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姫野カオルコ「青春とは、」
「青春とは、」(2020年、姫野カオルコ著)読了。読んで良かった。
「謎の毒親」「彼女は頭が悪いから」と最近の作品しか読んだことがなく、これで読むのがまだ3作目程度なのにしかももう評価も十分に確立された作家なのに、お前はいまさらなにを偉そうに言ってるのかではあるが、姫野カオルコ、最も信頼できる小説家の一人であるとここで断言したい。明暗、喜びと哀しみ、くだらないことと真剣なこと、個人が生きている
たかが殺人じゃないか
「たかが殺人じゃないか」(2020年、辻真先・著)読了。今年の各ミステリー賞で大賞を獲得した、御年88歳という大ベテランの作品。終戦後の名古屋が舞台。中盤から登場する名探偵・那珂一兵シリーズという位置付けということではあるものの、実際は辻自身がモデルと思われる推理小説家志望の男子高校生が、物語の主人公。
「密室殺人はいかにして行われたか?」「解体殺人はいかにして行われたか?」という読者への
藤井風「HELP EVER HURT NEVER」
藤井風(ふじいかぜ)。今年の5月にファーストアルバムを発表し、人気急上昇中の新人メジャー・アーティスト。23歳。名前も知らなかったが、知人が大変推していたのでサブスクにて早速試聴。予想以上にはまり、CD購入。「HELP EVER HURT NEVER」全曲、藤井による作詞作曲。
シンプルで品のあるR&Bのサウンドに、「何なんw」「もうええわ」という、場違いな言葉がサビで乗っかってくる冒頭2曲
ジュディ 虹の彼方に
アメリカ大統領選挙、まだ結果出ませんね。とりあえず、トランプは終わりにしてほしい、それだけ!
「ジュディ 虹の彼方に」(2019年、ルパード・グールド監督)配信にて観賞。
ジュディ・ガーランドの伝記作品。ハリウッド・スター・ジュディの不遇な晩年を描く。アメリカでは既に仕事がなくなっていたジュディが経済的理由で仕方なく出演することにした、ロンドンでの長期公演が映画での主な舞台。
ジュ
ブルース・スプリングスティーン「レター・トゥー・ユー」
仕事が終わらず、日曜日だが出勤。それでもまだまだ終わらない。コロナ以降いろんなことにいろんな影響が出て、ストレスと疲労が蓄積する。疲れますね〜。また円形脱毛にならなければ良いが笑。
先週から今日まで通勤と帰宅時はずっとこれを聴いて、自分を奮い立たせてました。ブルース・スプリングスティーンの新作「レター・トゥー・ユー」。クレジットを見ると、ゲストなしの純粋なブルース・スプリングスティーン&Eス
ヒロトとマーシー関連書籍
ザ・ブルーハーツ結成35年ということで、いろいろ世間は盛り上がっているよう。画像はここ最近で買った書籍2冊。
左側はミュージックマガジンの最新号。「ヒロトとマーシー・私の3曲」と題したアーティスト11人の選とコメントが気持ちが入っていてめちゃくちゃ良い。クロマニヨンズのジャケットを当初から手掛けているデザイナー菅谷晋一さんのインタビューは、氏の言葉の深みがあってぐっと来る。表紙も勢いあり素晴ら
誕生日翌日にホアキン・フェニックスについて考える。
昨日誕生日でした。40代後半に突入!お祝いメッセージ等いただいた方ありがとうございます。体調面では、50肩になったり円形脱毛症になったりして驚いた最近でしたが、前者は徐々に回復傾向、後者は完全復活笑と、なんとか元気でやっています。
画像は自分と同い年で生まれは4日違いのホアキン・フェニックス。先日配信で観た「教授のおかしな妄想殺人」(2015年、監督ウディ・アレン)より。
映画詳しくな
映画「ウェスタン・スターズ」
気に入らない学者・研究者を排除し、その批判に対してまともな説明を拒否し居直る強権体質の新政権。テレビなどの多くのメディアはまたも忖度をしているのか、論点ずらしの手助けと、政府と首相の陳腐なイメージアップに力を入れる。コロナで社会も個人も疲れきっている今みたいなときこそ、困っている国民の声を真摯に聞く政治が必要なはずなのに、なんでこうもクソな状況が続くのか。
日々の仕事や生活のストレスなども重