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葛藤の日々

二人暮らしを始めてから2カ月半ほど経過した。もともと結婚を前提として一緒に暮らし始めたので、結婚に向けて準備を進めている。
私たちは感情的なケンカはしたことがない。というか、お互いの性格的に多分できない。
穏やかな性格と言ってしまえば聞こえは良いのかもしれないが、意見の食い違いがあると冷戦になってしまうので、あまり良いとも思えない。
そんな時にはいっそ彼が怒鳴り散らしてくれれば良いのにと思ったりもするのだが、実際もしそんな状況になったら、即別れを決めてしまうかもしれない。

私は人生思い通りにならないことはよくわかっていると思っていたし、相手に期待するからがっかりするということもよくわかっていたつもりだった。
しかし人と一緒に暮らしてわかったことは、上記について自分が全然わかっていなかったのだということだ。

思ったことはなるべく口に出すよう(思っていることを悟ってほしいは無茶だと思う)心がけてはいるので、何か引っかかることがあるときには、“私はこう考えているのだけど、どうかな?”と相手に問いかけるようにしている。あくまで主語は私だ。世間一般的にはこうじゃない?という大きな主語の話ではなく、自分自身の考えだけを伝える。
そこで相手は“自分もそう思う”と返してくれることが多いのだけど、実際の行動が伴わない。
そうなると自分のなかで、“え?そう思ってるならなんでそうしてくれないの?”という思考に陥り、相手のことがよくわからなくなってしまう。

そんな話を友人にしたところ、それはやはり期待値の問題なのでは?という結論に至った。そもそも相手に対する期待をなくせば、きっとがっかりすることも、イライラすることもないのだろう。

そうは言っても彼に対する期待に限っては簡単には捨てられない。他の人には寛容になれるところも、彼に対してだけは寛容になれない。そんな自分との葛藤の日々が続く。

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