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ホストさん(あだ名)のお話

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志賀の友人であるホストさんのお話。ホストというのはただのあだなで、実際のホストな訳じゃありません(ただし、イケメン)。
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結婚と名前が変わるって話

結婚と名前が変わるって話

私のTwitterをフォローしてくださっている方は事前に若干の予告をしていたため、なんとなく今日のテーマを理解している方もいらっしゃるかもしれません。改めて、今回のテーマはタイトルにもある通り「結婚」と「名前」となっております。あ、先に言いますが、私が結婚したわけではないです(まだ学生)

さて、本題に入る前に。ちょっと一言ご挨拶を。

精神的兄、結婚おめでとう。これからも仲良くしてね。
敬愛する

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「兄」ではない貴方に

最近よく家族について考える。私個人の家族についてもそうだけれど、「家族」という概念に関しても。その概念を取り巻いている現状も含めて。
私はここ一年くらい「兄」によく家族の話を聞いてもらっている。私の家族環境はほんの少し兄の家族環境にも似ているから、また、兄は話を聞くのが上手いから。兄は本当に素敵な人だと会うたびに思う。

この文章でつづる「兄」は私の実の兄、つまりは血縁関係的、物理的な兄ではない。

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貴方にはかっこつけて会いたい

貴方にはかっこつけて会いたい

6月。友人と一緒に服を買いに行った。
普段試着が苦手で、ほとんど試着することなく服を買う私と、元からのノリの良さも手伝って「これ着てきて」なんて何度も気軽に勧めてくる友人。
まあ、普通に困った。押しが強いんだよ、君はさあ。

でも、押され、自分でも気になった服を試着して、とてもいい買い物が出来た。しかも二着。
もともと、絶対買おうと決めていた「大人っぽくて」「綺麗な」ワンピース。もう一着はベージュ

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この映画を一緒に見たい、その人はいったい誰なのか

この映画を一緒に見たい、その人はいったい誰なのか

僕は明後日、とある友人と映画を見にいくことになっている。
その映画は以下の映画だ。

『恋人はアンバー』。
同性婚が法制化されたアイルランド。その田舎でのお話だ。
法制化された一方で、田舎ではまだ偏見や差別も残っている。そんな中で、レズビアンの女の子とゲイの男の子が「疑似的」な恋愛関係を結ぶ…というような話だ。恋人のふりをして、自分達が本当に望む関係を世間体から隠している。

この映画を見たいとは

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彼とお揃いのネイル

彼とお揃いのネイル

今日締め切りの原稿があるにも関わらず、お手上げ状態になってしまったので、一旦現実逃避の為にnoteを綴ることにした。

なんて逃げの様だが、僕的にも文字に残しておきたい内容だったので、形にしておくことにした。

今日のタイトルに「彼」という代名詞を使った。
僕は基本的に代名詞で性別を固定したくないなと思っていたりする。
だから「男友達」ではなく「友人」と言うようにしているし、「知り合い」という表現

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カフェオレよりもお酒が飲みたい!

カフェオレよりもお酒が飲みたい!

注意書き志賀は深夜テンションで馬鹿になっています。
テンションが高いですが、それ込みでお付き合いくださいませ。
あと、先に触れておくと、この文章馬鹿長いです。

冒頭の引用僕の友人二人。
以前書いた文章でそれぞれの話を書いているので、まずそれを引用しておく。

30倍かっこよかった友人は「好青年」と。
ネイルの友人は「ホスト」と、今回の文章ではあだ名をつけて読んでみる。
これは二人の風貌を外から見

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「お連れ様」って響きが嬉しい

「お連れ様」って響きが嬉しい

朝が弱い志賀が少しだけ頑張って早起きをした休日。
志賀は友人様と一日『デート』をした。(なんで友人同士なのにデート?という問いかけについて別のnoteで記すとして。)
本日はそんな一日の中考えたことを記していくnote。

さて、話は少し変わって。
志賀は自分と親しい人の関係性について他人に判断されることを極端に嫌う。だからこそ、関係性の名前をものすごく気にするし、簡単に「友達」とか「彼氏」とか、

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"おでかけ"じゃなくて"デート"をしよう

"おでかけ"じゃなくて"デート"をしよう

にやっと笑う友人さんは常々からかい上手というかお調子者というか。「またデートしようね」なんて、どこの気障男が言う台詞だろう。

友人さんは簡単に「デート」って言葉を使う。
いやいや、志賀とあなたは恋人同士でもなんでも無いんですけど。ちょっと返答に困るんですけど、なんて。
ちょっと前までは思っていたけれど。

先日彼と"デート"した。
彼にメイクをしてあげるためと、志賀が二週間後に大好きな人(友人さ

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君とのご飯はいつも異国で

君とのご飯はいつも異国で

志賀の友人達にはちょっと変わった人が多い。
とある休日に一緒に買い物に行った彼も例外じゃない。

思い出せば、彼と初めてご飯に行った時、事前にメッセージで聞かれた選択肢は「ロシア料理とハワイアンパンケーキ、どっちがいい?」だったっけ。
申しわけないけど、なんでその二つのチョイスなんだよ…。
極端すぎるわ…。
普通「中華と洋食と和食ならどれがいい?」とか「苦手な物はない?」とか、そういう質問でしょ。

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花柄のワンピースはふわふわかわいい女の子のものだから

花柄のワンピースはふわふわかわいい女の子のものだから

比較的ボーイッシュに寄せた服装をしている、男っぽい志賀の偏見。

『花柄のワンピースはふわふわかわいい、長い髪を軽く巻いた、そういう女の子が着る物である』

偏見だと思う。重々分かってる。
けど、だってそう思わん!?モデルさんとかは基本的に綺麗だから例外として、女の子女の子してる人ってやっぱり髪が長くて、ふわふわに髪を巻いているイメージがある。志賀の大学に多い、かわいいかわいいお嬢様みたいな女の子

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キスする距離でメイクをしたら

キスする距離でメイクをしたら

友人にメイクをすることになった志賀。
え、友人の性別?もちろん男性ですが。
ジェンダーレス男子とかそういう言葉の話は置いておき、放置するとして、珍しいメイク会が始まりました。

※はーい、先に言っておきます。ここから多少風変わりで普通なら恥ずかしがる内容・言葉が綴られていきます。

カラオケの一室。そこそこ狭い部屋で、ソファに横並びで座り、志賀はバックから大きく膨らんだ四つのポーチを取り出す。そこ

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どうにか毎日を戦い抜け

どうにか毎日を戦い抜け

お手紙をもらった。
以前お誕生日の時に送った手紙のお返事のような、その手紙は誕生日プレゼントで送った夕焼け空の入道雲の便箋が使われていた。
私もあまりにデザインが好きで、思わず贈りたいと思ったその便箋は3カ月越しに見たけれど、やっぱり美しかった。

手紙には志賀への素敵なメッセージが綴られていて、とても嬉しくなってしまった。
そもそも返事をもらえると思っていなくて(いや、くれると一度約束してくれて

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