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しろくま
2023年12月4日 20:58
父の足が悪くなった。自転車で趣味の写真を撮りに行った時に、無理をしてしまったらしい。夕方に病院に行って、薬をもらってきた。数日間は絶対安静。父も、母と同じように、薬を飲む生活が始まった。父の病院には、私が付き添った。ゆっくりと、歩幅を合わせて歩く。ほんの数年前までは、父のほうが、うつで早く進めない私に合わせて歩いてくれていたのに。立場が逆になってしまった。父も母も、こうして少しずつ
2023年12月7日 00:02
死にたい。消えたい。いなくなりたい。逃げたい。「私」じゃない誰かになりたい。でもそれってきっと甘えだ。みんな自分の問題と向き合って生きてるんだから。逃げちゃいけない。乗り越えなきゃ。立ち向かわなきゃ。でも。そんなこと分かってるけど。毎日を生き延びるだけのことが、本当にすごくすごく難しいの。ふとした瞬間に死ぬことが頭をよぎる。お茶を飲みに布団から出たとき。お手洗いに行ったとき。ス
2023年12月11日 04:07
私は家族を愛している。家族もきっと、私を愛してくれている。この家に生まれたことが、最大の幸福であり、最大の不幸である。私と信仰私の家は、昨今話題にあがる新興宗教を信仰している。幼児期から、日曜日は教会へ通って礼拝を捧げ、教祖の出身国の言語を習った。週に一度、朝4時半に起こされて、安息日の儀式をした。教祖の自伝を音読し、「神様の愛を中心とした家庭」となるための長い宣誓を唱えた。食事の
2023年12月14日 23:51
ヒカリの自死について、教会の関係者に聞いてみることにした。彼女は生前、中高生部をまとめる立場の人とよく話し合っていたと、亡くなった後に聞いた。彼女がどんな考えを持って、なにに悩んで、どうしてあんな最期を迎えたのか、知りたい。彼女のいないところでそれらを暴いてしまうのは、冒涜的な行為かもしれない。私だって、知ったうえでどうしたいのかも分からない。でも、私はちゃんと、自分で彼女の葬式を上げた
2023年12月17日 10:04
私の高校一年生の1年間のことを全て書きます。多くは愚痴であり、不平不満であり、読んでいて気分の良いものではないと思います。とても長くなりますが、それでも読んでいただける方がいたら、嬉しいです。入学進学したのは、第一志望の高校ではなかった。私の家はお金が無く、私立高校を受験することは叶わなかった。「滑り止め」無しの一本勝負。塾にも通えない。学校と自宅での勉強のみで確実に合格でき、かつ
2023年12月23日 07:12
私は薄い陶器の人形だ。中には何も入っていない。からっぽ。どこにも穴はあいてないから、中に物を入れることはできない。ただの冷たい洞窟が、陶器の皮膚によって私の形をとっているだけ。貯金箱のように、叩けばすぐに粉々になる。弱くて脆い。私は散らばった破片となって、そうしてようやく解放されるのだと思う。私は使い古された布の人形だ。中には、押し潰されて萎んだ綿が入っている。
2023年12月29日 22:36
24日、カウンセリングで、入院を勧められた。お風呂も入れない、歯も磨けない、ご飯もあまり食べられない。そして、深い気分の落ち込み。働いていないのに家事の手伝い一つできないことに、ひどく罪悪感を覚え、自己嫌悪を募らせる毎日。自己嫌悪は、自責へと変わり、希死念慮へと化けていく。死にたい。死にたい。死にたい。生まれてきたくなかった。自分にまったく期待ができない。将来に希望を持てない。うつ病