Chihiro.H

病院勤務(理学療法士)→青年海外協力隊(スリランカ)→国際協力関係のお仕事 →再び理学…

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病院勤務(理学療法士)→青年海外協力隊(スリランカ)→国際協力関係のお仕事 →再び理学療法士(今)  山歩き、本、旅、美味しいチャイが好き。 自分が今感じていることを文章として残しておこうと思い、書き始めることにしました。

記事一覧

葛藤の日々

二人暮らしを始めてから2カ月半ほど経過した。もともと結婚を前提として一緒に暮らし始めたので、結婚に向けて準備を進めている。 私たちは感情的なケンカはしたことがない…

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3年前
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中身のないきろく

生活が変わって、あっという間に1カ月とちょっと経った。 この生活がずっと前から続いていたように感じることもあれば、ふと、なんでここでこうしているのだろうと不思議に…

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3年前
6

結局なんでも良いのかも

今の仕事を6月末で終わりにすることにした。 そもそもなぜこの仕事を始めたのかというと、自分が今後どうしていこうかと迷っていた時に、たまたまタイミング良く誘われた…

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3年前
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目標がないことへのうしろめたさ

私は昔から、何かしら目標を持ち、それに向かって進んでいかなければならないと思っていた。 思い返せば中学生の時、駅伝で全国制覇という目標を掲げ、毎日休まず走った。…

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3年前
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学問のすすめ

協力隊として2年間スリランカで暮らし、帰国してからも海外と関わる仕事をしているなかで、自分以外の人の目から世界を見ることの面白さをすごく感じていて、そんな経験を…

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3年前
5

まとまらない

だんだん暖かくなってきた。花粉症が始まったという声も聞こえてくる。 この季節が始まるのは嫌だなと思っていたときもあったような気がするが、2年間スリランカで暮らして…

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3年前
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偶然の出会いとお散歩

昨年4月から、近所の友人と週に1回くらい散歩をしている。 毎週この曜日に必ず!と決めているわけではなく、お互いが夕方時間のある日であったり、私が在宅勤務の日と彼女…

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3年前
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新しい年に

2021年になった。 今年は丑年なので、1月1日に祖父母の家にいる牛の写真を数枚撮った。 新しい年になっても、2020年と2021年で大きく変わることなどない。 だけど1年前の…

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3年前
3

クリスマスが来る

あっという間に12月になり、クリスマスが近づいてきた。 クリスマスだからといって特別何かするわけではないのだが、ささやかながらクリスマスツリーを部屋の片隅に設置し…

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3年前
9

季節を楽しむ心得

あっという間に11月になった。 ふと顔を上げて周囲を見回してみると、どこもかしこも紅葉して美しい。 寒いのは苦手だけれど、やっぱり四季がある日本は素敵だと思う。 ひ…

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3年前
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本を読むことと記録すること

2019年11月30日から、Instagramで読んだ本の記録を始めた。 読み終わるたび本の表紙を写真に撮り、短い感想と心に残った一文を引用して記録している。 このnoteもそうだが…

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4年前
15

30歳の誕生日

30歳になった。あっという間の30年だったような気がする。 私は今までの自分の人生を平坦だと思っている。 多少の浮き沈みはあってもどうしようもなくなったことは一度もな…

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4年前
16

漠然とした不安について

ここのところなぜか急に自分の将来について不安になっている。今の生活には満足しているし、仕事だって悪くない。だけどこの状態をずっと続けていくことにワクワクしないし…

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4年前
6

山の日の次の日

昨日久しぶりに登山をした。 日帰りで簡単に行けて眺望が良いところがないかなと思い、アウトドアショップで働く友人に聞いてみたところ、南牧村の“飯盛山”(めしもりや…

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4年前
3

あんなに辛かったはずなのに

2016年10月から2018年10月までの2年間、私は青年海外協力隊としてスリランカで暮らした。赴任した当初はとても新鮮で刺激的な毎日だったが、日を追うごとにその生活にも慣…

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4年前
5

母の勘違い

今日の母がとても面白かったので、記録しておきたい。 母はつい先日、約35年ほど続けていた看護師という仕事を辞めた。そのおかげで日常に余白ができたらしく、日々新しい…

