エダマメ

メーカーで企画開発のお仕事をしてます。 思春期前後子ども3人の母。 子どもたちからの投…

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メーカーで企画開発のお仕事をしてます。 思春期前後子ども3人の母。 子どもたちからの投げかけは日々難易度が上がり 心のインナーマッスル鍛えられ中。そんな日常の出来事の記録です。

記事一覧

「人を動かす力」があるのは「自分の言葉」で語れる人

23年度まで広島県で教育長をされていた平川恵理さんが5月からVoicyを始められて、それを聴きながら感じたことについて。 平川さんは、本来人が持っている「学びに対する…

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6日前
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「降参です」を言う前に

5月のGW明けから今ひとつ頑張れない私でしたが、NHKの朝ドラの「虎に翼」の主人公寅子ことトラちゃんが頑張っている姿を見て、「私の代わりに頑張ってくれてありがとう!…

エダマメ
8日前
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3人目も「学校に行きたくない」と言われた日のこと

我が家は3人きょうだいですが、上の二人は学校に通っていません。 1番上の長女は公立高校を中退して通信制の高校に編入、2番目の長男は小学5年生の頃から学校に行くのが…

エダマメ
8日前
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管理とかマネジメントとか(仕事においても子育てにおいても)

私は企業で管理職についてるのですが、チームメンバーの仕事の進捗とか労働時間の管理なんかは本当に苦手です。チームのパフォーマンスを上げるマネジメントの方法について…

エダマメ
3週間前
3

「小さい声でしか語れないこと」を聴くこと、話すこと

内田樹さんの著書で「複雑化の教育論」の冒頭に「教室」について記述があります。良い教室は、小さい声で話してもきちんと聞こえるのだと言うのです。生徒のつぶやきや、何…

エダマメ
3週間前
6

「育てにくさ」について

息子が5歳くらいの地域の健康診断のときだったと思います。 心理士さんとの面談をしたあと、「お母さんは大変でしたね」と声をかけてくれました。 そのときはじめて息子は…

エダマメ
3週間前
31

過剰にお買い物させることは、マーケティングの成功ではない

私の仕事は、ドラッグストアで販売しているようなヘアケアやスキンケアといった化粧品の企画開発&マーケティングです。 あるときチームメンバーの一人から 「こんなにたく…

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4週間前
2

戦略を考えることがなぜしんどいのか

窓を開けて風を通していると気持ち良い GW中の気候の良さを活かして 大好き音声メディアを聴きながら 家の片付けと掃除をやっています。 今日は木下斉さんと林直樹さんが …

エダマメ
4週間前
3

よく見て観察してからの抽象化

福田平八郎という日本画家の展覧会を見きました。 https://nakka-art.jp/exhibition-post/fukudaheihachiro-2023/ 絵画って抽象化していくと 理解することが難しくなる、と…

エダマメ
4週間前
3

お金を稼ぐため、ではない動機を大事にする

コテンラジオの愛聴者の私なのですが ベッドリネンをコインランドリーで ワシワシと洗ったり 古い衣類を片付けたりしながら 番外編#102〜104を聴いていました。 福岡県田…

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1か月前
11

娘が食事を作るようになって感じていること

我が家では今 平日の夜は長女がご飯を作ってくれています。 2月頃からちょこちょこと始まって 4月では平日はほとんど。 食材の買い物にもほとんど毎日 近所のスーパーに行…

エダマメ
1か月前
4

ポジティブな意味で「ダブルスタンダードを持つ」と言う話

私は日本企業に20年以上勤めていて 転職をしたことがなく、 30代で3回産休と育休をとって ワーママをやっていました。 今もワーママといえばまあそうなんですが、 保育園…

エダマメ
1か月前
3

戦うことから逃げていたら、ばちが当たってしまった by虎に翼

4月からスタートした「虎に翼」は 自分の感じる違和感に率直に向き合う 主人公のとらこがとても魅力的で 私の平日の楽しみの一つになっています。 モデルとなっているのは…

エダマメ
1か月前
26

バウンダリー、または余白について

学校に行くことが難しくなる背景にある 発達障害やHSPの傾向をもつ子どもたちに対して 特性に合った生き方を掴み取るため 親としてどうやってサポートしてくか問題に向き合…

エダマメ
1か月前
4

HSCの子どもたちとその親か思春期の直面している今について

現在我が家の子どもたちは 高校、中学、小学の高学年の年齢です。 真ん中の息子は小5から ほとんど学校に行けなくなりました。 今は週1フリースクールに通っています。 …

