マガジンのカバー画像

どこでも街歩き

209
趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始…
運営しているクリエイター

#廃線

◎山梨へのプチ旅◎:①中央本線に乗って勝沼へ旅する(前編:笹子峠の越え方)

◎山梨へのプチ旅◎:①中央本線に乗って勝沼へ旅する(前編:笹子峠の越え方)

今年のGWは、特に遠出もせず、近場で過ごしました。といいつつ、中日の平日に、山梨までプチ旅に出かけましたので、その模様をご紹介したいと思います。

■中央本線で、勝沼ぶどう郷駅へ

今回は、我が家である八王子からだと、実はそんなに遠くない、山梨県へ。大月駅を越えてしばらく走ると、笹子トンネルを抜け、甲府盆地に入っていきます。盆地が開け始めた坂の上にあるのが、勝沼ぶどう郷駅です。

■中央本線の線形

もっとみる
▼北陸への旅▼⑥:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(後編:日本海の玄関口の凄い街)

▼北陸への旅▼⑥:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(後編:日本海の玄関口の凄い街)

北陸新幹線開業を契機に訪れた、福井県敦賀の街。通称・敦賀港線は、なかなか見ごたえ十分な廃線跡でした。(前回はこちら)

前回あるいたルートは、廃線マニア以外の一般の観光客はほとんどいらっしゃらないような場所でしたが(苦笑)、たどり着いた敦賀港駅(金ヶ崎)周辺は、お祭り開催中で人が賑わっていました。ここから、敦賀の街の(表側の)魅力に迫ってみたいと思います。

■お祭りムードに湧く、金ヶ崎

桜の花

もっとみる
▼北陸への旅▼⑤:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(前編:敦賀港への廃線跡を歩く)

▼北陸への旅▼⑤:北陸新幹線開業に湧く、敦賀へ(前編:敦賀港への廃線跡を歩く)

3月末に訪れた、北陸への旅の記録の続き。前回までは富山県内を回っていました。富山市という場所が、とても興味深い発展を遂げていたことを改めて知ることができました。(前回の記事はこちら)

今回は、富山から「敦賀回り」で東京に戻るルートを用いた北陸の旅の一つのメインイベントとして、3月16日に開通した、北陸新幹線に乗車して敦賀の街を訪れた記録について書きたいと思います。

■北陸新幹線で敦賀駅へ

もっとみる
▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

富山市内に滞在しています。前日に、神通川の馳越線を歩き、その後待つ川沿いを少し散策して、とても楽しかったので、次の朝、出かける前に松川散策の続きをしようと思いました。(前回の記事はこちら)

松川は、神通川の「廃川(はいせん)跡」です。あと、富山駅の北側には、昔のJR富山港線が富山ライトレールになった際の「廃線(はいせん)跡」がはったはず。ということで、富山駅周辺にある2つの「はいせん」跡を散策し

もっとみる
■鉄ドボ in KYOTO■②:阪急西京極駅に眠る不思議な鉄道橋をめでる

■鉄ドボ in KYOTO■②:阪急西京極駅に眠る不思議な鉄道橋をめでる

勝手に「鉄ドボ」みたいなタイトルをつけています(笑)。京都出身で、実家付近で仕事をして、少し帰省した週末。鉄なブラブラ街歩きを楽しんでいます。前回は、阪急京都線西院駅から、土木遺産になっている地下線坑口を眺め、西京極駅に向かってきました。(前回の記事はこちら)

今回は、盛土築堤上にある、阪急西京極駅と、その付近にあるちょっと変わったものをいくつかご案内します。

■謎の1線分の空きスペースと、不

もっとみる
★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑨:ガリンコ号に乗ってきました

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑨:ガリンコ号に乗ってきました

北海道旅行の後半戦のメインイベント、オホーツク海・紋別に流氷を見に来ました。紋別で流氷といえば、「ガリンコ号」という砕氷船。冬の北海道観光の一つの名物とも言うべき、その船に乗ってきました。その前日は、流氷科学館で、流氷のことや、砕氷船の仕組みを学びました。(前回の記事はこちら)

【第8日(2/9)】

①ガリンコ号Ⅲ IMERUに乗船

さて、朝のガリンコ号に乗船です。海外からの観光客や、某大手

もっとみる
★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑦:廃止直前の根室本線に乗って

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑦:廃止直前の根室本線に乗って

北海道の冬の長旅。ぬかびら源泉郷に泊まり、タウシュベツ川橋梁を見学し、氷の世界を満喫しています。続いては、3月いっぱいで廃線になってしまう、JR根室本線の富良野~新得(※東鹿越~新得間は、水害に被災して不通になっており、結局復旧しないままに廃線が決定)に乗りたくなったので、そちらに向かいます。

■第6日(2/7)