Chihiro.H
4年前
2
葛藤の日々

葛藤の日々

二人暮らしを始めてから2カ月半ほど経過した。もともと結婚を前提として一緒に暮らし始めたので、結婚に向けて準備を進めている。
私たちは感情的なケンカはしたことがない。というか、お互いの性格的に多分できない。
穏やかな性格と言ってしまえば聞こえは良いのかもしれないが、意見の食い違いがあると冷戦になってしまうので、あまり良いとも思えない。
そんな時にはいっそ彼が怒鳴り散らしてくれれば良いのにと思ったりも

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中身のないきろく

中身のないきろく

生活が変わって、あっという間に1カ月とちょっと経った。
この生活がずっと前から続いていたように感じることもあれば、ふと、なんでここでこうしているのだろうと不思議に思うこともある。

仕事も私生活も一気に変わることに対して多少の不安はあったけれど、結果的には特に問題なく暮らしているように思う。今のところは。
一番変わったのは良く歩くようになったこと。完全なる車社会で生活していたところから、移動がすべ

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結局なんでも良いのかも

結局なんでも良いのかも

今の仕事を6月末で終わりにすることにした。

そもそもなぜこの仕事を始めたのかというと、自分が今後どうしていこうかと迷っていた時に、たまたまタイミング良く誘われたから。ただそれだけの理由である。

学校や行政に出向いて皆さんの前で話をするというような仕事もかなり多く、できれば誰かの後ろに隠れていたい、目立ちたくないと思っている私のような人間に、本当にできるのだろうか?と最初はかなり不安だった。

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目標がないことへのうしろめたさ

目標がないことへのうしろめたさ

私は昔から、何かしら目標を持ち、それに向かって進んでいかなければならないと思っていた。

思い返せば中学生の時、駅伝で全国制覇という目標を掲げ、毎日休まず走った。
結果は関東優勝、全国4位と目標達成には一歩届かなかったのだが、それでも目標を持って頑張った。

高校生になるとき、家からは少し遠いがどうしても行きたいと思った高校を受験し、合格した。(今思えば多分結構ギリギリだった)
高校卒業時には理学

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学問のすすめ

学問のすすめ

協力隊として2年間スリランカで暮らし、帰国してからも海外と関わる仕事をしているなかで、自分以外の人の目から世界を見ることの面白さをすごく感じていて、そんな経験をもっとしたいなと思っています。
いろんな人と対話することや本を読むことで、その欲望はある程度満たされていくのだけど、もっと深く学べる機会があればと思っていたところ、人類学者・磯野真穂さんの「他者と関わる」というオンライン講座を見つけ、受講し

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まとまらない

まとまらない

だんだん暖かくなってきた。花粉症が始まったという声も聞こえてくる。
この季節が始まるのは嫌だなと思っていたときもあったような気がするが、2年間スリランカで暮らして花粉症が自然と治ってしまった。
そして花粉症の気持ちをすっかり忘れてしまった。薄情なものだ。

ここ1ヶ月くらい、次の仕事のことや結婚のことなどかなり真剣に考えているはずなのだけれども、なんとなく現実味がない。
良いかどうかわからないが、

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偶然の出会いとお散歩

偶然の出会いとお散歩

昨年4月から、近所の友人と週に1回くらい散歩をしている。
毎週この曜日に必ず!と決めているわけではなく、お互いが夕方時間のある日であったり、私が在宅勤務の日と彼女の休みがたまたま重なった日であったり、適当に予定を合わせて1時間ほど歩く。

この友人との出会いはある喫茶店での読書会だった。月に1度開催されるこの読書会は、毎回10人から20人ほどが集まり、その中でさらに4人ほどの小さなグループに分かれ

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新しい年に

新しい年に

2021年になった。
今年は丑年なので、1月1日に祖父母の家にいる牛の写真を数枚撮った。

新しい年になっても、2020年と2021年で大きく変わることなどない。
だけど1年前の自分と今の自分を比べると、やっぱり少し違っているような気がする。
きっと毎日少しずつ、自分にもわからないくらいの変化を続けているのだろう。

