「shiawase.」(詩)

いつも。

ぼんやりと考えている。

家族に囲まれて。

美味しい食事に囲まれ。

友人がいて、未来がある。

叶えたい夢のため、全力で。

自分を偽らないように、生きている。

鳥のさえずりを聞き。

夜風に吹かれ。

そして、気づけば静かに眠っている。

朝日が昇れば。

外に出て。

果てのない青空が広がっている。

あの空の先に、憧れながら日々を過ごす。

何不自由のない生活。

それでも、何処か満たされない。

自由になれない状況からか。

現状に飽きてしまったのか。

いつも、それを欲していた。

漠然とした渇き。

あの空の向こうを見たい。

夢を叶えたい。

誰かと話したい。

認められたい。

褒められたい。

未だ、経験のないことをしたい。

どれだけ頑張っても、

力が及ばないこともあるだろう。

叶えられないこともあるだろう。

時間はいつも、少し足りない。

楽しかった過去を思い出して、

微笑みながら。

これからの未来に

期待して。

未熟で不器用な自分なりに。

悔いが残らないように。

やれることを、全力でやろう。

どうしたら満たされるかなんて、

結局分からないけど。

小さなそれに微笑みかければ。

悔いのないように

これからを生きれば。

きっと。

心の底から、笑える筈だ。