山中智恵子歌集 国文社
再読である。以前にも書いた覚えがあるので再掲となるかもしれない。
1977年版の現代歌人文庫中の1冊。
山中智恵子の前半とでも言っていいのか「紡錘」全編、自選歌集として「空間格子」抄「みずかありなむ」抄「虚空日月」抄「未刊歌集」抄、の他、歌論3篇、プライベートルーム4編。他に北川透、原田のぶ雄、高柳重信氏の評論がつく。短歌は皆さんで読んで頂きたいとして、今回書くのは歌論などについてだ。
先に読了した「ねむらない樹 vol9」で水原紫苑、川野里子、大森静佳女子が引き合いに出して