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Guitar1014

"Affirmation"(Savage Garden)の残りが王道ラブソングの"I knew I loved you"になってしまって気が重いのでの歌を歌うことにした。
今回の「その日の歌」はQUEENの"Spread your wings"(ようやくQUEENが来た)。直接のではないんだけど、翼や飛び立つことがテーマになっている。

私は世代が違う&小学校中学年まで触れられる音楽の幅が極めて狭かったので、はっきりと彼らの存在を認識した頃には既にフレディはAIDSの影響で亡くなってしまっていた。
中高(特に公立だった中学)の英語の先生(特に男性)には、The Beatlesが好きだから英語も勉強して好きになって今では先生しています!みたいな方がわりといた気がして、たまに授業で曲がかかったり、聴き取りで使われたりするようなものにはとにかくビートルズが多かった。おそらく歌詞がシンプルめだというのもあるとは思う。一方、授業にQUEENが入ってくることは皆無だった。あえて取り上げるには有名すぎるけど、「有名な英バンド」であれば、もっと有名なビートルズがいるので、(特に公立中の環境下で)広く一般向けに強いて取り上げるならビートルズ、みたいなダイナミズムがあったのかな、悲しい。

そんなこんなで私がQUEENと本格的に出会ったのは、高校時代に先生が連れて行ってくれた図書館でだった。
(中学時代から洋楽漬けの生活をしてはいたんだけど、やはりフレディ亡き後のリリース等が無い時代だったし、当時の主な情報源がアメリカのヒットチャート番組だったので、たまに懐メロも流れるんだけど、そこにQUEENが入ることはほとんど無かった。CMを中心にTVで部分的に曲を耳にしていてその存在と有名曲だけはなんとなく認識している伝説?のバンド、というようなイメージだったかな。)

私が家を抜け出て居場所にしていた図書館には館内で映画等を見られるブースがあって、とにかく閉館まではいて時間を潰さなければいけないし、受験はしたくない(から受験勉強もしたくない)という理由で私はよくそのブースを利用していた(あとは漫画も読み漁っていた)。気になる映画をしらみ潰しに観ていって、毎日毎日観るものだから、だんだん選択肢が無くなっていって、ある日それまで気付かなかった音楽作品コーナーに目が留まり、そこで彼らのPV集を手に取った。確か"Bohemian Rhapsody"のイントロ、暗い中メンバーの顔が不気味に浮き上がっている(?)あのシーンがジャケットだったと思う。
何だこりゃ?と思いつつ閲覧手続きをして、ディスクをセットした(一部DVDもあったけど、当時の在庫はLDがメインだった)。そして視聴する。実際の曲順は覚えていないけど、とにかく"Bohemian Rhapsody"のインパクトがものすごくて、冒頭のあのシーンから、中盤の顔が流れていく?ところから、頭の中は「!?!?!?!?!?」と驚きと戸惑いに溢れ、図書館だから実際声には出さなかったけどゲラゲラ笑い出したくなった。衝撃だったのは勿論映像だけではなく、曲の展開も。嵐のようにめくるめく姿を変えていく。有名な曲だからそれまでにも細切れで耳にしていた部分はあったけど、それらはとても同じ曲内のものとは思えなかった、そんな一見てんでばらばらなパッセージが見事に統合され壮大な抒情歌になっている、その絶妙な匙加減と作品を貫く圧倒的なボーカル。
「これは確かにレジェンドだ、参りました」となり、帰りには早速アルバムを借りて見事QUEENの世界にハマることとなった。(この頃は高校終盤だったので、他の洋楽はほとんど聴かず、とにかくCoccoを繰り返し聴いていた時期だった。)

特に好きなアルバムは"Sheer heart attack"と"A night at the opera"。好きな曲は70年代のもの中心でそれ以降は徐々に私的にはポップ成分過多な感じになっていく。"Spread your wings"はそのぎりぎり境目の時期の曲で、おそらく一般的な知名度はそこまで高くないと思うんだけど、私にはQUEENの中でもトップクラスに好きなお気に入り。

歌った部分の野鳥版日本語↓
ーーーーー
サミーは鬱屈として
ただぼんやりショーを
何度も何度も繰り返し眺めていた
生き地獄を脱するために
決断すべき時だということはわかっていた
マネージャーは彼にこう言った
「なあ若造、そんな馬鹿げた考えは頭の中から追い出したほうがいい
サミー、お前は自分を一体何様だと思っているんだ
お前はバーエメラルドで床掃除でもしていればそれでいいんだよ」

翼を広げて飛び立とう
飛び去って、さあ遠くへ
小さな翼でも広げて飛び立とう
飛び去って、さあ遠くへ
自分を取り戻そう
本当はもっとちゃんとやれるって知っているでしょう?
だってあなたは自由なんだから
ーーーーー

