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読むことと書くことと

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大切にしたい「読み書き」のこと
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記事一覧

好きを散りばめて

好きを散りばめて

暇さえあれば好きなことをしている、と思う。

朝起きてラジオを聞きながらお弁当を作る。
ラジオもお弁当作りも好き。

朝ごはんにお粥を作って食べる。
余裕があったらコーヒーを淹れる。

運転しながら本を読む。

お昼にはお弁当を食べながら本を読む。
まちなかに勤め始めたから、お昼は美味しいランチを食べたいな、なんて思ってたけど、自分の作るお弁当以上に食べたいものが今のとこない。

帰ったらノンアル

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届くべきところに言葉が届いたと知った日

届くべきところに言葉が届いたと知った日

昼前、能登でお世話になった方から嬉しい知らせが届いた。

「Haruちゃんのnoteをみて、新しい能登留学生がエントリーしてきてくれました。」

マガジンにもなっている「能登で暮らしたはなし」のことだ。

noteでたまたまこれを読んで、能登に行くことを決めた大学生がいるという。

先日、私と同じく能登留学を体験した人と話をする機会があった。
インターンの時期も内容も違かったんだけど、私たちの間で

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雨降りの朝の旅

雨降りの朝の旅

雨降りのあさは、早く家を出ることに全力を注ぐ。
訳がわからないほど、渋滞するから。

だから今日は5時半起き。
しとしとと雨降りの音を聞きながら、お弁当を作り、コーヒーを淹れて朝ごはんを作る。

起きてきた子どもたちと朝ごはんを食べて、身支度をして、家を出る。
7時半。好タイム。

保育園へ向かう道が渋滞30分。
そこから職場まで、また渋滞30分。

だけど私には積読があるから怖くない。
幹線道路

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言葉の魅惑

言葉の魅惑

今日は住宅展示場のパンイベントに駆り出され、休日出勤。
イベント出店は慣れているから、どんとこいという感じ。

しかし、非常に暇なイベントであった。
どのくらい暇かというと、暇に耐えかねた私が本を開き、「国境の南 太陽の西」をまるまる一冊読了してしまうくらい暇だった。
どうにかしている、色んな意味で。

まぁ、住宅展示場という性質上仕方ないのだろうか。
出品しているパンは住宅展示場の買取であるから

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ころがろう書店の定期便|檀流クッキング

ころがろう書店の定期便|檀流クッキング

ときめきのままに契約した「ころがろう書店の定期便」。

6月分が届いた。
契約したとき以上のときめきとともに。

一人一人に合わせて選書し、本当にお勧めする本を送ってくれる。
これほどときめくサブスクがあるだろうか。
この時点で私の幸福度はほぼマックスまで跳ね上がっている。

そして、選んでいただいたのはこちらの本。
ちなみに読み途中。

文壇随一の名コックといわれる檀一雄の、レシピ本。
レシピ本

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新しい積読方式の提案

新しい積読方式の提案

積読書のはなし。
本棚の積読書は言わずもがな、しかし私の一押し積読方法は
「車に積読方式」。

いつだったかのnoteに書いたのだけど、私は赤信号で本を開くドライバーである。
このドライブ形式をとりはじめて2ヵ月たつのだけど、車に積読方式、なかなか良い。
おそらく戸惑われるであろうこの習慣の良さを紹介する。

①黄色信号で確実に止まるようになった

今までは、車の運転は目的地に到着するための手段で

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5月に読んだ本

5月に読んだ本

2024年5月。
これは間違いなく私の20代のなかで、もっとも本を読んだ1ヵ月。

備忘録として、読んだ本を紹介します。

5月に読んだ本(読了順)

ウエハースの椅子 江國香織

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹

風の歌を聴け 村上春樹

一人称単数 村上春樹

うすうす知ってた 田辺聖子

私の幸福論 福田恆存

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下) 村上春樹

海辺

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想像力は愛

想像力は愛

詩人の高村幸太郎が、妻である智恵子について詠った詩集「智恵子抄」に掲載されている詩の一節である。
精神分裂症(今でいう統合失調症)を患った智恵子は、故郷である福島の自然を恋しがってこういったという。

智恵子は療養のため、夫と離れて福島に滞在している期間が長かったのだが、高村が智恵子と過ごした福島での時間をうたう詩もある。

「あどけない話」の詩からは、智恵子のいう「ほんとの空」がわからないという

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本にときめく

本にときめく

友人に素敵な古本屋さん「ころがろう書店」を教えてもらい、ホームページを見ていたら素敵なものを見つけてしまった!

古本の定期便

日本近代文学付近で、店主の独断と偏見で選定される本が、定期的に自宅に届くという素敵システム。
300円という価格設定が絶妙で、さっそく月に一度の定期便で注文した。

私はお店に行ったことがないから、顔も名前も知らない人に本を選んでもらうことになる。

ときめきだ。
どん

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図書館の記憶

図書館の記憶

小さい頃から本が好きだった。いつからかは覚えていない。
1番昔の本の記憶は、就寝前のベッドの上で、母親に甘えてくっつきながら絵本を読んでもらったあどけない記憶。

本をこよなく愛する私にとって、図書館は楽園のような場所だった。
いつの記憶が定かではないが、きっとうんと幼い頃、車にのって時計塔のある大きな図書館が見えた時のワクワクした気持ち。地元の小さな分館には親友と歩いて何度も訪れた。学校にいって

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ハリーポッターにおちる

ハリーポッターにおちる

ハリーポッターが大好きだった。

初めて読んだのがいくつの頃かは覚えていない。
小学校4年生ぐらいだっただろうか。
瞬く間に魔法の世界に引き込まれた。
最終話「死の秘宝」はまだ発売されていなくて、何ヶ月も前に予約をして発売当日に書店に走った。それほどあの世界が好きだった。

歳を重ね本をじっくりと読む時間も無くなり、ずっしりと重いハリーポッターシリーズは実家の本棚で埃を被り開かれることはなくなった

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雨の日と書くこと

雨の日と書くこと

昨日の春めいた気候はどこに行ったのか、今日は朝から雨である。

とても寒いのだが、雪ではなく雨という点が春らしいといえば春らしい。
雪ではなく雨なのに、吐息が真っ白になるほど寒いこの感じ、なんだか懐かしい記憶もあるが、どの記憶なのかたどれない。

自分の長靴も買わなきゃなと思いながら保育園への送りを済ませ、自宅に戻った。

現在、とある転職サイトのWebコラム記事の執筆をしているのだが、その締め切

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書くことと仕事のことと

書くことと仕事のことと

新卒から児童福祉の仕事をしていた。
仕事は好きだった。子どもが好きだというわけではないのだが、障がい児には魅力があって、彼らにわたしは夢中だった。
でもなんとなく物足りないなと感じていた時に、知人から「文章を書く仕事をしないか」と誘われた。
2022年10月のことである。

俗にいうWebコラムライターというものだ。
企業から業務委託で原稿をもらい、パソコンで調べながら執筆し納品する。
ぶっちゃけ

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noteを続けていてよかった

noteを続けていてよかった

こちらの記事で書いた、私が面接中に「菜々屋が好きなんです」と口走った会社だが、その後社長面接まで進ませていただくことができた。

一次面接の時から変わったスタイルの会社だったが、社長面接もまぁまぁ変わっていた。
いろいろと突っ込みどころのある面接だったが、最終的に私は社長と2時間にわたる会話のなかで、中学生時代から今に至るまでの全活動と当時の気持ちなどをすべて話すことになっていた。
社長ともう一人

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