マガジンのカバー画像

コラム・エッセイ

21
思ったこと
運営しているクリエイター

記事一覧

余韻

が好きじゃないかもしれない。じーんと浸るより、突然現実に引き戻される感覚が好きだ。
たとえば映画が感動のラストを迎えた直後に、間髪を入れず陽気なナレーションをブチこむ金曜ロードショー。余韻もへったくれもない。
「来週は!?黄色いアイツらが帰ってくる!ミニオンズ!!」じゃないんだよ。でもあの節操の無さが不思議と心地よかったりする。

ちょっと逸れますけど、訳あって「酔拳2」を見直した。いやはや実に最

もっとみる
安定感がない

安定感がない

安定感がない。ずっとない。なんでこんなに落ち着かないんだろう。

落語研究会の現役メンバーをフォローしているので「策伝大賞」の情報が飛び込んでくる。岐阜で行われる学生落語の全国大会。イメージしづらいかもしれませんが、ちゃんと熱くなれる落語の甲子園的な存在です。前日に大規模な予選があって、そこで勝ち抜いた8名がM-1グランプリよろしく決勝進出する。
策伝ファイナリストは桂文枝さんや立川志の輔さんに審

もっとみる
芸人だよバカヤロー

芸人だよバカヤロー

ってもう誰も言わなくなりましたね。
僕はまだ時々言ってます。言わないと芸人じゃなさそうだからです。

ライブ出演が減りました。これまで月間で最低15〜20本は舞台に立っていました。今月はおそらく3〜4本程度。既報通りドラマにスケジュールを割いています。
とはいえ、ライブ出演数が芸人としてのアイデンティティの証明でもあったので、少しうろたえています。

ドラマ出演が決まりライブ数が減ることが分かった

もっとみる

2億の論理

テレビでキングオブコントをやってる真裏で「THE 性癖」というトークライブに出演してしまった。あらゆる性癖について語り尽くす タイトル通りすぎるイベントだ。

10/8(土)にライブ開催を決定して告知。席も埋まりホクホクだったけど、後にお笑いの日が放送されることが判明した。お笑いファンのお客さんがごっそり減ることが容易に想定できたので、イベントの中止も鑑みた。しかし会場費のキャンセル代を払いたくな

もっとみる
あんこの話

あんこの話

散歩していたら、近所に良い雰囲気の和菓子屋を見つけて大喜びしました。

ショーケースにつるんと美味しそうな羊羹が並んでいます。
奥には一人で切り盛りするおばあちゃんが居て。古民家風で、老舗な気配が漂う店構えがまた良い。絶対美味い。
のれんをみると「○○3年創業」という文字が目についた。おっ!と思い、ちゃんと目を凝らしてみたら「令和3年創業」と書いてありました。去年じゃないか。書かない方がいいよ令和

もっとみる
僕のサンリオキャラクター大賞

僕のサンリオキャラクター大賞

こう見えてサンリオがかなり好きです。

子供のころ「サンリオ ハーモニーランド」という、ピューロランドの田舎版みたいなテーマパークに連れて行ってもらいました。それからずっとファンです。

就活のときも、第一志望はサンリオでした。社長こと苺の王様の話も好きでした。
就職試験には早い段階で落ちましたが「そうだよな、僕を落とすからサンリオなんだよなぁ」と腑に落ちた覚えがあります。

ここからは推しへの愛

もっとみる
ぐんぴぃ寝言集

ぐんぴぃ寝言集

僕はめちゃくちゃ寝言をいうらしいんです。
ルームシェア時代に同居人たちを大変に苦しめました。
横になってる時だけじゃなく、起き上がって寝言をいう、夢遊のフェーズに差し掛かっているらしいからタチが悪いです。

身に覚えはないのですが、言われたことがある寝言を書き連ねてみます。

寝言たち・「騙されてばっかりだ!!!」

同じ部屋で寝ていたレンタルぶさいくの証言。
ちょうどレンぶすは真横でシコっていた

もっとみる
命を燃やせ。ラーメン二郎

命を燃やせ。ラーメン二郎

――もう、これで終わってもいい。明日から動けなくなったって構わない。つま先からてっぺんまで全身全霊で、" 今 "に賭ける。" 今 "じゃなきゃ駄目なんだ。エンジン全開。見る前に跳べ、命を燃やせ。

