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●性犯罪、性教育関連

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●性犯罪、被害者支援関連、20年の経験を活かして投稿していきます✍️
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記事一覧

【性犯罪と闘う理由】連続した「無罪判決」

『全く知らなかった』
ということにショックを受け
ポスターの前で立ち止まった。

ポスターは内閣府男女共同参画局が作成した紫色の女性を中心に置いた
「性暴力」
「女性に対する暴力をなくす運動」
というポスター。

その女性がなぜ紫色なのか。
そのポスターになぜ紫色のリボンが描かれているのか。

1ミリも知らないなんて、知らないにも程があるだろ。おれのここ何年かの仕事ってなんなの?周りの人は知ってい

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断言します 『大丈夫、あなたは変われる。幸せになっていい。』

自分が小児性愛障害、ぺドフィリアであると疑っている人
子どもへの性加害行為がやめられない方
児童ポルノから抜け出せない方

『変われば、これまでよりラクで楽しい生き方ができるようになります。断言します。』

知っていますか?
性犯罪被害者は、
『出口の見えないトンネル』
をさまよい続けているということを。

加害者はすぐに忘れるが、
『被害者は一生忘れない』
ということを。

上記に悩んでいる方は

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【被害者支援】こころのケアまとめ~無理強いはしないが例外もある

1⃣こころのケアの使いどころ
犯罪の被害に遭われた方やそのご家族は、被害後に様々な心身の問題を抱えることがあり状況に応じて専門的な支援が必要となる場合があります。そのような人に対してどのようなのときにカウンセリングや精神科などの「こころのケア」を勧めればよいのでしょうか?

⭕️眠れない、食べられない
死ぬかもしれない体験したあと、空腹を感じなくなったり、眠れなくなったりすることはよくある事です。

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【被害者支援】支援者自身も要注意!~つらいときほど気をつける食べ物や嗜好品~

犯罪の被害に遭った方も、支援者自身も配慮した方がよい食べ物や嗜好品があります。

⭕️カフェインは要注意
被害直後に覚醒作用が入るとさらに過敏になって、感情的、混乱しやすくなるため、提供する場合や自身で飲む場合はノンカフェインを選択してください

⭕️糖分の摂りすぎは逆効果
脳が疲れると糖分が欲しくなりますよね!
適量であれば血糖値を上げてくれ、気持ちも安定して疲れが取れます。
ですが一気に大量の

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【被害者支援】二次被害を与えないために~状況設定に気をつけよう~

一次被害によって心身共に傷つきますが、被害後に他者と接する中でさらに傷つけられることがありこれを二次的被害といいます。
今回は言葉以外の態度や、場所などを含む「状況」についても注意を払う必要があるということをお伝えします。

こんなことありませんか?
当事者が嫌だ、拒否するような部屋で話を聞く
事前に説明をしないで物事を色々進める
事前に説明をしないで長時間待たせる
確認をしないまま長時間話を聞い

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【被害者支援】被害者支援は難しい、と言葉を濁さず真剣に向き合う、被害者支援に答えはない

はじめに~
被害者支援はその業務に直面するまで問題意識を持たれないことが多い。自分もそうだった。今の仕事が20年経ち、今やっと本気で被害者支援に向き合うことができた。
これから悩む方々のために参考になれば幸いだ。
※参考文献~警察庁被害者支援体験記(令和5年)

事件が発生し、いきなり、遺族対策や性犯罪被害者等に対する被害者支援を担当することになった。
そんな司法関係者、性犯罪や人身売買等の団体職

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【性犯罪】魂の殺人~あなたは悪くない

性犯罪=【魂の殺人】

~性犯罪に遭うということ~
身体のどこかに見えないナイフが刺さったまま抜けず

出口の見えないトンネルを歩き続ける

何年も何十年も

~被害に遭ったときの落ち度について~
落ち度はないよ。
あなたは悪くない。

あなたが相手に優しくしたことは落ち度じゃない。
強く言えなかったことも落ち度じゃない。
人を信じたことも落ち度じゃない。
飲酒したことも落ち度じゃない。
スカート

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