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それぞれの生と死

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周囲のさまざまな生きざま、死にざまについて書きます。
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#介護

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて


おばあちゃん(姑)の夢
「おばあちゃん、その紫のワンピースええね、似合ってるよ。」
「あれ?おばあちゃん、元気になったんやね~!」

嬉しくて思わず姑に抱きついた。
姑はもとのふくよかな体になっていた。

...夢だった。

最高に穏やかな最期
その日の午後、私の疲れは限界を超えていたように思う。睡眠不足でちょっとフラフラだった。

姑はその時、すでに何も食べたり飲んだりできなくなっていたが、

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「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

(声をふりしぼって)明るい声で、
お友達と電話をしていた姑。

電話を切ったあと、
ベッドの上から私に言いました。

「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

4月末、
7ヶ月間の在宅緩和ケアの後、姑は静かに息を引きとりました。

亡くなったことを知らない
遠方に住んでいる姑のお友達から、
高級そうなブドウが箱一杯に送られてきました。

今度こそは言わないといけません。
高齢のお体に触らなけれ

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父の心のあり方に感謝!私の心が救われた話

父の心のあり方に感謝!私の心が救われた話

1. 一人暮らしが心配になった実家の父もう25年も前の話になります。
母の死後、父(当時64歳)は糖尿病が悪化し合併症で腎臓や目を悪くしました。

一人暮らしが心配になってきた実家の父をどうするか…?

私には弟と妹がいます。全員が実家から遠く離れた別々の土地で家庭を築いています。
話し合いの時、まず弟嫁がこう言いました。

「○○さん(弟の名前)のお父さんであって、私はお父さんとは思っていません

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ゴミ屋敷整理で救われた命!

ゴミ屋敷整理で救われた命!

一昨年に亡くなった一人暮らしの親戚、B子さん(姑の弟の嫁)が住んでいた家。
玄関前の庭は、雑草が生い茂りすぎて「森」になっていました。

夏にシルバーセンターに頼んで草刈りをしてもらったのに……
鎌で草や木の枝を切りながらやっと玄関までたどり着きました。

1階リビングは、とてもきれいにしています。
毎週5、6人のお友達が来られて、趣味の手芸を楽しんでいたからです。

ところが……

2階はゴミ屋

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