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インドで暮らしてて驚いたこと 2章

前回の記事が好評だったので第2章を書くことにしました。

第2章は詐欺初級編と列についてです。


まず詐欺ですがめちゃくちゃ多いです。

インドにはルノアールはないのでそこら中に詐欺師がいます。

観光スポットでの発生率はほぼ100%でしょう。

案内してあげるなどという甘い誘いには乗らない方が身のためです。

駅も確実です。

駅をひとたび出ればまるでジャスティンビーバーにでもなったかのようにインド人にもてます。

どこ行きたいの。

地名。

オッケー。

と訳の分からない了承とともに手を引かれ自慢のタクシーかリキシャに案内され乗せられバカ高い運賃を請求されます。

値段交渉は絶対にしましょう。

そればかりか走っている途中に友達の店にただで案内してあげる。
日本人用お土産屋に連れてってあげるなどと強引に何度もいくら断っても誘ってくる人もいます。

僕も1度それでやられました。

最低15分は店にいてと訳の分からない条件を突き付けられます。

店に入ると次の詐欺師に物を買わされそうになったので2分で店を出ると15分経ってないから連れて行かないと言われます。

他の運転手探すと言ってもそこはもうそこはやつらの縄張り。

バルセロナ並みの連携力でどうにもならなくなります。

結局余分にお金を払い目的の観光地に連れてってもらいました。

おつりをくれない人もたくさんいます。

防ぐ方法はウーバーかOLAという送迎アプリを使いましょう。

万が一そういう運転手に出会ってしまったら、
指を鳴らして脅すか、途中で飛び降りましょう。

インドは渋滞が多いので簡単に飛び降りられるし逃げられます。

常に脱出ルートを想定する癖をつけておくことをお勧めします。

これはまだまだ可愛い詐欺というか日常です。

自慢じゃないですが僕は多くの詐欺に引っ掛かったと自負してます。

いつかインド詐欺大全でも作ろうと思います。

命に関わる詐欺は引っかからなかったので100点満点です。


次に列についてですが、これはなかなか日本人には厄介な文化です。

マクドナルドでのことです。

その日はなぜか混んでいてやっと注文できて隣の列に並んでと言われました。

日本と同じシステムだーなんて感動しましたが2秒で絶望しました。

まず最後尾が見つかりません。

インドには1列に並ぶという習慣がほぼ無いです。

割り込みは当たり前で、日本人にはかなりストレスがたまると思います。

インド人になりきらなければ永遠に自分の番は来ません。

やっと自分の番だと思ったら両隣りにインド人が来て割り込もうとしてきます。

ちゃんと並べよと怒っても右隣のやつは俺の方がたくさん注文してるんだから上客だ。
先に受け取る権利がある。

左隣は家族が腹を空かせて待ってるんだ。
そうしてもめているとどうしたのパパーと子供たちが列に参入してきてもうカオス状態になりました。

意味が分からない理不尽な理論を正義の鉄拳のような態度で振りかざされその日から自分の中にインド人になりきるというスイッチが形成されました。

いい意味での図々しさを得られました。

店員も適当なので声がでかい方が有利という動物的ルール。

ボイトレになります。

インドの列文化はこれからも世界中の旅行者に驚きを与え続けるでしょう。

論文では樹形図と書かれることもありますが僕は愛称を込めてヤマタノオロチと呼んでました。(古事記より)

ただ攻略法の酒が宗教的に飲めなかったり酔って踊りだしたりするのでヤマタノオロチより強いです。

ただその分経験値も多いのでストレス耐性のスキルを大幅に上げられます。


第2章詐欺初級編と列。完


何度も書きますがインド自体はとても面白い国です。

第1章はこちらから↓


ホームレスの記事に貴重な時間を使って読んでいただいてありがとうございます。 支援のお礼には私の好きな言葉をランダムで送ります。 皆様にとっていい日になることを祈っております。 私も全力で今を生きます。