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#ライトノベル
アスタラビスタ 7話 part3
「本気でやりたいんだろ? 晃」
雅臣は真顔で晃に問いかけた。何を当然のことを言っているのかという表情で、晃は頷いた。
すると雅臣は「なら、ナンバー戦をやろう」と答えた。
先ほどまで彼を挑発していた晃だったが、突然の彼の提案に驚いた様子だった。
「そりゃ、俺、本気でやりたいって言いましたけど……いいんですか?」
「別にいいぞ。じゃないと、俺らも本気になれないからな。なぁ、清水」
アスタラビスタ 6話 part2
どちらかが起きているようにしてる?
いや、それはおかしい。私は雅臣と清水が昼間、一緒にいるのをよく見る。それに雅臣は昼間、私と稽古しているじゃないか。
「雅臣は紅羽ちゃんと稽古するようになって、昼間も起きているようになったんだ。もともとショートスリーパーだったんだけど、最近はまともに寝てなかったみたい。だから寝かせてあげて」
清水の口から、自分の知らなかった事実を語られ、頭の中が罪悪感