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住む、を考える

今年は、友人から届いた年賀状のなかに

「引っ越しました」

というコメントがとても多かったように思う。家族が増えたり仕事が変わったりというのはもちろんあるけれども、covid-19の影響で、住まい選びに「通勤」の影響が小さくなったこともあるなぁ。

住む街をどう選ぶか

大学在学中に実家を出てから、これまで1都3県、7回の引越しをした。いま住んでいる街は、それまでに「縁もゆかりもない」ところだけれど、もうすぐ7年、それなりに愛着もわいてきた。

この街に決めたとき、私たちは結婚3年目で子どもがいなかった。

・双方の職場に通いやすい(乗り換えなく、30分前後)
・終電の時間が遅い(夫は接客業なのでここ重要)
・家賃相場が身の丈(隣駅は同じ平米で3万以上高い)
・双方の実家に出やすい(在来線で1時間はかかるが)
・ターミナル駅(車がないので電車便利がありがたい)

このあたりが、街を選ぶ基準だった。さすがに全てを満たす街はなくて、最後を捨てた。最寄駅は、便利だけれど、通る電車は1本だけだ。

当時、泊まり出張が多かったので、空港に出やすい、というのも、よかった。

住む家をどう選ぶか

・駅から徒歩10分未満
・3DK以上
・できれば高層階
あと、家賃。

1人暮らしの時は「バストイレ別」とか「オートロック」とかもあったのだけど、その優先順位は下がった。

家族のかたちと家のあり方

我が家は、賃貸住まいで、買う予定はない。
この先家のあり方をどうしよう、というのは悩ましい。部屋の話と、街の話、どちらもだ。

いまは幼児ふたり、個別の部屋はないが、男女だから、思春期になれば同じ部屋ってわけにもいかないなとか。

授かるかわからなかったこともあり、保育や教育環境にはほとんど注意を払わず、大人ふたりの都合で決めた。

保育については結果オーライ、素晴らしい園に巡り合えたけれど、この後小中高とすすんでいくわけで。

ここに住んでるから○○に通う、なのか
**に通いたいから●●に住む、なのか

どこに住んでいるかが、幼少期に受けられる教育環境をある程度規定してしまうということが、いまの課題だ。

どこでどんな教育を受けさせたいか。
「通えるか」という制約を取っ払った時に、通わせたいところがあるなら、引越しもいい。しかし、こどもはふたり。どちらかのために、どちらかが、学校(なり保育園なり)を変えなくてはならない。

でも結局私たち夫婦のあり方なのかも

子どもたちの進路で住む家を変える、というのもひとつだけれど、彼らはどんどん大きくなる。そしていずれここを出ていくのだろうと思う。

もしかしたら、日本にもいないかもしれない。(covid-19が収束した世界になっていることを願うけれど)

そうなった時、私たちはどこでどんな暮らしをしたいのか。

日々生きていくことで精一杯だと、そんな先のことは考えられなくて、気づいたら、いま、の決断を迫られることが多い。

全然答えは出ていないけど、長い目線で、家族のあり方を問う、考えること、から始めるのがいいのかも。

皆さんからのサポートは、子どもたちと新しい体験をしたり、新たな学びのために使わせていただきます。