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【読書感想文】真鍋昌平「闇金ウシジマくん」

こんばんは!
もれなく漫画も読む男、小栗義樹です。

本日はメンバーシップのための記事を書こうと思います。

本題の前に1つご報告をさせて頂きます。

先週の火曜日、Vポイントの記事を題材にニュース感想文の記事を書かせて頂いたのですが、あの記事のインプレッション数がもうすぐ1万を超えます。今まで1記事あたりの平均PV数が300くらいだったのに、なぜ急にこんな数字を出せているのか?僕自身、よく分かっていません(笑)

ただ分かっている事は、多くの方が記事を開いてくれたという事と、どこかのサイトであの記事が取り上げられたという事で、これはもう運が良かったという事だと思いますし、なによりも、開いてくださった皆様には本当に感謝しております。ありがとうございます。

あのニュース感想文を書いたことで、より多くの方から「ニュースの感想・解説」をリクエスト頂けるようになりました。期待には全力で応えていくのがモットーですので、1つ1つ対応させて頂ければと思っています。

手始めに、明日は円安についてのニュース感想文を書こうと思います。

最近どこのニュースを読んでも、この話題で持ちきりです。ちょうど書こうと思っていたので、明日の記事にぶつけてみようと思っています。

続いて補選です。これも最近話題になっていますよね。政治や選挙を題材にするのは避けてきたのですが、一時期僕は、選挙記事を書いていた人間です。今回の補選はとても面白い案件だったので、予定を変更し、水曜日の記事で紹介しようと思います。

水曜日はもともと読書感想文を書いています。今週は、池上彰さんの本を題材にしようと思っていたのですが、リクエストに早めに応えたいので、ニュース感想文を2日連続で投稿させて頂ければと思います。

というわけで本日です。

本日はメンバーシップ用の記事として、普段は、毎日書いている各コンテンツをベースに、より深堀りした記事を書いているのですが、水曜日の読書感想文が飛ばすことになったので、この機会に「メンバーシップ用の読書感想文」を全編公開しようと思います。

題材は「闇金ウシジマくん」です。最近また読み返しているので、せっかくだから読書感想文を書こうと思います。ちなみに、読書感想文の題材で漫画を扱うのは初めてです。まさか、一発目がウシジマくんになるとは思いませんでした。

メンバーシップ用の記事と書きましたが、普通の記事との大きな違いはありません。1つだけ違うのは「本音が入っている」という点です。本音というのは、ポジティブな面とネガティブな面の両面の事です。

僕、普段書いている記事の中では、なるべくポジティブな部分だけを書くようにしています。結構配慮しているつもりで、読んでくれる人が不快な気持ちになるのは、なるべく避けたいと思っています。沢山ある記事の中で、わざわざ自分の記事を開いてくれたわけですから、出来ることなら楽しい気持ちになってほしいなと思うし、役に立ったなぁ~と感じてもらいたい。だからこそ、不満や不安が垣間見える部分は、特別な事情が絡まない時を除いて排除するようにしています。

メンバーシップでは違います。嫌なものは嫌だというし、苦手なものは苦手だと言います。本来その方が健全で、その方がリアルな人間味を感じてもらう事が出来るのは知っています。このアカウントは「僕の事を紹介する」というテーマで動いているため、このアカウントに付随する当メンバーシップは「僕のリアルを紹介」するをテーマにしています。だからこそ、ポジティブな面もネガティブな面もさらけ出して、リアルな一面を知ってもらい、感覚の近い人と共鳴できる空間を作れればいいなぁと思っています。

初月は無料なので良かったら入ってみてください。楽しい時間を過ごしましょう。

さて、そろそろ「闇金ウシジマくん」の感想文を書かせて頂きます。

闇金ウシジマくんは、闇金でしかお金を借りることが出来ないダメ人間を主人公に、その人間が堕ちていく様を皆で見届ける漫画です。ウシジマくん(お金を貸す側の人)は、一応物語の主人公なのですが、フォーカスされるのはダメ人間(お金を借りる側の人)の方で、物語序盤はちょい役みたいな感じで、お金を貸す場面でしか登場しません。

