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『頑張る』国の物語 2/2
[前回のあらすじ]
『頑張る』の国では、見えない敵の攻撃から自分たちを守るため、頑張ることが良いこととされていました。若者はみな『頑張るの戦士』を目指していました。しかし、どうやら頑張ることで、攻撃がくるらしいことがわかり…。
『頑張る』の存在意義
「いや、俺たちは守るべきものがあるから『頑張るの戦士』なんだ。
君たちを守りたいから頑張れるんだ」
一同はざわめきました。
奇妙なループから抜け出
『頑張る』国の物語 1/2
このお話は、かつて頑張りすぎて人生ヘトヘトになってしまい、胸のあたりにやってくるギューっとした痛み苦しみざわめきに悩まされ、「頑張るって結局なんなんだろう…」と考えてたときに浮かんだ散文を、物語ふうにまとめたものです。
「頑張る」もそれぞれの解釈なので「我慢する」「犠牲になる」など置き換えて読まれてもかまいません。
【『頑張る』国の物語】
昔々、
あるところに『頑張るの国』がありました。
国の
【short story】さよなら、人間惑星 3/3
[前回までのあらすじ]
入植の交渉を断られ、地球人代表ササキが困惑する中、なぜか関西弁で語りかけてくる宇宙人がいた。
彼はお前たちも宇宙人だといい、これまでどうやって伝達していたのかを気づかせた。
彼らはもっと大きな次元と繋がり情報を得ることができた。そしてササキたちも知らない地球の人類の歴史について語りはじめる。
原罪
「エデンの園の…。」
ササキが話す番になった。
「われわれの祖先が、知
【short story】さよなら、人間惑星 2/3
[前回のあらすじ]
まもなく棲めなくなる地球。新しい惑星を目指した開拓者たち。
そこで出会った惑星管理者の宇宙人に、ササキは入植交渉のため地球の仕組みを説明し、
利権を仄めかすが、交渉は難航する。
宇宙人の回答宇宙人は入植を断った。
「あまり言いたくもないが、あなた方と我々では、全てにおいての価値観が違うようだ。
はっきり言ってしまえば、地球人は知性あると自負しておきながら、あまりにもその
【short story】さよなら、人間惑星 1/3
【はじめに】
このお話しは[人類]や[宇宙]について、この先の私たち人類はどうなるのでしょうと、ぼんやり考えつつなんとなくスマホにメモしていた散文をまとめものです。
途中からまた手が勝手に書いていくパターン、「何か」が書いてます。
ショートストーリーになっています。
惑星を探せ
近未来。
といっても、そう遠くもない未来。
地球は環境汚染による温暖化と度重なる災害で荒廃していた。
さらに人