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あまねく紡ぐ次代の民藝=「萬画(ミリオンアート)」の世界

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2021年8月の記事一覧

しあわせジョンとは

しあわせジョンとは


主な登場人物

単行本作品一覧

しあわせジョンとの出会いふしあわせトムとの出会い手描きアニメMV

思考を止めず「気付ける人間」に

職場に溢れる大量の書類。
物の位置が決まっていない備品。
あちこちに保存されているデータ。

気がかりなものはいくつもあります。
でも気にするだけで行動に移せていないのであれば、それは「気付いていない」のと同じことなのかもしれません。

高校野球マンガ『おおきく振りかぶって』35巻は、1冊まるまる神奈川の強豪校見学が描かれました。

季節は高校1年の2月。学校に入れなくなる高校受験休みの1週間。そ

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デジタル原画はじめました

デジタル原画はじめました

eluさんがpsdデータの販売に対応したので、前からやってみたかったデジタル原画の販売をやってみた。生原稿の販売ならぬ、生のPSDデータの販売である。デジタル原画と呼んでいいと思う。まずは5ページ。

ウチは、基本的にPhotoshopで原稿を作る。前々から、このPhotoshopのデータをレイヤー構造もそのままに販売したらおもしろいかな、と思っていた。
紙の原稿と異なり、ネーム、下絵、ペンの工程

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スタートアップ企業でマンガレーベルを立ち上げた話

スタートアップ企業でマンガレーベルを立ち上げた話

こんにちは!最近インプットすることが多くて徐々に過去の記憶が失われているかもしれないと思い立ち、定期的にnoteを書こうと決心した井上です。

昨年までスタートアップの役員をしていたのですが、その会社であまり多くの人が経験したことがなさそうな「マンガレーベルの立ち上げ」という経験をさせてもらいました。

そのときの記憶が薄れていってしまう前に当時やっていたことや考えていたことなどをnoteにまとめ

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こんなにある!ドラえもんの目の表現

こんなにある!ドラえもんの目の表現

ドラえもんの目の表現についてツイートしたら、たくさんの反応いただきました。

自分含め、多くの方の新たな気づきだったのかなと思います。せっかくなので関連ツイートをnoteに記録しつつ、子供のころから憧れの存在だった藤子不二雄先生のすごさを噛みしめたいと思います。

表情の豊かさ描き出してみて最初の感想は「なんて表情が豊かなんだ!」です。この小さなスペースに、これだけのバリエーションをつくりだすクリ

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縦読み漫画は日本式漫画を駆逐するか?

縦読み漫画は日本式漫画を駆逐するか?

◉韓国発の、縦スクロール型の漫画が、世界標準になるかと言われれば、たぶんならないと思いますよ。別に自分が保守的だから、新しい文化を警戒したり排除してるわけでもなく。こういう、新しいモノが出てくると、それがすべてを席巻するかのように言うのは、日本人の悪いクセです。そういう人に限って、コマ割りとは何かが解っていない、一知半解の人が多いんですけどね。

【韓国発の「縦読み漫画」が業界を席捲…「日本式漫画

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ドラえもんの人間製造機の性能が、設定よりちょっとしょぼかったらどれだけ大変か。

ドラえもんの人間製造機の性能が、設定よりちょっとしょぼかったらどれだけ大変か。

ドラえもんの出す道具に人間製造機というのがあってご存じの方も多いと思う。
材料を入れれば人間を作ってくれる道具で、その材料が、石鹸(脂肪)とくぎ(鉄)、マッチ(りん)、えんぴつ(炭素)などで、ごく普通に身の回りに存在するものから人間ができることに子供のころ衝撃を受けた。
振り返ってみればそれは、生物の体を構成する元素と、非生物のそれとにちがいはないのだという事実を、SF的な方法で表現しているからだ

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漫画家から漫画を読もう

漫画家から漫画を読もう

漫画家について知ることで、漫画の読み方が変わるのかもしれません。
これは、僕に漫画について評論する喜びを教えてくれた「BSマンガ夜話」が教えてくれた視点です。夏目漱石の長男の長男(孫)、夏目房之介先生や、いしかわじゅん先生などの憧れの巨星たちが示してくれました。

たとえば、いしかわじゅん先生の「今夜珈琲を淹れて漫画を読む」という漫画の紹介本にある、「ちはやふる」の作者「末次由紀」先生の記事。

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"COMIC"を"漫画"と訳すのは、ピラフを炒飯と呼ぶようなものだって話【アメコミと漫画の違いを解説】

"COMIC"を"漫画"と訳すのは、ピラフを炒飯と呼ぶようなものだって話【アメコミと漫画の違いを解説】

こんにちは! ドラグティガプロジェクトの西村虎次郎です!

今日は僕たちが最も伝えたいトピック「コミックと漫画は全く違う」ということについて、語っていきたいと思います。

これが分かってくれさえすれば、僕たちドラグティガプロジェクトの活動が分かるようになる。という内容になっていますので、ぜひお付き合いいただければ幸いです!

日本人はみんなピラフのことを炒飯だと思っている僕らコミックファンが直面し

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日本発のアメコミ出版社を作る! ドラグティガ・プロジェクト、noteはじめます

日本発のアメコミ出版社を作る! ドラグティガ・プロジェクト、noteはじめます

はじめまして! 
DRAGTIGA PROJECT(ドラグティガ・プロジェクト)の西村虎次郎です。
この度、ドラグティガ・プロジェクトの活動をより多くの人に知ってもらうために、note公式アカウントを立ち上げました!

初回の今日は、そもそもドラグティガ・プロジェクトがいったいどんなものなのか、紹介させていただければと思います。

ドラグティガ・プロジェクトとは?

ドラグティガプロジェクトは、

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『ルックバック』に感動したとかではないが、ジャンプ+に感動している話

『ルックバック』に感動したとかではないが、ジャンプ+に感動している話

 いろいろと話題の『ルックバック』を遅ればせながら読んだのだが、実は何も感じなかった。ふーん。という感じ。
 
 こういう事を書くと逆張りクソ野郎と言われそうだが、悪いとも思わなかったし、目を引く一コマもあった。主人公が夜道で小躍りするシーン。表現者で、あれを見て微笑まない人はいないのではないかと思う。漫画表現もすごくいいと思う。でも「いい話だな」という印象以上のものはなかった。これはもう私の心が

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