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ヒロトとマーシー関連書籍

ザ・ブルーハーツ結成35年ということで、いろいろ世間は盛り上がっているよう。画像はここ最近で買った書籍2冊。


左側はミュージックマガジンの最新号。「ヒロトとマーシー・私の3曲」と題したアーティスト11人の選とコメントが気持ちが入っていてめちゃくちゃ良い。クロマニヨンズのジャケットを当初から手掛けているデザイナー菅谷晋一さんのインタビューは、氏の言葉の深みがあってぐっと来る。表紙も勢いあり素晴らしい。これらの点だけで買いです。


今特集ではブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズとヒロトとマーシーがやってきたバンドについてのそれぞれの全アルバム解説や、それぞれの総論みたいなものがいろんな人の手で書かれている。思い入れもあってかつ客観性も一番あったのが、ハイロウズについての章かなと。ハイロウズ、もちろん熱心に聴いた。でもなんか自分のなかではなんだかいま存在感が薄い感じがしていた。今回のマガジン読んでもう一回聴きなおそうと思った。あと、余計なこと書いている気がしてあれですが、正直ブルーハーツのところがけっこう不満。思い入れ度もミュージックマガジンだからこその音楽的批評性もちょっと・・・かなと。おこがましくてすんません。でも、繰り返しますが、ファンは間違いなく買いです。


そして右側は発売されたばかりの「ザ・ブルーハーツ-ドブネズミの伝説」。陣野俊史・著。ブルーハーツのヒロトとマーシーの作品を「詩」の面から2020年の現在の視点で批評する本。今日本屋で見つけて即買い。そして一気読み。結成から解散までのブルーハーツの歴史を追えるという点、そして関連資料の抜粋など、ファンなら楽しめる内容。この陣野さんという方は文芸評論家で、その専門的知識からの視点もある(難しい部分もあり)。ただですねー、直接的にはブルーハーツとは関係ないけど、「はじめに」での遠藤ミチロウについてのあきらかなというか、そこ間違えちゃだめでしょという記述があって、心が折れてしまい、実際は流し読みしていたかもしれない。すんません。


なんか批判っぽいことばかりですみません笑。ブルーハーツで、ヒロトとマーシーで、音楽に目覚めた人間として、思うことを書いてみました。

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