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面白い…
文豪・国木田独歩の玄孫でイタリア人の父と日本人の母と共に幼少期を海外で過ごしたモデルの国木田彩良。
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現代日本文学大系 川端康成 筑摩書房
#わたしの本棚 ちょっと気が向いて川端康成を集中的に読みたくなりP450程の重たい本を入手。初期の大正、昭和初期の10編ほどを読んでみた。16歳の日記、葬式の名人から伊豆…
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感想 百人一首 うたものがたり (講談社現代新書)
https://bookmeter.com/books/17635478 21年発売講談社PR誌「本」に連載されていたものを加筆・編集した百首100章の新書形式の1冊。凡そ中高生を想定した読みやすい文章と…
方丈記 全訳注 安良岡康作 講談社学術文庫
「行く川の流れは絶えずして・・・」と言う有名な分で始まる冒頭以外殆ど読んだことがなかった作品で作者の人物像もさして知りもしなかった。恐らく国文研究者か、よほど惹かれる理由がある人でなければ同じようなものではないかと思われるが、有名なことには違いない。実は先行して原文のみの「岩波文庫版」を読んでいたのだが判然としない部分もあり同時に購入していた「全訳注」の学術文庫版を読むことにした。
岩波もさして難
新明解古典シリ-ズ (6) 更級日記・和泉式部日記・紫式部日記
また同様のシリーズ本、読書メーターでは上がってこない学習参考書、若しくは教科書の類である。
非常によくできたシリーズで「原文・語句の解説・文法的な解説・原文からの質問・現代語訳・訳者の状況説明」が比較的細かい字で網羅されている。1ページ読むのに結構時間がかかる部分が出てくる。
それはあなたがよく理解しようと学習したということだ。時間がかかって大いに結構だと思う。
「更級日記」が私が古文を読むのに最
今昔物語 宇治拾遺物語 三省堂 新明解古典
読書メーターのリンクには上がってこないのだが、参考書あるいは教科書の扱いなので仕方がない。だが、内容的には非常のよくできており、このシリーズ関連本を数冊はアップしていこうと思っている。今昔物語集は非常に分厚く全31巻1059話。成立年代は1120年代と思われる。保安年間、鳥羽天皇崇徳天皇時代。宇治拾遺物語集はその後の1190年代の12世紀前半。全197話。一般的に世間に流布していた説話や伝承などを
もっとみる伊勢物語 角川ソフィア
元々は在原業平のことを知りたくて読もうと思ったのだが、物語本文にも解説にも業平のことはあまり書かれていない。仕方ない、業平自身のことは別の書物を探すとする。編者の坂口由美子女子はこのシリーズ中の数冊を編集しておられる。分かりやすい文章を書く適任者と思われる。最初に現代語訳が書かれているのは同じ形なのだと思う。軽く読みに入れるという意味ではその方が良いのかもしれない。「むかし、おとこ」という始まりが
もっとみる日本の旅人 菅江真澄 秋元松代
戦後日本を代表する劇作家、秋元松代(1911-2001)が1973年に淡交社から出版した菅江真澄の評伝。秋元女史は劇作家として著名で今でも作品が舞台で上演されている。現在読むことができる菅江の評伝としては最高の出来ではないかと思われる。菅江の旅を辿るように春の天竜沿いから始める記述はまるで菅江本人と旅をしているような幸福な錯覚さえおこさせる。長野塩尻の洗馬から新潟へ抜け山形、秋田、青森、蝦夷と菅江
もっとみる面白い…
文豪・国木田独歩の玄孫でイタリア人の父と日本人の母と共に幼少期を海外で過ごしたモデルの国木田彩良。
https://t.co/38v0qAK80N
感想 百人一首 うたものがたり (講談社現代新書)
https://bookmeter.com/books/17635478
21年発売講談社PR誌「本」に連載されていたものを加筆・編集した百首100章の新書形式の1冊。凡そ中高生を想定した読みやすい文章となっているが、5節猿丸大夫「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」では、師・春日井建(冴えわたる秋の夜天や若鹿の額打ちて星は降るかと思う)を引き合いにして水原紫苑自身(冬紅葉われをふみ
馬のゴン太旅日記 島崎保久 関屋敏隆
つい先日まで長野県佐久市のこども科学館の館長を務められていた島崎直也さんのお父様が馬に乗って日本縦断した方で、島崎保久様
大変残念なことに先だって亡くなられたということで急遽取り寄せて読んでみました。鮮やかな色彩の絵は関屋敏隆様。
優しい冒険家の心がワクワクする楽しい1冊でした。ご冥福をお祈りいたします。