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5大商社ニュース(1月4日週)

こんにちは!
新卒で5大商社に入社し、社会人2年目のYasuです。
今週も5大商社関連の注目ニュースを紹介していきます。
2021年1月4日~本日までのニュースになります。

今までタイトルを総合商社ニュースにしていましたが、今回初めて
「5大商社ニュース」にしてみました。

PV数やGoogleでのSEOがどう変わるか来週数字を見るのが楽しみです!

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
出身大学はMARCHレベル。
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

5大商社ニュース(1月4日週)

1月4日~1月11日までの5大商社の関連ニュースを紹介していきます。
情報元のURLも貼っておきますので、詳しく知りたい方はそちらもチェックしてみて下さい。

★ニュースの概要を箇条書きし、そのあとに私の意見を述べます。

三井物産:中国テンセントと連携

◆三井物産が中国のネット大手のテンセントと合弁会社を設立した。
(※)テンセントは中国のコミュニケーションアプリ、WeChat(ウィーチャット)を展開する大手企業。

◆同社は中国市場の開拓を目指す日本企業の販売促進活動を支援する。
具体的にはWeChat等、テンセントのアプリ内での電子商取引サイト開設や広告の掲載などがあたる。

◆新型コロナウイルスの影響で訪日中国人が激減しているため、オンラインにて中国人需要を取り込めるメリットがある。

◆WeChatでの販促は中国企業には一般的だが、日本企業が展開するには申請やシステム構築が必要。
これまで取引経験の少ない中小企業からの需要が高まる。

こちらは今週のビッグニュースでした。
皆さんはテンセントという会社をご存知でしょうか。

代表サービスのWeChatというコミュニケーションアプリは日本のLINEのような存在で、中国内での知名度は計り知れません。
私も留学時、中国人留学生とチャットする際は必ずWeChatを使っていました。
撮った写真をそのままスタンプに出来たりとか、LINE GAMEよりも高いクオリティのゲームができたり、とても便利なアプリです。

日本企業はこれまで中国へのオンライン広告展開に苦戦してきました。
中国は独自のITインフラを構築しているため、
GoogleやYoutube広告などの手法が使えないんですよね。

コロナウイルスの影響で中国の方が日本に来られなくなっている今、
テンセントのECサイトへ広告が掲出できるのは、大きなメリットです

三井物産はリテールに強いイメージはありませんが、昨年の新社長発表会見にて、今後非資源ビジネスに注力していくという方針を発表していました。

他のビジネスとの連携にも期待がかかります。

三菱商事:AIで食品ロス削減

先週のニュースにて、伊藤忠商事(ファミリーマート)の購買データの活用について紹介しましたが、今週は三菱商事のDX施策が読売新聞に掲載されていました。

◆三菱商事の垣内社長は読売新聞のインタビューにて、AIによる需要予測やデジタル技術を活用し、食品の過剰在庫や廃棄の削減に乗り出す旨公表しました。

◆まずはNTTとの協業を通じて、グループ会社のローソンから着手する予定

◆ローソンの購買データや天気予報をもとに、AIが商品の需要を予測することで、商品を過剰にトラックへ積む必要もなく、物流の効率化が図れるという。

◆垣内社長は全部で1兆円程度の食品ロスを減らせるとの見方を示した。

食品ロスは世界中で問題になっていますよね。
コンビニ側が過剰に食品を発注してしまうと、賞味期限が切れてしまい廃棄せざるを得ません。
AIで正確な需要予測ができれば、このような食品ロスを減らすことができ、意義のある取り組みになります。

食品の川上から川下までサプライチェーンを網羅している三菱商事としても、大きな経費節減に繋がりそうです。

世の中のためになりながら、自社の利益向上にもつながる、
まさにCSV(Creating Shared Value)ですね。

住友商事:インドITと合弁

◆住友商事がインドのITサービス大手、マヒンドラと折半出資で、日本に自動車エンジニアリング事業を行う新会社を設立したと発表。

◆資本金は2億円で出資比率はそれぞれ50%

◆住友商事は欧米の自動車メーカー向けの開発で豊富な実績を持つマヒンドラのエンジニアリング能力を高く評価。
今後自社のネットワークを活かしながら、競争力のある開発サービスを提供する考え。

自動車業界は100年に1度の変革期を迎えています。
CASE(ケース=コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の重要性が増す中で、この取り組みは有効と言えるでしょう。

自動車は単なる移動手段ではなくなってきていますね!

三菱商事:ベトナム火力発電について、グレタさんからビデオメッセージ

先日ツイッターでもご紹介しましたが、環境活動家のグレタさんが三菱商事とメガバン3社に向けてビデオメッセージを送ったとのこと。

三菱商事はベトナムにて火力発電所「ブンアン2」の建設を進めていますが、欧州を中心とする投資家から批判の声が上がっています。

環境への配慮に注目が集まる中で、CO2の排出量が多い「火力発電」は進めづらい状況にあります。

先週の総合商社ニュースでも紹介しましたので、詳しく知りたい方はチェックしてください。

著名人グレタさんからも批判されてしまうと、三菱商事のブランドイメージに悪影響ですね。

これを受けて撤退するかは分かりませんが、慎重に検討する必要がありそうです。

まとめ

今週の総合商社ニュースを取り上げてきました。
三井物産とテンセントの協業は話題になりましたね。
「資源の三井」払拭に向けて、大きな手になるかもしれません。
IT環境が複雑な中国にて積極的に広告が展開できるのはメリットだと思います。

また、グレタさんのビデオメッセージにも驚きました。
ベトナムで展開する火力発電の情報まで把握されているのですね。
その情報収集アンテナの強さ、私たちも見習わないといけないです。

今週はここまでにします。
最後までお読みいただき有難うございました。

私のアカウントでは総合商社の他にも就活対策記事を上げていますので、
今後もチェックいただけると嬉しいです!

良い3連休をお過ごしください。

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