福岡伸一さんの「変わらないために変わり続ける」という本のことを思い出した。「変わ

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クリスマスが来る

クリスマスが来る

あっという間に12月になり、クリスマスが近づいてきた。
クリスマスだからといって特別何かするわけではないのだが、ささやかながらクリスマスツリーを部屋の片隅に設置してみた。

実はこれアドベントカレンダーになっていて、12月1日から毎日ひとつずつ小さな人形(?)を置いていくと、25日にすべて揃うという仕組みになっている。
とりあえずこれで25日まで、毎日楽しみがある生活を送れる。

12月12日現在

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季節を楽しむ心得

季節を楽しむ心得

あっという間に11月になった。
ふと顔を上げて周囲を見回してみると、どこもかしこも紅葉して美しい。
寒いのは苦手だけれど、やっぱり四季がある日本は素敵だと思う。

ひっそり桜も咲いていた。

何もしなくても季節は移ろう。少しの変化に敏感に、毎日を楽しもう。

本を読むことと記録すること

本を読むことと記録すること

2019年11月30日から、Instagramで読んだ本の記録を始めた。
読み終わるたび本の表紙を写真に撮り、短い感想と心に残った一文を引用して記録している。

このnoteもそうだが、誰かに見てほしいという気持ちよりも、自分の記録用としての要素の方が強い。
だからと言って完全に自分用かというとそうでもなくて、noteに関しては同じようなことを考えている人、Instagramに関しては読書の趣味が

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30歳の誕生日

30歳の誕生日

30歳になった。あっという間の30年だったような気がする。
私は今までの自分の人生を平坦だと思っている。
多少の浮き沈みはあってもどうしようもなくなったことは一度もない。
それはとても幸せなことだと思う。

多くの人が感じているように、30歳の自分はもっと大人だと思っていた。
でも実際はある日から突然自分が自分ではなくなるようなことはない。
結局自分は自分以外の何者にもなれないのかもしれない。

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漠然とした不安について

漠然とした不安について

ここのところなぜか急に自分の将来について不安になっている。今の生活には満足しているし、仕事だって悪くない。だけどこの状態をずっと続けていくことにワクワクしないし、何もしなくても年齢は重ねていく。
と言うことで、そろそろ自分の将来について真剣に考えることにした。

まずはノートに自分の好きなことを書き出してみる。このノートは半年に1度くらい自分のことを考えるときに出してくるもので、正直に自分の気持ち

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山の日の次の日

山の日の次の日

昨日久しぶりに登山をした。

日帰りで簡単に行けて眺望が良いところがないかなと思い、アウトドアショップで働く友人に聞いてみたところ、南牧村の“飯盛山”(めしもりやま)をすすめてくれた。

朝7時前に家を出発し、8時半前には起点となる平沢峠駐車場に到着。ここですでにもう素晴らしい景色で、満足しそうになる。

登山道の脇に咲く植物を横目に見ながら、頂上を目指して歩いて行く。足の裏で地面を踏み、身体の軸

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あんなに辛かったはずなのに

あんなに辛かったはずなのに

2016年10月から2018年10月までの2年間、私は青年海外協力隊としてスリランカで暮らした。赴任した当初はとても新鮮で刺激的な毎日だったが、日を追うごとにその生活にも慣れ、徐々に日常となっていった。

スリランカでの2年間のことを一言で表すと、“楽しかった”という言葉に尽きる。周囲の人たちはとても優しかったし、辛いものも好きなので毎日3食カレーを食べることも大歓迎だった。

スリランカでの日常

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母の勘違い

母の勘違い

今日の母がとても面白かったので、記録しておきたい。

母はつい先日、約35年ほど続けていた看護師という仕事を辞めた。そのおかげで日常に余白ができたらしく、日々新しい挑戦をしている。
そのなかのひとつに”株”がある。

母は何事にも一生懸命取り組む。本当にびっくりするくらい全てにおいて全力投球なので、こんなに一生懸命やっていたら疲れないのかな?とたまに心配になることもある。

株についても本を読んだ

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