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悲しいコンサートをなくすために~「社会包摂」という考え方について
悲しいコンサート以前働いていたコンサートホールで、客席誘導係をやっていたときのこと。その日は知的障がいと見られるお客さんが車いす席に座っていました。国際コンクールで優勝したての、新進気鋭のピアニストの公演。若さのしたたり溢れるような演奏で、疲れ知らずの彼は何度もアンコールに応えてくれ、最後の美しい曲を静かなフェルマータで終えようとした時でした。
「ぅあ~!!」音がまだ消え切らないうちに、感動に震
変わる時代のコンサートホール①
大きな政府から小さな政府へ。財政支出削減、行政サービス縮小、官民連携、業務委託に指定管理…。納めた税金を何に使うか、どう使うかという考え方が、いま根っこから変わろうとしています。3期、4期と続いてきた昔ながらの首長もそろそろ交代の影がちらつく中、これまで「あ・うん」の関係で行政とつながっていた業界も、うかうかしていられない時代がすぐ来るように思われます。
文化行政もその1つ。文化事業はそれ自