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徒然、思考

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#エッセイ

慶応SFC 諏訪研究会12週目

慶応SFC 諏訪研究会12週目

12週目にして、研究会が面白いと思えてきた。これまでも面白かったけど、それは興味範囲的理由。研究会メンバーにさほど興味がなかったが、今日。複数の水たまりが、張力によって、大きなひとつの水たまりになった。脳内スパーク。どんどんやれ。掘ろう、身体知。一人称研究。

夢と現に貴賎はない。どちらにも潜り、それは相互に影響を与えている。眠っている時の自分の力を借り、現実を豊かに、夢をリッチに。相互の世界に相

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7月1日は、昨日6月ではないということ

悲しい。神が死んだからではない。

彼は生きていると言えよ、カント。

サイコロのように転げ落ちる、明日の予定。

歌うことで歌は生まれ、活けることにより花は死ぬ。

そういった木綿豆腐みたいな贅沢は、

悲しい日々を癒すための練習だったのか。

け。狼は海を広げながら言った。

じゅわ旨。と唐揚げは腹の底から声を出す。

深夜に迷惑な花火の音に、

辟易するよ、香り高く。

友人の安否がただただ

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W杯というオナニー

W杯をはじめ国民的スポーツは、いつから"日本国民"を総動員させる「オナニーのおかず」になったのか。SNSはW杯の話題で溢れ、渋谷の街には若者が溢れ出す。日本人だから、という理由で日本のチームを応援してしまえる理由が、ぼくにはわからない。「日本人である」ことと「日本のチーム」を応援することに、なんら関連性はない。そんな自己目的的な思考停止に陥ることは気持ちいいのだろうが、その「考えることの放棄」それ

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目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れない。

弱視の天才写真家に自身を投影させた102分。河瀬直美監督の映画「光」を観た。奇しくも、あなたの目の前にいる、ぼくは、右目腕で隠している。何度も視力を失うことを恐れてきた。24年間。絵を、太陽を。女性やプラネタリウム。鳥の羽ばたきに、ヨハン・シュトラウス
ピカソ
に花。器、言葉、声。ミニスカート通して、見ることを学び、見ることから愛するということを学んでいる。目を開けたこともないのに、瞼を閉じて眠れ

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名刺に肩書きを載せずに生きていく

名刺に肩書きを載せずに生きていく

 ぼくは、写真家やアーティスト、そういった肩書きを一切廃して生きて行きたいと思っている。なので、名刺には2年前から肩書きを書くことをやめた。写真家、文筆家、芸術家、など。いくらでもかける。名乗るとそれに縛られる。これまでやってきたことは「select」して、じぶんの名前に.comをつけたここに載せている。だから、これからの話をするぼくがどんな人間なのか興味が沸いたら、「shinzomakoto.c

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「言うは易く行うは難し」円覚寺座禅会で考えた5つのこと

「言うは易く行うは難し」円覚寺座禅会で考えた5つのこと

本日、北鎌倉の円覚寺にて座禅会に参加した。
慶應の知人である貫洞聖彦さんに誘っていただき、彼と共に座禅をするのはこれで2度目。前回は半年前、多国籍な6人ほどのメンバーでの座禅会だった。

(前回)
ぼくは事前に酒を体に入れていたためか、座禅中の身体の揺れの激しさが通常ではなかった。身体と精神が完全に分離して、座禅に潜ろうとすればするほど、体が暴れた。しかし、座禅後の精神の研がれ方もすごく、溺れた後

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肩書きがうまく答えられない。

肩書きがうまく答えられない。

「何をやられてる方ですか」と尋ねられた。僕は、何をやられている方なのでしょうか(あなたは何をやられている方ですか)。普段の生活の中でたくさんあるうちの、その中でもお金に繋がるところを答えれば良いのでしょうか。大した事をいうつもりはないですが、それならば幾つかある。ただ、幾つかあると困るのです。ああ、私はどれなのかと。

どれでもあるということで、納得してくれる相手ではないのです。仕事というものを言

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