エダマメ
1か月前
11

ゆっくり動く4、5月

小5の秋から学校に行くことがしんどくなり 6年生の2学期からはほとんど学校に行けなくなった息子。 今年の春から中学生だ。 中学入学をきっかけにして 朝起きて学校に行…

エダマメ
1年前
3
「人を動かす力」があるのは「自分の言葉」で語れる人

「人を動かす力」があるのは「自分の言葉」で語れる人

23年度まで広島県で教育長をされていた平川恵理さんが5月からVoicyを始められて、それを聴きながら感じたことについて。

平川さんは、本来人が持っている「学びに対する好奇心」を生涯生き生きと持ち続けることができるよう、身近な小学校・中学校の公立学校にいくつかの選択肢を持てるようにと教育改革を進められて来られた方です。
私はVoicyで野本響子さんと対談をされているのを聞いて、初めて平川さんのこと

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「降参です」を言う前に

「降参です」を言う前に

5月のGW明けから今ひとつ頑張れない私でしたが、NHKの朝ドラの「虎に翼」の主人公寅子ことトラちゃんが頑張っている姿を見て、「私の代わりに頑張ってくれてありがとう!」と謎な感謝をしながら毎朝楽しみに見ています。
自分は前に進んでいる気はしないが、トラちゃんが進んでくれていることで癒されているというか…
今回は第41週の中で朝から本気で泣けてしまった場面の1つについて、なぜ激しく共感して涙してしまっ

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3人目も「学校に行きたくない」と言われた日のこと

3人目も「学校に行きたくない」と言われた日のこと

我が家は3人きょうだいですが、上の二人は学校に通っていません。
1番上の長女は公立高校を中退して通信制の高校に編入、2番目の長男は小学5年生の頃から学校に行くのがしんどくなり、中学生の今は学校に行かないことがデフォルトという状態です。
末っ子は小学生の女の子ですが、彼女は公立の学校に通う日を送っています。
末娘からすると、お姉ちゃんとお兄ちゃんが2人とも学校に行っていないけど、自分だけが平日学校に

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管理とかマネジメントとか(仕事においても子育てにおいても)

管理とかマネジメントとか(仕事においても子育てにおいても)

私は企業で管理職についてるのですが、チームメンバーの仕事の進捗とか労働時間の管理なんかは本当に苦手です。チームのパフォーマンスを上げるマネジメントの方法については日々試行錯誤をしていて、できれば逃げ出したい、と苦悩しています。

そして同じような気持ちで試行錯誤し苦悩しているのが、子どもの家事分担や生活リズムのサポートです。
テレビやスマホ・タブレット・ゲームの時間のコントロールや、朝起きる時間、

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「小さい声でしか語れないこと」を聴くこと、話すこと

「小さい声でしか語れないこと」を聴くこと、話すこと

内田樹さんの著書で「複雑化の教育論」の冒頭に「教室」について記述があります。良い教室は、小さい声で話してもきちんと聞こえるのだと言うのです。生徒のつぶやきや、何かを話そうとする息遣いも分かる、音の通りの良さがあることが大切だと。なぜならば、「生まれて初めて口にする言葉は大きくならない」からです。

「大きなはっきりした物言い」を求められると、人は定型的な言葉しか話さなくなってしまうと内田樹さんは指

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「育てにくさ」について

「育てにくさ」について

息子が5歳くらいの地域の健康診断のときだったと思います。
心理士さんとの面談をしたあと、「お母さんは大変でしたね」と声をかけてくれました。
そのときはじめて息子は「育てにくさ」のある子どもなのかな、と意識したように思います。

「育てやすい」と感じることの一つには、思っていること・感じていることを即座に表現してくれることではないでしょうか。保護する大人側があれこれ想像したり考えたりという負荷がかか

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過剰にお買い物させることは、マーケティングの成功ではない

過剰にお買い物させることは、マーケティングの成功ではない

私の仕事は、ドラッグストアで販売しているようなヘアケアやスキンケアといった化粧品の企画開発&マーケティングです。
あるときチームメンバーの一人から
「こんなにたくさんの新商品はいらないって思っているんですよね」
と言われたことが気になっていました。

正直、そう。
ある程度の商品数は、店頭で存在感を出すために必要になる側面があります。
また、ドラッグストアなどでは年2回、棚替えのタイミングがあり、

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戦略を考えることがなぜしんどいのか

戦略を考えることがなぜしんどいのか

窓を開けて風を通していると気持ち良い
GW中の気候の良さを活かして
大好き音声メディアを聴きながら
家の片付けと掃除をやっています。

今日は木下斉さんと林直樹さんが
農村戦略について語る会を聞きました。
(有料で前編・後編あり)
https://voicy.jp/channel/2028/1140720
https://voicy.jp/channel/2028/1261431