ダメ人間のリアルなダメっぷり・裏社会に流れる怖さ・ドロドロした人間模様・借金の回収フェーズでダメ人間が破滅していく爽快感が見どころで、連載が終了し、単行本の刊行が完結した今でも、多くの人から根強い支持を集めています。

物語毎にフォーカスされるダメ人間が変わっていくため、〇〇くん編が好き・〇〇くん編は苦手などといった感じで、人によって、好き嫌いのポイントが明確に分かれている点も、この漫画の面白いところだなと思います。

後半に進めば進むほど、その物語の難易度は上がっていきます。難解なので、読む場合は気合いが必要です。

僕がウシジマくんを最初に読んだのは社会人3年目の時でした。当時はまだ連載中。ちょうど終盤で盛り上がっていた時だったと思います。たまたまネカフェで見つけ、話題になっているのも知っていたので、何気なく手に取ってみたのが始まりでした。最初に手に取った時の印象は「胸糞悪い」で、正直嫌いな漫画という位置づけにありました。

じゃあ現在は好きなのか?と言われれば、現在も嫌いです。結局胸糞悪い事に変わりはないです。進んで読もうとは思わないのですが、ひょんなきっかけで読み始めてしまうという、僕にとっては不思議な漫画なのです。

今回、読み始めてしまったきっかけはyoutubeです。闇金ウシジマくん、現在公式youtubeで読み聞かせ再連載をやっているんですよね。めちゃくちゃ不快なのに、アップロードの通知が来るたびに開いてしまいます。

この漫画、すごく勉強になるんですよ。反面教師としては抜群だし、金融に関する知識も身に付きます。不快でも「時間を無駄にしたなぁ」とは思わないから、暇つぶしとしては最適な漫画なんです。

ちなみに身に付く知識は、
・人間がダメになる共通点
・お金の原理原則
・裏社会の組織図
・ダメな人間関係の作り方、回し方
・利率の計算
・選択肢の重要性
などです。

1つの漫画に、これほど沢山の「身になる教養」が詰め込まれている。これはもはや奇跡だと思います。

僕はあんまり好きじゃないですが、下手な金融実用書を読むくらいなら、まずはウシジマくんを読んだほうが、興味も持てるし勉強になると思います。いや、間違いないでしょう。

訳アリ人間が沢山出てくるので、人間ドラマとしての深みもあります。考察が捗るのも納得ですし、様々な考察が生まれるのも納得です。

僕に言わせれば、借りる前に作り方を覚えろよが本音なので、ほとんどの登場人物に感情移入することが出来ないのですが、それでも、漫画の世界で行わている出来事の中には「納得できること」が沢山あり、確かにな~と頷いてしまう事柄も結構出てきます。

生きる上で切り離すことが出来ない「お金」を、ここまで生々しく描き切ることが出来た漫画で、ウシジマくん以上の傑作に出会ったことはありません。全然共感できないですが、金融系漫画の最高傑作であることは間違いないと思います。

ウシジマくんは、正常に生きている人間に読んでほしいなと思う漫画です。今の自分の生き方は正解だと胸を張って言える根拠って、なかなか無いじゃないですか?

その根拠をくれる漫画の1つが、ウシジマくんだと思います。この世界から一番遠いところにいる、自分は大丈夫。そんな風に思って、明日からの生活を送ることが出来たなら、多分それは幸せです。

徹底的に反面教師として読むことが出来る人からすれば、ウシジマくんは最高のテキストになると思います。

前述しましたが、ウシジマくんは現在、youtubeで読み聞かせを配信しています。話も読み切りになっているので、興味があれば気になった話を読んでみてください。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう。
さようなら~



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