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★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑥:ぬかびら源泉郷と、旧国鉄士幌線をめぐる

北海道への冬ごもりツアーの長旅も、半分が過ぎようとしています。前回の記事で、北海道旅行の一つの目的であった、糠平ダムに沈む、旧・国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁のアーチ橋を見学したことを紹介しました。(前回の記事はこちら)

今回はその続きで、タウシュベツ川橋梁以外にも、この地区に色々ある、廃線跡を辿りぬかびらの温泉を楽しみました。

■第5日(2/6)の続き

①森のトロッコ鉄道エコレール

タウシュベツ川橋梁への帰り道に、立ち寄ったのは、「森のトロッコ鉄道エコレール」というアトラクションです。国鉄士幌線の廃線跡の一部を使って、片道500mの手作りの軌道を、自転車で漕ぎながら往復できるアトラクションです。

冬も営業されているのがすごい!
こんな感じで、廃線跡にお手製の軌道が敷かれています。
小さな沢をいくつか越えます。真下に小さい暗渠が横断しているようです。
糠平ダム付け替えの際の線路なので、1955年完成です。
終点には、かわいらしい手回し転車台が。
こんな感じで、手動で転回させます。
転車台も、レールもお手製なのだとか。
記念写真を撮影していただきました。

②ぬかびら源泉郷付近の旧国鉄士幌線廃線めぐり

エコレールのすぐ南側にある、三の沢橋梁。
ぬかびら源泉郷のすぐ脇にあるのが、糠平川橋梁です。
ひがし大雪自然館の裏側に軌道跡があり、歩いて辿れます。
糠平川橋梁。歩いて渡ることもできます。
アーチ橋の上から見た糠平湖。
そして、歩いた先には、廃線のトンネルが。
第7糠平トンネル 短いトンネルのようです。
トンネルは通行止めで、夏場は迂回する山道があるようです。
法面工は、1973年の銘板が。1978年に、既に列車の運行は終了していたので、
わずか数年しか使われていない構造物です。
再び、元の橋を戻ります。
列車が走って来そうな心地よいカーブ。
夏場運転している観光トロッコの終点でしょうか。
雪深いですが、ちょっと探検。


勾配標があります。
信号機があり、旧・糠平駅跡に到着します。
鉄道工事での殉職された方の慰霊碑があります。
分岐器があり、車両が保存されていますが、
今は冬季休業中です。
踏切や駅名標があります。
鉄道資料館もありますが、冬季閉鎖中です。

③ぬかびら源泉郷をめぐる

ぬかびら源泉郷に戻ってきました。
昼間にエゾシカと遭遇。
スキー場のゲレンデをチラ見。平日なのでか、人はあまり多くなかったです。
島翁功労碑。これはこの源泉郷を開拓した島さんを讃える記念碑。
北海道には、地域の開拓の先駆者を讃える石碑が多かったです。
島さんが開拓した源泉で、この「湯元館」を立ち上げたのが
この温泉の始まりなのだとか。

この日は、ぬかびら源泉郷で温泉に入り、ゆっくりと身体を休めました。

■終わりに

旧国鉄士幌線のアーチ橋や、トンネルなど、このエリアには面白い廃線跡があります。遊歩道なども一部整備されていて、廃線ウォークのようなこともできます。また、源泉郷の歴史は、地域の開拓の歴史にも関係しているようで、とても興味深いものがありました。

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