農村戦略と言わ

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よく見て観察してからの抽象化

よく見て観察してからの抽象化

福田平八郎という日本画家の展覧会を見きました。
https://nakka-art.jp/exhibition-post/fukudaheihachiro-2023/
絵画って抽象化していくと
理解することが難しくなる、と思い込んでいたふしがあるのですが
全然違った!と言う体験をしましたので
そのことを書いてみたいと思います。

福田平八郎さんは明治、大正、昭和を生きた
日本画家です。年代順に作品

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お金を稼ぐため、ではない動機を大事にする

お金を稼ぐため、ではない動機を大事にする

コテンラジオの愛聴者の私なのですが
ベッドリネンをコインランドリーで
ワシワシと洗ったり
古い衣類を片付けたりしながら
番外編#102〜104を聴いていました。

福岡県田川市にある廃校を活用して
「なんでもできる場所」
を提供している「いいかねパレット」の
青柳社長をゲストに迎えてのトークだったのですが
コテンレギュラーメンバー含めて4人の親密な会話に
笑いをこらえつつも、ついニヤニヤして
周り

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娘が食事を作るようになって感じていること

娘が食事を作るようになって感じていること

我が家では今
平日の夜は長女がご飯を作ってくれています。
2月頃からちょこちょこと始まって
4月では平日はほとんど。
食材の買い物にもほとんど毎日
近所のスーパーに行っていて
レジの人に顔を覚えられているかもというくらい。

長女は高校生で
小さい頃は偏食で野菜がほとんど食べられず
3歳ごろは納豆ご飯、
いちごかりんごの果物
なぜかこれだけOKというブロッコリーを茹でたものを
毎日毎日食べていまし

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ポジティブな意味で「ダブルスタンダードを持つ」と言う話

ポジティブな意味で「ダブルスタンダードを持つ」と言う話

私は日本企業に20年以上勤めていて
転職をしたことがなく、
30代で3回産休と育休をとって
ワーママをやっていました。
今もワーママといえばまあそうなんですが、
保育園や学童の送り迎えの時間にピリピリして
どうやれば制限時間の中でタスクをこなしていけるのか、
帰ってからも子供にご飯を食べさせて
お風呂に入れて
明日の準備をして
そして自分のこともかろうじてやっておく、
と言うギリギリな感じは今はあ

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戦うことから逃げていたら、ばちが当たってしまった by虎に翼

戦うことから逃げていたら、ばちが当たってしまった by虎に翼

4月からスタートした「虎に翼」は
自分の感じる違和感に率直に向き合う
主人公のとらこがとても魅力的で
私の平日の楽しみの一つになっています。

モデルとなっているのは日本初の女性弁護士となった
三淵嘉子さんという方で
1930年前後の日本での女性の権利は
確かに今より制限されていると感じますが、
一方で
今もその延長にあり
共働きなのに
なんで家事負担も子育て負担も女性メインが前提?
なぜに日本に

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バウンダリー、または余白について

バウンダリー、または余白について

学校に行くことが難しくなる背景にある
発達障害やHSPの傾向をもつ子どもたちに対して
特性に合った生き方を掴み取るため
親としてどうやってサポートしてくか問題に向き合っていると
「バウンダリー」ということを改めて考えるようになりました。

バウダリーは自分と人との境界線。
私がバウンダリーに対して誤解していたのは
人と境界線を引くことと
人に対して共感するということと
トレードオフなのでは、
とい

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HSCの子どもたちとその親か思春期の直面している今について

現在我が家の子どもたちは
高校、中学、小学の高学年の年齢です。

真ん中の息子は小5から
ほとんど学校に行けなくなりました。
今は週1フリースクールに通っています。

長女も普通校に通っていましたが
昨年から学校に行けなくなり
今年4月からな通に編入しています。
親の私から見ていると
長女は学校の勉強もスポーツも
できるほうです。
今の日本の学校の仕組みに
合わないことはないと思っていたので、

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ゆっくり動く4、5月

小5の秋から学校に行くことがしんどくなり
6年生の2学期からはほとんど学校に行けなくなった息子。
今年の春から中学生だ。

中学入学をきっかけにして
朝起きて学校に行けるように
夫が積極的に働きかけたこともあって
入学式も別室でモニターを見るという形で
参加ができた。

特別支援の学級に教科書を全部置かせてもらって
4月、5月は週に1〜2日、午前中2時間ほど
学校に行くことができている。

6年生

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