①ぬかびら源泉郷→帯広へ

バスは、ほとんど乗客のいなかった、ぬかびら源泉郷から

もっとみる
★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑥:ぬかびら源泉郷と、旧国鉄士幌線をめぐる

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑥:ぬかびら源泉郷と、旧国鉄士幌線をめぐる

北海道への冬ごもりツアーの長旅も、半分が過ぎようとしています。前回の記事で、北海道旅行の一つの目的であった、糠平ダムに沈む、旧・国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁のアーチ橋を見学したことを紹介しました。(前回の記事はこちら)

今回はその続きで、タウシュベツ川橋梁以外にも、この地区に色々ある、廃線跡を辿りぬかびらの温泉を楽しみました。

■第5日(2/6)の続き

①森のトロッコ鉄道エコレール

タウ

もっとみる
★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑤:タウシュベツ川橋梁に会いたい

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑤:タウシュベツ川橋梁に会いたい

2月に旅行することになったきっかけは、ずばり会社のお休みが何とか取れそうなタイミングがあったこと。そして、家族からのリクエストで、「さっぽろ雪まつりに行きたい」という要望が出たので、北海道に行くことが決まりました。そうしたら、後半ひとり旅になった際に、「冬の北海道で行ってみたいところは?」と自分に問いかけてみたら、ずばり、

タウシュベツ川橋梁を見に行きたい!

となりました。ということで、今回の

もっとみる
▼京都・伏見の鉄分高め散策▼①:伏見区の鉄道の歴史を訪ねる

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼①:伏見区の鉄道の歴史を訪ねる

京都市伏見区は、自身の生まれた町です。自分の住んでいた地区は、伏見区でも西の外れの羽束師という地区ですが、伏見区の真ん中あたりに高校・大学時代に通っていたこともあり、なじみ深い場所でした。

この地区には、
 ①京阪電車
 ②近鉄京都線
 ③JR奈良線
という、3つの鉄道が走り、なかなか面白い場所です。さらにかつては、
 ④京都市電
も走っていました。

これらの鉄道、結構複雑な歴史を辿っていて、

もっとみる
◎大都市近郊区間の「秘境駅」京都・保津峡駅を訪ねて 【前編】新旧の現役の駅を訪ねる

◎大都市近郊区間の「秘境駅」京都・保津峡駅を訪ねて 【前編】新旧の現役の駅を訪ねる

保津峡駅は、JR嵯峨野線(山陰本線の、京都~園部間の愛称)の中の駅の一つです。京都市と亀岡市の境にあり、観光ルート化されている、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車や、保津川下りの船が通ることでも知られており、そのコースの途中の山の中にある駅です。この駅の周辺には、民家は全くありません。人里は、ここから3kmくらい離れた、水尾地区しかありません。ここは、「秘境駅」にもノミネートされている駅です。

この保

もっとみる
黒部を旅する ①宇奈月温泉を歩く

黒部を旅する ①宇奈月温泉を歩く

黒部川の電源開発は、土木の世界に身を置く人たちにとっては、とても大きな工事が行われた場であり、またとても印象的な場所だと思います。今は観光ルートになってきていますが、その歴史を知ることは、とても大事なことで、それを後世に残すことも、とても重要なのだと思います。

今回は、土木学会の会長プロジェクトの一環で、夏のシーズンに、黒部の地を訪れました。実は宇奈月温泉周辺には、今年の冬にも訪れていますが、こ

もっとみる
〇大阪・土木な街歩き(GWのプチ旅3)

〇大阪・土木な街歩き(GWのプチ旅3)

今年のGWは、帰省などをやりつつ、行きたい場所に1日行くプチ旅を楽しみました。ここまでに・・、
 その①:自宅近くの、JR南武支線・鶴見線へのプチ旅
 その②:帰省先近くの、近江鉄道へのプチ旅

を楽しみました。この日は第3弾。大阪で土木な街歩きをしてきました。その模様をお伝えします。

■スタートは、大阪駅から

新しいタイプのホームドアは、あらゆる車両に対応できるように、自由自在に移動するドア

もっとみる
<大阪さんぽ>④住吉公園にあるプチ廃線跡をめぐる

<大阪さんぽ>④住吉公園にあるプチ廃線跡をめぐる

大阪への日帰り旅の途中であべのハルカスから衝動的に阪堺電車に乗り、住吉大社へ。とても楽しい道中でした。その場所、電車好きにはちょっとした有名スポットがあるので、行ってきました。
(前回の記事はこちら)

その場所、こちらです!
2016年に廃止された、阪堺電車の「住吉公園駅」。かつてはターミナル駅のような形で栄えましたが、隣接する「住吉鳥居前」駅にもほど近く、老朽化も進行したので廃止されたものです

もっとみる