を

大切にしてね

誰が言っていたから

その言葉が

胸を打ったから

直感が鈍る前

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「words」(詩)

「words」(詩)

頭の中を声にする。

声を言葉にする。

あたまのなかを詩にする。

素直な言葉達。

普段、誰にも伝えることはないのに。

詩にしたら伝えられる気がした言葉達。

「難しいな。」

一蹴される言葉。

「考えすぎだよ。」

一蹴される言葉。

そんな言葉のなかに。

本当は、

大切なものが眠っているんじゃないか。

ちょっとした違和感。

頭が小さく警鐘を鳴らす。

だから。

頭を回して、考

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「分からないこと。」(詩)

「分からないこと。」(詩)

私の知らない世界がある。

私の知らない人生がある。

貴方の痛みを体験していないから。

軽々しく理解したつもりにはなれない。

私とは違う考え方がある。

私とは違う環境で生きてきた。

その人達が何を経験して、

今の自分を作ったかなんて知らないから。

彼らの人生や人格を否定できない。

電車に揺れる私。

よたれかかって、横を向けば。

見えてくる景色に。

貴方が何を感じるかは知らない

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「枯れた花と出会う。」(詩)

「枯れた花と出会う。」(詩)

道端で、ふらり。

枯れた花と出会う。

似ていたから。

あの日見た花を思い出す。

積み重なった思い出。

過ごした日々。

もう戻れないように。

水を抜いて、丁寧に。

それを枯らしてしまった私。

そよ風をあてて

出来たドライフラワー。

切り取った記憶ごと、

ハコに閉じ込めたら。

美しい思い出になった気がした。

道端で、ふらり。

枯れた花と出会う。

いつの日か。

ハコにし

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「R.」(詩)

「R.」(詩)

猫の泣く声、

半月が覗く。

夜空を見つめて、考える。

耳について離れない怒号。

何処かに消え去った正しさ。

後ろ向きな考え。

人の意見は思ったより偏る。

どこか一つが狂えば。

全体に暴走を招く。

世界は終わりに進んでく。

俯瞰しているように振る舞う。

そんな自分の思考もそうだ。

僕らは同じ尺度で生きている。

いつの日か

その選択をしたから。

私も、貴方も同罪だ。

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「shiawase.」(詩)

「shiawase.」(詩)

いつも。

ぼんやりと考えている。

家族に囲まれて。

美味しい食事に囲まれ。

友人がいて、未来がある。

叶えたい夢のため、全力で。

自分を偽らないように、生きている。

鳥のさえずりを聞き。

夜風に吹かれ。

そして、気づけば静かに眠っている。

朝日が昇れば。

外に出て。

果てのない青空が広がっている。

あの空の先に、憧れながら日々を過ごす。

何不自由のない生活。

それでも

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「逃避行」(詩)

「逃避行」(詩)

手を取って逃げた夢

線路の先。

縮んでいる身体。

知らない少女とふたり。

当たり前のことだけど。

熟慮も短慮も時には愚行を招く。

だから。

素直さも、慎重さも。

どっちも持たなきゃならないんだ。

逃げ去った広い世界を眺めよう。

他人を気にしない

素直でいれる強さを持とう。

誰かの意見を飲み込んで。

支えあって。

自己犠牲にならない程度に

お互いを助け合おう。

お互い

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「Reincarnation」(詩)

「Reincarnation」(詩)

命は生まれ変わる。

覚悟、転生、自分を変えて。

認めたとしても

認めなかったとしても

惨め、無知、無力を知って。

僕は変わる。

足掻く果てに、

成長を。

好き、嫌い、希望を知って。

組み上がって

また、自分が生まれ落ちる。

あれはダメ、これはダメ

臨機応変な対応を学ぶ。

衝動を飼い慣らせば、

子供から大人へ。

無垢な空っぽから

真っ黒な水で満たされる。

だから、こ

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「i don't know.」(詩)

「i don't know.」(詩)

どうすればよかったのか。

感情線は廻る。

目を伏せる。 

うずくまって、ずっと。

ぶれていく。

吐き捨てられて捨てられた想いが

反乱を呼ぶ。

自分の本当の感情は何処だろう。

僕は、まだ何も知らないのだ。

綺麗な言葉だけじゃ生きれない。

一方的な感情だけじゃ駄目で。

言葉が外に薄れる。

意味を作るためには、

受け止める誰かが必要だ。

嫌いな訳はない。

幸せを願う気持ちは

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「本能と理性の中で。」(詩)

「本能と理性の中で。」(詩)

満たされない!

まだまだ足りない!

荒れる衝動を飼い慣らして。

自らを追い詰めて

本気の自分を解き放つ。

[求めるものはなんだ?]

これが自分の求めるもの。

見つめてはじっと、

考えている。

何度も、何度でも。

闇も障壁も切り裂いて。

それでも、押し潰されそうになる。

[自分に足りないものはなんだ?]

ただ、考えて。

前を見据えて、その先は迷宮。

目の前には

ただ立

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「もう一度、何度でも。」(詩)

「もう一度、何度でも。」(詩)

さざめく風に。

取り残されたひとり。

何かに魅入られるように。

歩いて。

かさかさと、

歩いた鳥が飛んでいく。

地から空へ。

木々のざわめきと

風の爽やかさ。

自分のことを考える。

走馬灯でもないけど、

浮かぶこれまで。

セカイは変わった。

まるで、人は変われることを

自らで証明したみたいに。

身体に流れ込む空気と水。

風に舞う種。

巡環と洞窟。

獄から天へ。

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「傷だらけの逢瀬。」(詩)

「傷だらけの逢瀬。」(詩)

わかりたい。

心は止まらない。

想う度に苦しくなるのは。

足だけは止まってしまうのは。

きっと傷があるから。

きっと生きているから。

生きたい

死にたい

二分されては、皆繰り返している。

楽しいこと。 

痛いこと。

モルヒネじゃ和らぐだけだ。

包帯じゃ傷を塞ぐだけの延命だ。

根本を覆したい

心に青いバラを生ける。

水面に揺れる自分に

物憂げな表情を見る。

白い息を

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