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料理の徒然

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#ボローニャ

Happy White Day♡ホワイトデーのディナー!

Happy White Day♡ホワイトデーのディナー!

Happy White Day♡ (San Valentino Giapponese!?)

ホワイトデーのディナー

「日本では、3月14日はホワイトデーだよ!男の子がディナー振る舞うんだよ!」と言ったら(半分騙し!?)、思ったよりすごい気合の入りようでした。。

「メニュー決まった」
「お店はしごして138の買い物をした」
「秘密がバレるから19時30分前には来ちゃダメだよ」

と言ってたので

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ひと足早いクリスマス。ボローニャでの最後の晩餐

ひと足早いクリスマス。ボローニャでの最後の晩餐

ひと足早いクリスマス。

クリスマスはプーリアの家族の元で過ごすため、21日がボローニャでの最後の夜。晩餐しよう!と。

まずは買い出し。ボローニャ随一の魚屋さんへ。

シャコ1㎏買って来たのですが、これが信じられないくらい大変な下準備で。(まぁ、アレぴっぴが黙々とやってくれるので私は隣でニコニコしてただけですが。)

ボローニャの白ピニョレットの泡を開けて、ブルスケッタ(アンチョビバターは最近の

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イタリア男たちの料理事情と、沢山料理を作ってもらって気付いた料理の徒然(#料理の文化人類学)

イタリア男たちの料理事情と、沢山料理を作ってもらって気付いた料理の徒然(#料理の文化人類学)

9月初めに別れてから、色んな男とデートをした。

この男Dと付き合った期間は1年弱だったけど、ずっと一緒にいて、物理的にも精神的にもあらゆることを共有してきて、イタリアに残って博士課程に進むことやボローニャに家を買うことなど、人生の大事な決断をする時に一緒にいた人だったし、おそらく愛した人に愛される幸せをはじめて知った恋だったから(それまでの彼氏ごめん)、別れがもう本当にこたえた。1週間くらい、何

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イタリアのジェラートに学ぶビジネス戦略。今イタリアNo.1のジェラート屋さん「Sablé Gelato」のジェラート職人とお話しして考えたこと(#ビジネスで大切なことは全てパスタが教えてくれた)

イタリアのジェラートに学ぶビジネス戦略。今イタリアNo.1のジェラート屋さん「Sablé Gelato」のジェラート職人とお話しして考えたこと(#ビジネスで大切なことは全てパスタが教えてくれた)

さて、今日はイタリアのジェラートの話。

ジェラート大国、イタリア。

最近は日本にもVenchiがオープンしたり、各地に「イタリアン・ジェラート」屋さんなどがあったり、日本でもかなり定着してきていますね。

この夏一次帰国していた時に、両親のお気に入りのジェラート屋さんに連れて行って頂きましたが、片田舎に本格イタリアン・ジェラート屋さんが!
周りは畑、ぽつんと建った小屋の前に車が並び、列ができて

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「お金に余裕があると料理が楽しくなる」この冷酷な説は真だと思いますか?(#料理の文化人類学)

「お金に余裕があると料理が楽しくなる」この冷酷な説は真だと思いますか?(#料理の文化人類学)

※「#料理の文化人類学」
最近、私の興味はマンマ(お母さん)・ノンナ(おばあちゃん)から若者の料理にまで広がり、ボローニャに住む、私と遊ぶような20代30代の子たちに料理を作ってもらっては、「料理の豊かさって結局なんだろう」「どうやったら料理を作る人が増えるだろう」と色々と考えています。

「お金に余裕があると料理が楽しくなる」

皆さんはこの冷酷な説は真だと思いますか?

先日、33歳、カラブリ

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「ビジネスと文化」を食で論議する

「ビジネスと文化」を食で論議する

今回は安西さんの「『ビジネスと文化』を論議する」を読んで考えたことを徒然なるままに。

https://comemo.nikkei.com/n/n1a18301c9333

なぜ私がこの記事に興味を持ったかというと、「文化を価値コンテンツとして、社会を豊かにするビジネスにする」ということに最近の関心が向いているからです。

「文化を金儲けに使うのは嫌らしい」というある種タブーめいた感覚があるのは私

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