見出し画像

【ニュース感想文】アップル、 iPhoneへのグーグルAI「Gemini 」搭載で交渉中-関係者

こんばんは!
AI戦争の激化に心を躍らせる男、小栗義樹です。

本日はニュース感想文を書かせて頂きます!
僕が気になったニュースを1本選び、その記事に対する感想文を書く試みです。感想文なので、あくまで僕が思ったことを優先して書いていきます。解説などもはさみますが、それが合っているかどうかには責任は持てませんので、ご了承ください(笑)

本日の題材はコチラです!

アップル、 iPhoneへのグーグルAI「Gemini 」搭載で交渉中-関係者

アップルが持つ最強のデバイス「iPhone」にGoogleが誇るAI「Gemini」を搭載するかどうか、双方で交渉が行われている。という記事です。

これについては信憑性がありません。現段階では、信じるべきではないニュースだと思います。もしも搭載されたなら、便利になること、アルファベットとアップルがより強くなることが確定するよねーという認識だけ持っていればいいでしょう。

Geminiについては、少し前にもニュース感想文で取り上げさせて頂きました。マイクロソフトとGoogle(アルファベット)が、AI抗争でバチバチですという話をした記憶があります。

そうそう、読んで下さる皆様の中には「Google」という名前で馴染んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなると、この記事に出てくる、アルファベットという言葉に疑問を抱くかもしれません。

アルファベットはGoogleの親会社です(親会社という認識でいいと思います)。Googleは、検索エンジンだけを運営しているわけではなく、アンドロイドというデバイスや、その他もろもろのサービス(例えば自動車の自動運転とか)の運営をしています。それらを統括する親会社の名前がアルファベットです。

前回Geminiの紹介をしたとき、Googleという言葉で統一していたのですが、今回の記事でアルファベットという言葉が出てきたので、一応説明させて頂きます。

さて、僕がGeminiの感想文記事を書いたあと、AIの業界では大きな変化が起こりました。openAIは「sora」という画像生成AIを発表しましたし、日本のKDDIもAIベンチャーを連結子会社にしましたよね。

2024年に入ってからというもの、あらゆるIT企業がAIに力を入れ、その開発を急いでいます。また、AIを使う側もその必要性と意味を実感し始めており、使わないことで生まれる弊害みたいなものが、より高い解像度で議論され始めていますよね。

ニュースサイトのテクノロジーというタブのほとんどはAIを題材にした記事になり始めていて、間違いなくトレンドのトレンドを抑えたなぁという印象を持っています。

そんな中、Geminiです。以前僕は、マイクロソフト&openAIに対し、若干遅れを取ったなぁという印象があると書きました。技術的な部分については分かりませんが、普及という点においてのメカニズムははっきりしています。

要するに、イコールで結べた企業が勝つのです。エナジードリンク=レッドブル、SNS=facebookやTwitterなど、その業種というかジャンルを=で置き換える際、出てくる企業名や商品名が、その世界で一番普及していると言えるでしょう。

一般人や大衆に普及させるためにはイメージが大切で、そのイメージを持たせ続けることが出来れば、戦いに勝つことが出来ます。現に検索エンジンGoogleは、検索=Googleというイメージをハックすることが出来たがために、世界企業にまで登りつめることが出来ました。

イメージにおいて必要なのは、インパクト・普遍性・口伝です。

インパクトは先行者が獲得しやすく、普遍性は必要性と置き換えることが出来ます。これら2つを満たし、ある程度の満足度を担保することが出来た時、多くの人が良さを伝播します。

これでイメージは構築できるはずです。

では、AI=と問われた時、多くの人はなんと答えるか?

データを取ったわけではありませんけど、恐らく、特に日本では「chatGPT」と答えるのではないでしょうか?

イメージをハックし、イコールで結んだとき、現時点で「chatGPT」と答えられてしまうと、さすがに天下のアルファベットといえど、覆すのは容易ではありません。Geminiの登場記事に対して、捲るのは難しいと僕が感じたのには、こういう背景があったからです。

では、Geminiがそのイメージを覆し、また、多くの大企業がAI開発を進めている戦国時代のようなこの環境でトップを取る方法は何か?

それは、使いやすい場所にGeminiを配置することと、AIではなく検索AIや検索エンジンという言葉のイコールを取りにいくことです。

AIではなく、Google以上に便利な検索システム。Google×AIを作りましたということを、多くの人に普及させる必要があると思います。また、それを実際に使ってもらう場所に配置し、満足度を高める必要もあるでしょう。

今回のiPhoneへのGemini搭載の可能性は、まさに「使いやすい場所への配置」のための戦略の1つとして浮かび上がったもので、現実に交渉が行われているどうかはわからないものの、アルファベット側は確実に実現したい一手なのだと思います。

IT業界やパソコン業界において、他社へ他社の商材を搭載するというのは珍しいことではありません。それこそ昔、Microsoftのサービスがアップルのパソコンに搭載された事もあります。今回の件を個別に見てみると、アルファベットは絶対に搭載したいだろうし、アップルにとっても悪い話ではないでしょう。もちろん、性能などのチェックは必要だと思いますが、自分たちの開発する製品がより便利になれば、それだけ買う人も増えるはずです。

そう考えると、アップルはめちゃくちゃ優位性を持っています。良い製品を作り続ける技術力とアイデアを持ち続けることができれば、黙っていてもソフト屋さんが寄ってきてくれますからね。

アルファベットからすれば、検索という圧倒的な優位性・競争力を持っていますから、他のAI開発会社よりもマイクロソフトとopenAIだけを気にしている感じでしょう。ここさえ捲れば、世界を席巻できるはずと考えているはずです。

この話が本当に実現することになれば、それこそopenAIを捲れるチャンスがあるかもしれません。その辺りを踏まえてAI戦争を追いかけると、ニュースがとても面白くなると思います。

今後、AIにおいてはどこが覇権を握るのでしょうか?
1つだけ分かったことは、AIの参入障壁は決して高くないということです。これだけ多くの企業が開発に乗り出すということは、その技術力が普及しているということなのですから。

そう考えると、トップを走っているopenAIがいつ捲られるかも分かりません。もしかしかたら、全然関係のない会社がいきなりトップに躍り出ることもあるでしょう。chatGPTを開発したopenAIがそうだったように。

いずれにせよこの戦いは、日に日にヒートアップしていることは間違いありません。皆様もニュースを見て、このAI戦争がどこに向かっていくのかを、一緒にウォッチしませんか?

きっと楽しいと思います。

ということで、本日はこの辺りで失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~

この記事が参加している募集

読書感想文

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?