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睡眠

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鍼灸は中々いいものです

鍼灸は中々いいものです

心身に不調を感じるとき、まず大切なのは「疲れを取ること」です。疲れを癒し、しっかりと眠ることで、私たちの体と心は回復し始めます。現代社会では、頑張ることが美徳とされますが、頑張りすぎて疲労が蓄積すると、体だけでなく心も病んでしまいます。どんな治療を受けたとしても、疲れが溜まったままでは効果も半減してしまうものです。

「こまめにリフレッシュして、疲れをためないようにすればいい」とは言うものの、忙し

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やりくり上手

やりくり上手

病気やケガが形になって現れる「症状」というもの。いろいろあります。

風邪の症状なら、発熱、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、咳、関節痛。

骨折の症状なら、腫れ、痛み、諸々の日常生活ができない等々。

不快なものばかりです。風邪を引いて気持ちがいいとか、骨折をして心がハッピーになるとか、特別なケースを除いてそういうことはありません。ふつうは症状があるときは何もしたくないものです。それもそのはず、神様がそ

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夏の病は冬に、冬の病は夏に治す

夏の病は冬に、冬の病は夏に治す

夏に発症しやすい病気、痛風。

その理由は、

①汗の量が増えて脱水状態から血液中の尿酸値が上がる

②ビールなどのアルコール類や清涼飲料水の摂取量が増える、など。

夏場は他の季節に比べて、40%も痛風発作が増えるんだそうです。

気をつけないといけませんね。

しかし、日ごろから尿酸値が高くなければ、少々ビールや清涼飲料水の摂取量が増えたからといって発作は起きません。

冬に多い病気、喘息、関

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私はグッスリと眠りたい

私はグッスリと眠りたい

日中に眠くなるなどの不都合がないのであれば、別に困ることがないなら、夜眠れないことは問題ではない、眠れないことを気にする必要はない。

「睡眠」というものは「活動」のためにあるのだから、「活動」の足を引っ張らないのなら、眠ることに捉われない方がいい、といった見方も確かにあるし、「しっかりと眠る」ということに固執している人なら、その言葉に救われる場合もあります。

が「グッスリ眠る」ことに拘ったって

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獣医の自殺

獣医の自殺

自殺率2位の職業は獣医。これは人間相手の医師の5倍だそうです。ちなみに1位は精神科医。

人間を相手にする医師が、必ずしも人間が好きで医師という職業を選ぶわけではないのと違って、獣医になろうという人は動物が好きだから獣医になったのだと思います。

にも関わらず、病気やケガで苦しむ動物や、動物の死に多く直面する。それに耐えられないのであれば、獣医という職業を辞めなければなりません。動物の苦しみや、悲

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効果を最大限に引き出す

効果を最大限に引き出す

本物の薬を飲んだ100人のグループAと、
偽薬を飲んだ100人のグループBとを比較し、
偽薬を飲んだ人は、100人のうち50人にしか効果が無く、
本物の薬を飲んだ人は、100人のうち60人に効果が有れば、
その薬は、プラシーボ以外の効果が認められた、ということになります。

グループAの効いた60人の効果が純粋に薬効によるものなのか、
これは本当のところはわかりません。グループAでは、本物の薬を飲

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なるべく自然な生活を

なるべく自然な生活を

この世は陰と陽で成り立っている。

人もこの世の中で生き、この世をつくる存在の一つであるならば、
人は陰と陽を意識して生活した方がいい。

野生の動物や魚はきっと陰陽なんて考えていない。考えなくたって、陰陽から外れることはなく、陰陽に即して生きている。

魚は魚というだけで泳げるが、人間は練習しないと泳げない。人間は意識していないと陰陽から外れる、油断をすれば食べすぎる。

陰陽を意識した生活とは

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気を通す、すなわち病気を治し、痛みから逃れるために必要な「2つ+3つ」のこと

気を通す、すなわち病気を治し、痛みから逃れるために必要な「2つ+3つ」のこと

「不通即痛、通即不痛」とは、

通らなければ痛み、通れば痛くない、という意味。

ここで通るものとは「気」です。

気は体中の経脈絡脈をめぐり、四肢五臓を滋養し、暑さ寒さ、ウィルスなどから身を守っています。

痛みとは体で起きている異常が表面化したものですから、痛みをなくすためには、痛みの大本をよくしなければなりません。

頭痛、腰痛、生理痛、胃痛、急性痛に慢性痛と様々な痛みがあります。どのような

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眠るために鍼灸やマッサージを受けるのはどうか?

眠るために鍼灸やマッサージを受けるのはどうか?

「弁証」とは、心身の状態や体質を見極めること。

その上で行う、理論に基づいた治療が「論治」。

合わせて「弁証論治」といいます。

東洋医学では、「急なれば標を、緩なればその本を(治す)」という言葉があります。

これは、急性期は症状を治めることを第一とし、慢性期にあるものに対しては根本に働きかける治療が大切であるという意味です。

誰でも眠れないことはあります(そんな経験は一度もないといううら

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東洋医学は思ったより単純 2

東洋医学は思ったより単純 2

 東洋医学がやることは、「体内で崩れてしまったバランスを元に戻す」、これだけです。別の言い方をすれば、「本来もっている自然治癒力を発揮させる」です。

これは、西洋医学的な病名が何であっても、です。

ガンでも、風邪でも、不眠でも、不妊でも、冷え症でも、自律神経失調症でも、過敏性腸症候群でも、更年期障害でも、うつ病でも、腰痛でも、肩こりでも。

つまり、体内のバランスが崩れれば、どんな病気にでもな

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寝る、食べる、抵抗力が強くなる

寝る、食べる、抵抗力が強くなる

症状は大本の異変を知らせてくれるもの。

だから症状だけを消しても、それは本当に消えたことにはならず、多くの場合、臭いものにフタをしただけということになります。

大本の異変とは、体内の気が病んだ状態のこと。症状として現れていようがいまいが、つまりは病気のことです。

症状が出たということは、逆に考えれば、生活全般を見直すチャンスでもあります。

症状が出た、その原因にはっきりと思い当たることがあ

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お大事に

お大事に

「自然治癒力を高める」と人はいうが、そもそも自然治癒力がなかったら高めようがないんじゃないか?

確かにその通り。

一般的にいって、年配者よりは若い人のほうが治癒力は多く、高まるのも早い。

極端な話が死んだ人にいくら鍼を打っても自然治癒力は高まらない。

しかし、薬を飲んでもよくならなかった人が、鍼灸や光線治療で体調がよくなったり、病気が治ったり、妊娠したりするのを間の当たりにすると、生きてい

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結局はこれ

結局はこれ

腰が痛くて病院に行ったけどよくならなかった。

腰が痛くて整体院に行ったけどよくならなかった。

腰が痛くて鍼灸を受けたけどよくならなかった。

このような方は実に多くいます。

反面、病院に行かなかったけど、いつの間にか痛くなくなった。

整体院に行かなかったけど、いつの間にか痛くなくなった。

鍼灸は受けてないけど、いつの間にか痛くなくなった。

こんな方も、世の中非常に多い。

「いつの間」

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お参り

お参り

いつ治るか、どれくらいで治療が終了するか、が比較的はっきりしているものとそうでないものがあります。

例えば歯の治療は、治療開始前におおよそのことがわかります。運動器の外傷も、個人差はあれど、これまでのデータからある程度のことは推測できます。大腿骨の骨折ならこれくらい、上腕骨ならこれくらい(で治る)、と。また、感冒(ふつうの風邪)は、悪寒、発熱、喉の痛み、鼻水(鼻づまり)、を経て、症状が治まるのに

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