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とるに足らないかもしれないこと

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引き算の生活

引き算の生活

雨のため、主催のイベントが中止になった休日を子どもたちと家で過ごしている。夫は作業があるし、これからどうしようかなあと考えていると、小学生組がお菓子や機材の空箱を使って工作を始めた。その様子を見ていると、私たちの暮らしには引き算が必要なんじゃないかという気がしてくる。

引き算とは、子どものために何かを準備しすぎないこと。

今はいろんな教材、材料ややり方まで、物や情報にあふれている。けれど、子ど

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わたしが料理の作りおきができない理由

わたしが料理の作りおきができない理由

子どもが3人もいると、ごはんを作っても、あっという間になくなってしまう。

だから、作れるときにたくさん作っておいたらラクだし、世の中には作りおきの料理本も情報も溢れている。けれど、どうしても作りおきというキーワードで情報を仕入れる気にはなかなかなれない。

実際少しは作りおきをするんだけど、それでも、次の日くらいまでで消費できる量しか作らない。これって作りおきっていうのかも定かではない日数だし、

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大人になっても英語を学び続けて良かったこと

大人になっても英語を学び続けて良かったこと

英語の学習をコツコツ続けている。仕事で英語を使う機会は情報収集したり、文献を読んだりすることがメインで、日々英語の必要性に迫られている訳ではない。それでも、オンラインの英会話と洋書を読むことを続けている。

必要に迫られている状況よりも、身につく速度は緩やかだと思うけれど、思いがけない時に役立つことがある。めちゃ役立った!と思う瞬間をいくつか書き出してみたい。

①新婚旅行で現地の会社と直接やりと

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忙しくなったら、カフェラテを買う

忙しくなったら、カフェラテを買う

忙しくて余裕が無くなってくると、カフェラテを買って仕事に行くという習慣がある。

なぜなのかは分からないけど、ミルク性分が与える安心感と、きりっとできるエスプレッソ部分の絶妙な組み合わせで、少しハイになっている気持ちを落ち着かせたいのかもしれない。

新宿で働いていた時も、大宮で働いていた時も、疲れが溜まったり、仕事に追われたりするようになった時には、必ずと言っていいほど、ドトールとか、コンビニで

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会議でも、打ち合わせでもなく

会議でも、打ち合わせでもなく

たまたま1日の予定が何もなく、急ぎの仕事も無かったので、友達をお茶へ誘ってみた。

誘った2人も偶然、予定があいていたので、急遽会えることになって3時間以上、途切れることなくいろんなことを話した。

特別な目的もなく友達に会うのは、すごくすごく久しぶりだった。

というよりも、特別な目的もなく会える友人の方が少ないのかもしれないけれど・・・。

人に簡単に会えなくなって、雑談の大切さが身に沁みて分

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占いは信じないけど、しいたけ占いは読んでしまう

占いは信じないけど、しいたけ占いは読んでしまう

占いとかスピリチュアルなことは、あんまり信じない方だ。とはいえ、めざましテレビや雑誌の星占いは読んできたし、今日のあなたはラッキー!と言われたら気分がいいし、悪い時は信じねえ!という気持ちでいる。

何でこんなことを書いているかというと、先日友人と話していた時のこと。「あるイベントでタロットとかの占いコーナーにたくさんの人が列をなしている様子を見て、複雑な気持ちになってしまった。あんなに不安を持っ

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言葉には思想が宿り、思想は言葉ににじみでる

言葉には思想が宿り、思想は言葉ににじみでる

冊子をつくっている。

その制作が終盤にさしかかってきた。書いた文章や書いてもらった文章を、いろんな角度から何度も読み返している。こう書いた方が伝わるな、ここは思い切ってカットしよう、といろんなことを考えながら文章を読んでいるけれど、何を書かないかってとっても大事だと改めて思う。

