CAN NOT breathe. (息ができない)

息ができなくなった。仕事を辞めた。

政治やメディア、広告業界総出での脱マスク、5類化によって、マスクをしない人間、マスクをしない人間と同じ空間に長時間滞在すること、その苦痛を業務でどうしても避けられなくなった。
ウイルスは存在しない、あるいは感染しても大したことない、特に人に感染を広げることには全く問題を感じないノーガードノーマスク達に、必死に対策をして感染を避けようとしている者がリスクを突きつけられ続ける。あまりにも理不尽だ。
AIDSのように感染経路が限定的で知識と適切な防除で避けられる感染症であればまだいい。けれども、飛沫を主として空気感染もする、後遺症や未解明の晩発性の影響リスクもある厄介な病を、平気で移そうとする人間も、それを正当化させる社会にも、恐怖しかない。


私にはもう自宅以外に安心して息ができる場所が無い。ノーガードがいる限り、感染リスクを避けることはできないし、外でノーガードを避けることはできない。
こんな状況で、新しい仕事を見つけることもできない。安定的な雇用において対人・ノーマスクを避けることは極めて困難であるし、飲食・接客等の短期でアクセスしやすい業種こそまさに対人・ノーマスクを避けられないものだ。


今はひたすら家にいて、働けていたかつての自分が備えていたものを消費している。
幸い備蓄もたくさんあるし、外出の出費もほとんど無いので、最低限のコストで、1日1ターンくらいのto doを作って実行したりできなかったりしながら身辺整理をして過ごしている。
問題は、ほとんど動かなくなったので、お腹が出てきたこと。在職中はなんだかんだで動いてカロリーを消費していたんだなと改めて思った。

当たり前は当たり前ではない。平穏が続くことなんてない。
何もなければ意識することすらない呼吸も、考え始めたらわからなくなってくる。

当然のごとく息が吸えていた日々は過ぎ去った。
息も吸えない世界でどうして過ごしていけようか。

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