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マウンテンランニング色々

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マウンテンランニング、トレイルランニングレースについての色々
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#世界選手権

僕はスポーツが出来ない

僕はスポーツが出来ない

9年前、36歳の時に書いた僕の子ども時代のエピソード。
そして、トレイルランニングに出会ったきっかけについて。
*2024/1/2加筆修正

僕はスポーツが出来ない
これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそもずっと生徒会で、文化祭や体育祭の実行委員そんなばかりやっていた。
劇の会やイベントでも照明をやったり、何かを「創る」事が好きなのは昔から
変わらずだけど。

「教員免許を持っていて

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世界への扉~マウンテンランニングマスターズ世界選手権へのチャレンジ~

世界への扉~マウンテンランニングマスターズ世界選手権へのチャレンジ~

ちょうど昨年の今頃、僕たちはアイルランドにいた。
マウンテンランニングのマスターズ世界選手権に出場するためだ。

マウンテンランニングのこと僕はマウンテンランニングワールドカップに2012年から参戦。2013年〜19年にかけては日本代表として、マウンテンランニング世界選手権に出場。マスターズ世界選手権は2018年から参加し続けている。選手活動と同時にマウンテンランニング国際連盟(WMRA)のAth

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銅メダル

銅メダル

9/3(土)アイルランド、クロンメルにて開催された"21st World Masters Mountain Running Championship"に出場。

僕たち日本人チームは3名でM40カテゴリーに出場し、団体で銅メダルを獲得した。

2012年からマウンテンランニングの世界に飛び込み、11年目にして初めてメダルを獲得することができた。一緒に走ってくれた2人のおかげだ。

過去の成績

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初めて世界選手権出場を決めた時の感動をもう一度 

初めて世界選手権出場を決めた時の感動をもう一度 

2013年のこと、僕はマウンテンランニングの世界選手権に出場すべく、マウンテンランニングのワールドカップを転戦していた。もちろんシリーズ全体に興味もあったけど、世界選手権に日本代表として出場したいという強い思いがあった。

しかし、日本ではマウンテンランニングのワールドカップはおろかそれに準じたレースもない。世界に挑むためにはどうすればいいか?マウンテンランニングのワールドカップに出場する前にも色

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2022World Masters Mountain Running Championshipsに向けて

2022World Masters Mountain Running Championshipsに向けて

僕は過去3回マウンテンランニングのマスターズ世界選手権に出場している。
順位は以下の通り。

2018年:14位
2019年:7位
2020年:延期
2021年:11位

同世代は一緒にワールドカップを走った選手をはじめ、まだまだ層が厚い。
けれども、チャンスを狙ってコツコツ続けていればいずれその機会は訪れるし、
何より僕はマウンテンランニングが好きだ。

今年は嬉しいことに同世代で一緒に参加して

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新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

映像制作会社のバックストリートさん。
アスリート支援会社BLUETAGとの繋がりからジュニアトレイルランの映像を撮影していただいたこともあります。

この度、みやちふじおの競技活動及びFUJIO PROJECTの活動に賛同いただき、22年度を通じてご支援いただけることとなりました。ありがとうございます。

株式会社バックストリートwebsite

バックストリートさんに撮影いただいた第4回TOKY

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目標レースの大切さ、そして僕の目指すもの

目標レースの大切さ、そして僕の目指すもの

昨年のマスターズ世界選手権を走ってもう半年以上経ってしまったのだが。。。

やはり目標があることは大切だ。

その目標に向けて準備をしていく過程は楽しいし、課題と向き合い、足りないものを強化して、渡航が近くなったら荷物を作ったり、会場について気持ちがさらに高まったり。。。

目指すものがあると日々色んなことに励みがいが生まれる。

特に僕は2019年にマスターズ世界選手権で7位だったので、それ以上

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オーストリア滞在記⑮~アフターレース~

オーストリア滞在記⑮~アフターレース~

レース後レースを終え、フィニッシュエリアではスポーツドリンクやフルーツが配られる。

山頂からの景色を眺めながら思い思いにレースを振り返りあちこちで話に花を咲かせる選手たち。同時に、山小屋では酒盛りが盛大に行われていた。

僕も友人たちと合流し、お互いの健闘を称える。

速報は掲示されていなかったが、フィニッシュした位置から入賞していないのはわかっていたし、ベストを尽くせたのでこの時はどうでもよく

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オーストリア滞在記⑭~マスターズ世界選手権当日~

オーストリア滞在記⑭~マスターズ世界選手権当日~

明けて9/4(土)いよいよレース本番だ。

Telfesに来て3日目。
連日天気が良い。
先週のレースと違い、雨の装備は全く不要。
むしろ暑くなりそうな気配だ。

抗原検査朝食をとりレースオフィスへ。前日に受けたPCR検査の結果はメールできたのでホテルでプリントしてもらった。しかし、日本帰国の際は所定のフォームに記入してあることが入国の要件となっている。心配性な僕はこれをどうしても満たしておきたか

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オーストリア滞在記⑬~レース前日~

オーストリア滞在記⑬~レース前日~

受付へ9/3(金)レースオフィスが7:30~オープンということなので混む前にゼッケンなどを受け取りにと思い8:30に行くと…まだ開いてない。

結局、9:00少し前に開いた。タスク早めに済ませてのんびり過ごしたいので、受付を完了し、webで案内のあったPCR検査について問い合わせると会場では抗原検査しか行わないという。僕はレース翌日に帰路につくのでこのタイミングで受けておきたかった。

PCR検査

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY7 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY7 日本語版

この寄稿も今回を入れてあと2回。日本語で書いた原稿を英語に直そうと思うと語順がひっくり返ったり意味が通らなくなったり。頓珍漢な作文をずいぶんとしたが、コロナ禍で渡航できない状況にも関わらずこうして世界に向けて接点を持つことが出来たのは本当にありがたい。また、毎度頓珍漢な訳を根気よく見直してくれる友人には頭が下がる。

さて、今回は「マスターズ世界選手権へのチャレンジと歳を重ねて思うこと」について書

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あと1ヶ月

あと1ヶ月

9/4(土)マウンテンランニングのマスターズ世界選手権が昨年からちょうど1年延期してオーストリアにて開催される。

過去にはワールドカップレースとして開催されたこともあり、1度だけ走っている。確か5年ほど前だったが、この時は2週連続のレースで1つ目のレースを終えた時から調子が悪く、片耳が聞こえないまま不安な日々を過ごした。レースの日も天候が悪く、ともかくスタートラインにたればよし、走り切れればよし

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際連盟への機構も今回で5回目。後半戦に突入した。担当アスリートそれぞれにテーマをある程度割り振られて書いているが、こうして綴っていると、触れておきたいレースのことや旅の思い出などがどんどんと湧き上がる。

今回触れたのは「アジアから参戦する際の難しさと2019年にアルゼンチンで行われた世界選手権」について。過去記事と英文、そして最後に日本語原文を載せているので合わせて読んでください。

STOR

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マスターズ世界選手権に向けて

マスターズ世界選手権に向けて

9/4(土)にオーストリアにて開催されるマウンテンランニングマスターズ世界選手権に向け、準備を進めている。

本来ならば昨年の9月上旬開催の予定であったが、このご時世で1年順延して開催されることになった。なお、オーストリアでは感染は随分と落ち着いたようで定期的に現地とやりとりをしているが6,7月も既に様々なイベントが行われ、日常を取り戻しつつある。

新たなルール今回のレース出場当たって、通常のレ

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