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日々生きること感じること

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2021年1月の記事一覧

妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(後編)

妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(後編)

前編はこちらへ。(妊娠と、1人目の出産について)
後編では、2人目出産の話と、番外編として、1人目出産4ヶ月後の緊急入院について書きます。

これを書こうと思ったキッカケは、このツイートでした。(投稿日は古いのですが、つい先日知人のリツイートで見かけたものです)

実は、私は輸血を2回してもらったことがあります。書かれてるように、2000mlを超える出血で命拾いしたのは輸血のおかげなのですが、これ

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妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(前編)

妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(前編)

身体が大きくて10年以上風邪知らずの健康体だし、2回の出産後はともに0歳で復職してるので、余裕だったのね〜と思われがちなのだけど、全然そんなことなかったって話を書こうと思う。キッカケはこのツイートだ。

出産時死にかけた(らしい)ことを思い出した。
(いやよく見たら2015年の呟きだったのかと今知るが丁寧にお返事くださった。ありがたい)

このnoteを読んで、大変なのかと怯えて欲しいわけではなく

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積極的保活のすすめ

積極的保活のすすめ

「選んでる余裕なんてありません。駅の反対側?いやそんなこと言ってる場合ですか。通える範囲全部書いて」

こう言われたのは、1年ぶり3回目。認可保育所の申込会場でのこと。どうしても預け先を確保したい!と切羽詰まったママ友に伝授された技、ではない。

この後「お母さん、働きたいんでしょ」と続く。練習済なのか、市職員さんは毎年同じセリフだ。

最初の選択は「認可外」だった認可保育所の申込は、自治体による

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備えあればうれしいな

備えあればうれしいな

二人目育休中に「備えあればうれしいな」とテーマを掲げて過ごした。おちゃらけてるつもりはないけど、どうせなら楽しんだ方がいい、と思ったから。

「生きていく」ことと「防災」はセット2019年2月にまとめたメモがこれ。
キーワードは”thrive”だった。

わたしのこのnoteは、雑多にいろんなことを書いているけど、大体この1枚に集約されてる。

生きていくためには、命を落としてはならないのだ。いか

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パワフルな問いの力で時空を旅した

パワフルな問いの力で時空を旅した

転職面接で問われた質問で、20年も前の出来事を鮮明に思い出すとは。あの人は、どうしているだろう。

面接ならよくあるはずの質問だった。

「なぜ、今の会社に入ろうと思ったのですか」

なぜか、不意打ちされた気がした過去を思い出すのに少し時間がかかった。理由は二つ。

「なぜ、今の会社を出ようと思ったのですか」
「うちで、何をしたいと思っていますか」

という現在と未来を問う質問の方が圧倒的に多かっ

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「だってあなたは産んでない」

「だってあなたは産んでない」

育休中、たまに読書会をやっていた。課題図書は色々で、もちろん「子育て」をテーマにした本も読んだ。

「見守り」のススメある時、フリーランスの保育士さん二人が書いた本に

こどもがなにか出来ない!となった時に
すぐに手を出さない
どーんと構えて見守るべし

というくだりがあった。
ここは母たちの中で大きく意見が分かれたポイントだ。

わたしは、うんうんそうだ!と超・賛成派。
一方反対派の意見はこんな

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「1対n」と「1対1×n」

「1対n」と「1対1×n」

この間の休日、2歳半むすことふたりで散歩。
いつもなら父ちゃんと行く皮膚科に「おかあさんとがいい」と同伴ご指名だったり、コピーのためにコンビニまで行こうとしたら「いっしょにいく」とついてきたり。

普段お姉に色々先導されたり煽動されたりしている2歳弟だけれど、大人みたいに会話のキャッチボールが成り立ち、謎のストライキや甘えも繰り出さず。「個」を静かに主張する感じが、新鮮だった。あれ、こんなことでき

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大人になること

大人になること

今日は成人の日。
新成人のみなさま、おめでとうございます。

いつもの年なら、艶やかな晴れ着姿の二十歳の皆さんにたくさん眼福賜る日。今年は、ウイルスに、豪雪に、とお祝いごとには手厳しい天からの贈り物が届いたなぁ。

トップ写真は昨年の七五三晴れ着姿の娘と、父。このとき、「大きくなったなぁ」と同時に「ゆっくり大きくなったらいいよ」と思ったのを覚えている。

人はいつから「おとな」になるのだろう。おと

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母になるとは、何かを諦めることなのか?

母になるとは、何かを諦めることなのか?

昨日「母」のことを書いた。
そういえば、一人目出産から、もうすぐまる5年。
母になったら、捨てたり諦めたり我慢したりすることが格段に増えるのかと思っていたのだけど、実際どうだったかを振り返ってみた。

何を諦めなくちゃいけないと思っていたか①夜の外出(夫は接客サービス業だから夜は不在)
②たまのジャンク食(母乳に悪いし身体が資本)
③ネイル(伸ばせないし通えない)
④ヒール(抱っこ外出怖い、幼児に

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母の給与明細

母の給与明細

今日1/9は母の命日である。
14回目となるその日を迎えてなお、鮮明に思い出すのは、母の通帳に並んでいた、数字のことだ。

母の通帳に並んだ数字倒れてからわずかで亡くなってしまったことで、各所への連絡や、葬儀から納骨など諸々の『やらねばならないこと』を、順にこなすだけで精一杯だった。

幸いとても几帳面だった母のおかげで、様々な手続きはスムーズだった。(他と比べたことはないが)

まだ気が張ってい

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カタチとココチ

カタチとココチ

年末に、MISIAさんの『アイノカタチ』を聴いた。
そして、こどもたちの熱狂に付き合い、ジグソーパズルを何度も何度も作っては壊しては作り、を繰り返した。

カタチがはまるとココチいいのだなと思った。

***

昨日、コーピングリストについて書いた。
心地よく在るには、自分のカタチを知ることも必要だ。

特技:心地よく過ごせる場所を発見すること食べること、出会うこと、に貪欲なわたしは、旅先、出先の

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コーピングリストを持っていますか?

コーピングリストを持っていますか?

新年、仕事始めの朝。
同世代の、気のおけない友人たちの話を、オンラインで聴きながら、セルフメンテナンスについて考えていた。

いつもなら、会社に出かけてゆく時間。
仕事始めといいながら、長い休息をいただいている私は子どもたちを保育園に送り、駅まで夫を送ったあと、ふと思い立って、ヨガのレッスンへ。そして、終わって二駅先のスタジオから、歩いて帰ってきた。

わたしには、わたしを助ける方法が、たくさんあ

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新年のSNSに想うこと

新年のSNSに想うこと

お正月のSNSには美味しそうな料理写真がたくさん並んだ。我が家も少量ながら購入し、元旦の食卓に並べた。

幼い頃の新年の記憶我が家の正月は、毎年、母が年末手作りしたおせち料理がきちんと御重に入って食卓に並んでいた。

「おせち嫌い」という人も多いが、わたしは結構好きだ。黒豆や昆布巻など、普段食べないものがある、という珍しさもあるが、何より、ひとつひとつの献立に『意味』があるのがいい。ことば、の力を

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住む、を考える

住む、を考える

今年は、友人から届いた年賀状のなかに

「引っ越しました」

というコメントがとても多かったように思う。家族が増えたり仕事が変わったりというのはもちろんあるけれども、covid-19の影響で、住まい選びに「通勤」の影響が小さくなったこともあるなぁ。

住む街をどう選ぶか大学在学中に実家を出てから、これまで1都3県、7回の引越しをした。いま住んでいる街は、それまでに「縁もゆかりもない」ところだけれど

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