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悟り続ける努力を続けた結果は?!シャンカラ「ウパデーシャ・サーハスリー」

悟り続ける努力を続けた結果は?!シャンカラ「ウパデーシャ・サーハスリー」

前の記事で、ボクは、悟り続ける努力をする、すなわち真我に気づき続けるということにした。前稿の下書きを書いてから、1日後に書いたのが、本稿の下書きとなる。

問題となっていた、シャンカラ著「ウパデーシャ・サーハスリー」の該当箇所は以下となる。

 もし無明が再び生じないならば、「私は有(=ブラフマン)である」という認識があるのに、「〔私は〕行為主体である」「〔私は〕経験主体である」という観念がどうして生ずることがありえようか。それゆえに知識は補助するものをもたないのである。

シャンカラ「ウパデーシャ・サーハスリー」第1章19節

つまり、「私は有である」、「汝それなり」、すなわち「ブラフマン=アートマン」を悟った者は、行為主体・経験主体の観念を持たないということだった。

ボクは、1日、真我に気づき続けることをして、思ったことがある。やっぱり、自分は行為主体・経験主体ではないということだ。

おお、とうとう、その境地まで、たどりついたか?!

うん。自分は行為主体・経験主体ではない。

でもさ、ひとつ聞いていい?

なに?

行為主体・経験主体が無くなったあと、どうなるの?

行為主体・経験主体が無くなったあと、どうなるの?

それについては、ポール・ブラントンほか「不滅の意識」の中の、ラマナ・マハルシの発言がある。

『バカヴァッド・ギーター』の第三章第四頌で、人は行為することなしにいることができないことが述べられています。人の生誕の目的は、あなたにその意志があろうとなかろうと自動的にかなえられるでしょう。

ポール・ブラントンほか「不滅の意識」より
ラマナ・マハルシの発言

なんと、行為の意志があろうとなかろうと人は行為をするし、人の生誕の目的は自動的にかなえられる、というんだ。

結局、行為主体・経験主体の観念が無くなっても、人は行為するし、人の生誕の目的は自動的にかなえられる、というわけだね?

そうなんだ。だから、今ボクはこの文章を書いているけれども、全ては全自動で行われているんだ。

にわかには信じがたいけれども。

まあ、信じられないのも無理はない。一番驚いているのは、ボク自身なのだから。

結局、すべては全自動だし、それでも上手くいくと。

結局、すべては全自動だし、それでも上手くいくと。

行為主体・経験主体という観念が消え去っても、ボクは、自動で行為し続けるし、ラマナ・マハルシさんによれば、それによって、生誕の目的も達せられるわけだ。

先日オレらが読破した本、妹尾武治「未来は決まっており、自分の意志など存在しない~心理学的決定論~」にも通ずる考え方だよね。

この本は、超面白かったし、学ぶところが大きかった。非常にオススメだ。

でもさ、キミは、経験主体という観念を持たないわけだよね?学ぶという経験もないんじゃないの?

たしかに、経験主体という観念はないけれども、しかし、経験も自動的に行われるんだ。

ふーん、そうなのか・・・?!。あと変わった点は?

脳の前頭葉あたりが、激しく鍛えられているような気がするんだ。

脳の前頭葉あたりが活性化しているのを、感じているんだね?

そうだね。脳の前頭葉あたりが活性化しているんだ。常に、力が入っている感じというか・・・。

ふーん、そんな身体的な変化があったんだね・・・?!

これによって前頭葉が肥大化するのではないか?!(笑)

そうかもしれないね(笑)

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シャンカラが入門者向けに、悟りヘの道を説いた本らしい。
シャンカラの原典がこんなに安く買えるのは奇跡。岩波書店と前田専学東大名誉教授(翻訳者)に感謝しよう。
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