―――――――――そういう瞬間が、人生には否応なしに訪れる

ドクン…ドクン…心臓の鼓動が加速する―――

 

「オレは..." 今 "なんだよ!!」

 

あらゆる主役が、このようなセリフを吐く

もっとみる
ホラーで笑う コントで怖がる

ホラーで笑う コントで怖がる

自分でも信じられないけどホラー映画が好きになってきた。最近のことだ。
少し前まで身の毛がよだつほど苦手で、レンタルDVDの恐怖作品ジャンルの棚も避けていた。ホラー好きの神経が理解できなかった。

怖い作品を見れるようになったきっかけはいくつかある。大きな要因は「来る」と「ヘレディタリー」をみたことだ。

ホラーの楽しさを教えてくれた映画

特に「来る」はホラーが苦手な人にも超オススメ作品だ。恐怖っ

もっとみる
辞めない努力

辞めない努力

芸人のコンビ解散や引退がめちゃくちゃ多いです。
先輩だってバンバン辞めるし、芸歴の浅い名も知れぬ後輩は言わずもがな。僕らの養成所時代の同期も全員解散しました。

ウエストランド井口さんが言ってましたが、打ち上げがなくなったのも結構大きいんだと思います。

コロナ前はライブでスベっても、飲み会で取り返せていました。芸人同士の宴席はただただ楽しい。打ち上げ目当てでライブに出る人だっていました。若手の頃

もっとみる
身近な怪談

身近な怪談

ガクヅケの船引さんは怪談「皿屋敷」のお菊さんの子孫らしい。Wikipediaにも書いてあった。

船引さんの相方、ガクヅケの木田さんは僕と一緒に住んでいる。木田さんにいろいろ聞いた。

(ガクヅケ : 左から船引さん、木田さん)

なんでも昔、船引さんの家に昭和天皇が来訪されたこともあるらしい。お菊さんの子孫を詣でる趣旨だったそうだ。

僕は皿屋敷の話が好きなので、途方もない偶然に興奮した。

もっとみる
僕のお正月がつまらないのはナゼか

僕のお正月がつまらないのはナゼか

お正月が楽しかったのはお年玉が貰えたからだろうか?うん、きっとそうに違いない。

たしかに僕はお年玉の額で親戚をランク付けするイヤな子供だった。1万円をくれたおじいちゃんの肩を揉んだ。3000円入りのポチ袋をくれたおじさんの言うことは真に受けなかった。

大人になるとこれがブーメランになる。お金をくれてやる立場になってバッチリ苦しむ。
若い時にもらったお金を、歳を重ねたら払うことになる。お年玉って

もっとみる
二郎インスパイア

二郎インスパイア

ラーメン二郎に行くのが趣味だ。最大で週4通っていた。でも二郎インスパイア系は苦手なことが多い。

※インスパイア系とは
ラーメン二郎はチェーン展開をしておらず、原則のれんわけである。
インスパイア系とは、本当にざっくり言うと二郎系列店で修行していないお店のことだ。二郎みのあるラーメンだ。

インスパイア系ラーメンは店舗数が多い。
一般的に明るい、入りやすい。メニューが多く、女性が入りやすい雰囲気の

もっとみる
近況:一人暮らし

近況:一人暮らし

一人暮らしが快適だ。ありがたい。

日がな一日 本を読んでいる。自炊も始めた。アスパラを豚バラで巻いてみた。美味しい。星のカービィ ディスカバリーを好きな時間にプレイしてる。楽しい。

Switchで思い出した。元同居人のレンタルぶさいくとニンテンドーアカウントを共有している。彼の現在は何一つ知らないが、レンぶすのアカウントはいつどんな時刻でも"オンライン"と表示されている。ちょっと心配だ。

もっとみる