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日常

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とりとめのないこと。
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2019年5月の記事一覧

強くいきよう、末永くお元気で。

強くいきよう、末永くお元気で。

 「太く短く生きられればいいや」なんて言ってのけることができるのは本当に若いうちだけなんだと思う。
 自分も女子高生くらいのときは言っていたし、18になった時には「もう人生終わりに等しいやん」としか思わなかったし、20の時は「長く生きすぎた」とさえ思った。

 もちろん、全員が変わるわけじゃないしなんだかこんなことを言うのは説教臭くていやだ。
 でも本当にリアルに、肌で「自分が長く生きるかもしれな

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わかれは一人で佇つ覚悟をくれる

わかれは一人で佇つ覚悟をくれる

 心を分け合った相手なら、できるだけその心をひとつにしたまま、気持ちは受け入れ合いながら、変化を共有しながら、できるだけ長く一緒にいたいと思う。

 それが叶わないこともある。
 どんなにドラマティックなはじまりでも、どんなに強く誓い合った絆でも、時間とともにほどけて、しぜんと道を分かつこともある。

 いつのまにかすれ違っていることも、それに気づかずにいることも……みたいな、安いJ-POPのよう

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青天の霹靂

青天の霹靂

 ちょっと、受け止められない報せを受けて頭がぐしゃぐしゃになっている。

 言語化できないことほど苦しいことはない。怒っているのか、悲しいのか、やるせないのか虚しいのか、あるいはその全部なのか、回り続ける万華鏡のようにどこに向かうでもなく形を変えていく。
 過ごした時間と、持ち寄った思い、のしかかる現実と出口のない旅。まことしやかに意味を持って見えてもなんの実体もない。そこにあったのは、それを信じ

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つかれていると、ことばがでますか、でませんか

つかれていると、ことばがでますか、でませんか

 noterさんの多くは「ことばに支えられ、ことばに生かされている」タイプの人だと思うので、たえず頭の中に何らかの言葉が渦巻いて、それがふとテーマをもって浮き上がってきたときにそれを拾い上げる、というのが日常の一部になっている人も多いのではないかと思っている。

 「つかれる」にも種類がある気がしていて、うまく言語化できなかったり慣れないことを考え続けなければならなかったりしての「つかれる」と、自

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おさんぽ

おさんぽ

 細い路地にあるちいさな工場は、今日も仕事の合間、車の改造に余念がない。トンカン、トンカン、仕事の合間に趣味をしているのか、趣味の合間に仕事をしているのかわかったものじゃないけど、小ぶりのかっこいい旧い車がツートンに塗装され、まつげを閉じたり開いたりしたと思えば丸メガネのようなライトが着けられて、時々甲高いエンジン音をまち中に響かせながら闊歩しているのは、さんざ可愛がられているペットのお散歩をみる

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「しずかだ」って感じる日がある。

「しずかだ」って感じる日がある。

 こころが凪いでいるのか。
 部屋の中にいても感じる時があるし、かと思えば、部屋を出て鍵をかけ、アイビーの手入れされたエントランスを抜けガラスの扉をくぐって駐車場を横目に歩き、道路をわたり、細い路地を十数メートル進んで交差点に出た時にふと「あ、しずかだ」と思うこともある。

 しずけさに気づくのは大抵、いつも感じるはずのタイミングでいつも感じるはずの音を感じないときなのだろう。
 そして、ほんの少

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安楽寝具物書き

安楽寝具物書き

 ものぐさなんです、ええ。
 低血圧だし。ってのは言い訳になりませんね。
 とにかくベッドに吸い込まれがちな人間なので、作業のほとんどは寝転がってやれるようカスタマイズされている我が家の寝具まわり。

 だいたい、HPかMPのどちらかは減っていることが多い低空飛行ポケモンなので、むりなく手をつけられることを優先した結果、こうなった感じです。読むのも書くのも手元の薄いカードサイズのキカイで済んじゃう

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お、お、お、おちつかない

お、お、お、おちつかない

落ち着かなくておちつかないので、アワアワウロウロとした結果、結局、文字を書くことにした。
といってもいつものように、ここ、noteである。

リアルな知り合いは大抵知っているのだけど、私は万年筆ラバーでもあるので、文字を書く、というと8割方、手書きのことだと思われてしまうのだ。いや、だからといって、なんの不都合もないのだけど。

(なんちゃって続け字で、万葉集など。)

noteというか、活字?

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