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僕の中のthe verveを回顧してみる
昨日ある友人から、
「リアルタイムで聴けなかった人に、
リアルタイムで聴いていた人の体験談を共有して欲しい」
との依頼を受け、ザ・ヴァーヴ(the verve)についての回顧記事を書くことにした。
ブリットポップど真ん中だった学生時代、そしてバンドとの邂逅当時僕は超が付くほどのオアシスファンだった。高校時代にラジオで聴いた“Live Forever”をキッカケにして、ブリットポップ期をリア
2021年私的年間ベストアルバム25選(ダイジェスト版)
今年の初め、僕はこんなことをぼんやり考えていた。「今年もポップソング強しな1年になるんだろうか?」。
90年代以降音楽ジャンルは多種化が進み、2000年代に入るとそこから各ジャンルの”ポップ”化が進んでいった。そして、多くの作品は「ポップな〇〇(ジャンル名が入る)」のような言葉で形容されることが多くなった。
では2021年はどうだったか?
振り返ってみると、作品に関しては想定とは異なるベクト
僕の音楽源体験はクイーンと共に
コロ ナ禍に入り、新しい音楽友達と出会い、話をする機会がめっきり減った昨今。対面での飲み会で相手の音楽嗜好を知るためのキッカケとして話題にしていた定番ネタがある。
「あなたの音楽のルーツにあるアーティストは誰?」
このテーマは、相手の音楽観を深掘ってくための良いとっかかりになるので、昔からよく使っていた。で、実際に話をして、自分と共通点があればそこから広げてくし、自分と共通点が無くてもそこから
映画『アメイジング・グレイス / アレサ・フランクリン』を観るに際して
現在上映中のライブ・ドキュメンタリー映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』。この映画は、世界を代表するシンガーであるアレサ・フランクリン(享年76)が、ロサンゼルスのニューテンプル・ミッショナリーバプティスト教会で2夜に渡って行ったライブ映像である。
このライブの音源自体はは既にリリース済みなのだが、1本の映像作品として世に出るのはこれが"初"である。ここでは、この映画を見るに際し
新日本プロレス1.4東京ドーム大会を観ての所感
新日本プロレスの正月恒例行事である東京ドーム大会2連戦、その初日を観た。
まず結論から先に言うと、極めて濃度の高い”2種類”の新日本が観れた素晴らしい興業だった。”2種類”とはどう言うことか?
兄弟という関係性がもたらした男と男の闘い
セミファイナル、オカダ・カズチカ vs. ウィル・オスプレイ。この二人は元々同じユニットに所属していて、いわば兄弟のような関係だった。6年前、オカダがイギリス遠
私的、2020年間ベストソング25+1(洋楽限定)
昨日投稿した2020年の私的年間ベストアルバム25に続いて、今年印象的だった曲をアルバム/シングル/EPから25曲ピックアップした。
今年は、コロナ禍で活動に制限がある中でも瞬発性を持って出せるシングルやEPのリリースが本当に多かった。それらの曲には、コロナ禍を乗り切っていこうという応援や激励だったり、米大統領選によってより加速してしまった差別へのプロテストなどのメッセージが色濃く込められていた
私的、2020年ベストアルバム25(洋楽限定)
今年は、個人的な環境の変化や、コロナによるライブやフェスの中止・延期によって、音楽を聴ける時間が明らかに増えた年だった。それと同時に、音楽を通して現実と向き合える年でもあった。
実際、今年選んだアルバムを見てみると、その背景にはコロナやブラック・ライブズ・マター(BLM)含めた多様化による差別への含みが確かに存在している。
音楽は時代を生き写すもの。
かつて、アメリカではボブ・ディランが"B
令和になって変わることと変わらないこと
元号が「令和」に変わり、テレビを見ていると「変化」というワード、そしてそれに関連する話ばかりが目につく。けれど、全然実感が湧かないんですよね。
何故ならば、こと自分に関して言うと、全く変わらないから。やるべきことは変わらないし、自分自身こうありたいと思う姿も変わらない。
まぁ、時の経過や、いろんな学び、環境の変化によって少しずつ変わっていくことはあるだろうけど、根幹的な部分は変わらないなーと思