先日、私は身近な自然に関するギモンに答えるというコーナーの原稿を読んでいて、「役に立っている」という表現を見つけた。

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自分のやりたいことを先送りしない

自分のやりたいことを先送りしない

友達から、手伝ってー!と言われると、頼まれたことが嬉しくて大抵のことは引き受ける。自分が興味あることだったり、目指す方向性が同じだったりすると、なおさら。

手伝えないと、申し訳ないという気持ちもある。

でも、本当にそれでいいのかな?と最近思い始めた。頼まれたことと自分のやりたいことの方向性が合っていると、やりがいがあるのだけれど、自分自身が大したことをやっていないのに何か大きなことをやった気に

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夏にこだわっている家事

夏にこだわっている家事

日々の家事を振り返ってみると、そういえば夏だからこそ、こだわっている家事もあるなあと思ったので、まとめてみたいと思います。

麦茶を沸かす去年までは、水出しで麦茶を作っていたけど、今年は夏でも麦茶を沸かして作っています。なんとなくそっちの方が美味しそうな気がするし、身近な地域のお茶を使えるから。これまでは、伊藤園の麦茶とかいろんな市販品を使ってたなあ。

水出しの方が、パックを水に入れるだけですぐ

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たし算じゃなくて、ひき算で健康になる

たし算じゃなくて、ひき算で健康になる

今年の花粉はとても量が多かったそうですね。我が家は夫が花粉症なのですが、病院で処方された薬も効かず、くしゃみのしすぎで腰を痛めてしまいました。

仕事や日常生活にも支障が出て辛いので、3月のはじめから「グルテンフリー生活をするぞ!」と決めて、夫のグルテンフリー生活がスタートしました。

ヨーグルトがいい!とか○○が効く!とか、いろんな情報がありますが、いろいろ自分で調べて、グルテンフリー生活がいい

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子育てと手帳

子育てと手帳

今年は手帳をちゃんと使えた1年だったような気がする。

6年くらい前に子育てがスタートしてからは、椅子に座って手帳に記入することが難しい状況が続いていた。ごはんを立ち食いすることも多かったから、手帳とペンを持って座ることはさらに難しかった。

昨年の11月頃に手帳講座に参加して、手帳にちゃんと向き合ってみよう!と思った。それからオススメされた365デイズノートという毎日1ページ使えるフリーの手帳を

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「情報発信」は外よりも内へ

「情報発信」は外よりも内へ

ちょっと前、「情報発信」に関する話題が会話の中で出てきたとき、違和感を感じたことがあった。そのもやもやに対する考えを書き残しておきたい。

インターネットの海には、右から左へ。左から右へ。誰かが発した情報をコピペしたり、型をまねたりしたような情報があふれている。

私自身はそんな情報の海から、自分に合う情報をひとつひとつすくって、気になる人を追ったり、関係性を築いたりしている。私にとっていい情報と

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意思表示と世界観をつくることは相反するのか

意思表示と世界観をつくることは相反するのか

「商売をしているから、表立っては応援できないけど、応援してるよ。」

田舎で選挙が行われる時、そんなセリフを聞く事がある。聞いた当初はなんとなく、そんなものなのかもしれないなあと思っていたのだけれど、時間が経つとともに、本当にそうなんだっけ?という考えが頭をもたげるようになった。

主に2つの論点が思い浮かぶ。

何のために自分で商売・ビジネスをしているのか自分のやりたいことをやるために、組織には

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ビンよ、消えないで

ビンよ、消えないで

「ビンもそのうち無くなるかもねえ。」

と、醤油屋のおばちゃんは言った。母に送る用の甘酒を買いに地元の醤油さんに行き、雑談をしている時に聞いた一言は、私に十分な衝撃を与えた。

ちょうど2週間前、ゴミをできるたけ出さないゼロウェイスト活動で有名な徳島県の上勝町に行ってきた。そこで、ビンってリユースしやすい、いいパッケージやなあと再認識したから、無くなる可能性があるということが残念でならなかった。

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