1番のみで2番を歌わなかったのは、2番にはセリフの部分があるから。私はメロディーのあるものは扱えるけど、音階に乗らないものはうまく処理できないし(絶対音感の弊害)音楽の文脈の中でアウトプットしたくない。(似たような感じで朗読とかもしたくない。朗読ならプレゼン等のほうが全然いい。感情を乗せてしゃべるということをしたくない。)

サミーはバーの小間使いをしている若者なのかな。おそらく恵まれた境遇ではないから(能力的にも)薄給で諸々「いいように」あしらわれているのだろう。雇用主や上司は彼が他にできる仕事なんかない、この場を離れられないって思っているから、↑みたいに平気で馬鹿にするし、パワハラモラハラを自分が行っているなんてことは微塵も認識しておらず、かくして当然の日常としてマルトリートメントが横行する結果となる。そしてサミーの目は死んでいく。
同じようなことが技能実習生や各種作業所、あるいは対派遣や非正規でも起きているだろう。それで人手不足だとか騒ぐんだから「臍が茶」状態だね。ニッポンの人手不足は安い金で好き勝手こき使い潰せる「奴隷」が足りないと搾取する側が主張しているだけに過ぎない。働き手が必要なら妥当な待遇で迎え入れ大切に育てていけばいいだけ。人が逃げていくには理由がある。国力低下に加えての円安で、今後はもう移民すら目もくれない存在になる美しき亡国ニッポン。

身バレを防ぐためにこれまで書いてこなかったけれども、私の退職には(5類化に加え)感染症対策で管理職へ物申したことを端に発するパワハラが絡んでいる。表では善人面して人権だ多様性だなどと言いながら、同じ口で、平気で真逆のことをする。そしてそれを指摘しても決して認めることはなく、ますます報復のみが強くなる。
私は「そういう人間達」「そういう人間達の世界」を知っている。だから騙されないし流されない。まずいと思うところは忖度なく言う。しかしそういうところがますます「そういう人間達」には癪に触る。それも知っている。

同じだった。

きちんと対話が成立する、互いに尊重し合える対等な関係性や環境であれば、たとえ違いがあったとしても、最適解を模索しながら、効率が悪かったとしても共に歩んでいくことはできる。しかし、圧倒的なパワーバランスを盾に、一方が一方を否定し続けるような場であったとしたら、搾取/非搾取、加害/被害の役割は不問律で固定化し、一切改善は見込めない。既得権益者「でない側」にとって、全ては不毛なことになる。

血縁」であれ、「職場」であれ、そんな環境からは離れるに限る。わざわざ自らを蝕むところにしがみつくメリットは皆無である。そして望みもしない未知の感染症にノーガードでみすみす感染させられるために働く意味も、殺される(物理的精神的の両方)ために生きる意味もない。
生きることが死ぬことなのだとしたら、どうしてそれでも生きなければならないのか。自由とは何か。

フレディは"dead life"(死んだ暮らし)から離れたいと思っているサミーに「翼を広げて飛び立て」とエールを送っている。(直接の言及はないけれどが持つ)翼、翼を使って飛び立つ先の高い空は「自由」や「解放」の象徴だ。

私は自分で決める。どうせ選択できないから好きにしていいと思っているんだろうからこそ選択する。他を尊重することのない見込みない相手には望まない。全て無駄。だから離れる。

私はマゾヒストではないのでわざわざ殺されることを甘受できはしない。殺されるなら終わらせる。だから、利権を失ってもあの世界を抜け出し独りでやってきたし、退職もした。そして旅立ちの準備をしている

幸せの形なんて人それぞれ。私には一般的な幸せなんて、はじめから別次元の話だったんだから、「殺されないこと」が最大のボーダーライン。殺されることを終わらせるのは、自由であり解放であり、極めてポジティブな選択である。それって「幸せ」でしょう?

マイナスよりはゼロのほうがプラスなんだよ。
プラスの強い世界で生きている人間、人のために理性的な行動をしたくない今ここ自分だけ人間はマスクをした程度で生活全てがマイナスになるみたいだけど、私にはたかがマスクなんて何の負担にもならない(今だって練習中も欠かさずマスクをしている。それがデフォルトなら、マスクをした上で歌うスキルを上げればいいだけ)。それ以上に遥かに自らを蝕み拘束するものが大きかったのだから。

バブルスライムやくさったしたいやマッドハンド(ノーガード達は群れて仲間を呼ぶ)だらけの魔物、というか野獣の群れの中、息をする生きるなんて圧倒的にマイナス。マイナスよりはゼロがプラス。

モードなので久しぶりに&複数指ではじめてチョコボを弾いてみた。

弦の跳ね返りが強くてきちんと予定通りに弦を弾けずリズムが大きく乱れているし音も出ていない部分が多い。指の力が足りないんだろうか?筋トレ(?)的に指を鍛えるべき??
そう言えばピアノを弾いていた(ことが関係しているのかは不明だけど)小学生時代には40あった右手の握力は、大学で測定した時には5になっていた。。「5???」って友達と笑ったけど、実際今も力があるとは思えない。。まあ、ギターに必要なのは握力ではないんだけど、、


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